2020 品川女子学院①|学校説明会レポート

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品川女子学院中等部説明会レポート①(2020年11月10日)


本日はオンラインで行われた品川女子学院中等部の学校説明会を、受験ドクター国語・算数・理科・社会講師の久米 光太郎がご紹介いたします。
校庭やプールがなく、人工芝の中庭や体育館で体育の授業を行っていること。
42000冊の蔵書を誇る図書館。
明るいカフェテリア。

小田急小田急線「品川女子学院中等部前駅」から徒歩4分

2020年11月10日に行われた品川女子学院中等部の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は品川女子学院中等部ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©品川女子学院中等部

プログラム

理事長ご挨拶

漆 紫穂子理事長より、品川女子学院中等部の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

幸せにつながる学校選び

学校選びはいい悪いではなく合うか合わないかが大切。短い期間の中で合格取るので偏差値が気になり、近くのことが大きく見えて遠くのことが小さく見えてしまう。しかし中学入試よりもその先が長い。偏差値や合格実績は過去のもの。
品川女子は昔は偏差値つかない学校だった。 偏差値20くらいは上がったり下がったりする。学校とご家庭の方針をすり合わせることが大事。人が羨む学校でも合わないときは合わない。滑り止めでもいい生活を過ごして次の夢を叶えることもある。同じ成績のお子さんでも、下の学校の上の方の子が上の学校の下の子よりも伸びることある。
女の子は学校に特徴がある。合う合わないで探していくと幸せになれる学校に出会える

受験期にした方がいいこと、してはいけないこと
夢のシミュレーションはした方がいい→合格したらどういう楽しいことがあるのか、部活どこに入るなどを具体的に想像するとよい。
最悪のシミュレーションは親がする→併願校の研究はみんな疎かになっている 日にちと偏差値帯は近くても校風が違うところ多い。
受ける学校に本人が必ず足を向けていくことはマスト。また意外と家族のケアが疎かになりがち。入試当日のためにお友達や親戚に声をかけて人手を確保しておくとよい。偏差値は気にしない、第一志望以外はいいところだけを見る。
未来を犠牲にしない→受験生に行事を休ませたりはしない。受験生だからといってお手伝いやお稽古事をやめさせると自分のことが最初で他のことは後回しになる。そうなると自分のことだけ優先するようになるので将来良くない。下の子を犠牲にしてしまうのは良くないのでお父さんがアイス買ってあげるとか特別扱いすると良い。

この時期は模試の偏差値は気にしないこと。四谷偏差値36だった子が過去問やり続けて品川女子に合格した。その子は吹奏楽部を続けて品川女子から東京大学に合格した。

大きな目標は小さく分けること。一週間、一ヶ月、何をするか計画表を立てる。やる気をくじく物を減らす。ゲームとかマンガを自分の意志で片付ける。目標と計画を公言するとよい。
勉強をやらない子は強気、やると弱気になる。本人が弱気になったら、できたことに目を向ける。その時に計画表で出来ている肯定的なことを言ってあげるといい。

品川女子の特徴3つ

品川女子は創立1925年。関東大震災の復興活動をきっかけに社会を支える女性を育てるために設立。私立学校は理念が大切。理念は変わらないので、その学校の卒業生にはなんとなく同じ香りがする。

品川女子の特徴3つ
1 文句を言う前にまず行動
2 チームで動ける
3 人の役に立つことが自分の喜び
本人とタイプが合う学校を選んであげることが大事。

品川女子学院が大切にしている姿勢

創立の理念は守る、それ以外は未来を先取りして変えていく。

日本は先進国の中で仕事している女性が少ない国。今後は私たちが見たこともない働き方をしていく時代なので、それに合わせた教育をしていく。女性の正規雇用2割台、理系の専門職などは正規雇用になる。女の子は学歴が大事だが、学校名ではなくて学習歴が重要。 女性では理系の大学院卒や留学経験のある人が重宝される。

28プロジェクト、未来から逆算した女子のライフデザイン教育 家庭と仕事を両立するのが当たり前の時代になった 子どもを産むことがハンデにならないように 高2での文理選択の前の高1が分かれ目 進学指導においても浪人はさせない、浪人するくらいなら大学院や留学に時間を使う 大学院の方が入りやすい

求められる人材とは?

しゃべれる理系と数字に強い文系が圧倒的に強い
違う分野から来た人との橋渡しが出来る

これからはデータサイエンスの時代 データに基づいた決断が出来ることが大事
日本は遅れている
統計ができないリーダーはダメ
お嬢さんたちの時代はデータサイエンスからは逃げれらない
算数1教科入試はここを見据えていた

未来社会に必要な力は非認知能力、偏差値やIQに表れない力

以下のしつけが出来ている子と出来ていない子で平均年収86万円違う
ウソをつかない
他人へ親切にする
ルールを守る
勉強をする
論理的思考力
自己効力
表現力

共感・傾聴力が品川女子強い

リテラシー読み書きからコンピテンシー個人の行動特性の時代へ
非認知能力が伸びる環境を作りたい、デザイン思考の授業をしている
企業コラボ総合学習をしている
キューピーやサッポロ一番では商品を開発したりすることで自己肯定感がつく
起業体験プログラムを文化祭を通じて行う論理的思考力がつく
エンパシー共感力を強めるため、英語の前にまず日本、和服の文化や華道茶道は全員が必修でやっている
もっとやりたい子だと教員の手に負えないので外の社会とのつながりを大事にしている
視野を広げるための特別講座、政治家の人を呼んで講演してもらっている
菅義偉内閣官房長官呼んだ
zoomを使ったオンライン特別講座、フレンチシェフ松嶋さんや浦和レッズの長澤選手

入学してもれなく体験できること

「失敗」「もめごと」
どういう失敗をするかを大事にしている
母校はもう一つの実家、20成人を祝う会21就職情報交換会28ホームカミングデーで品川女子に帰ってくる

学校訪問を終えて

女性が社会で働ける環境をつくろうという意気込みが感じられる説明会でした。以前は「28歳のマイルストーン」として行っていたことを「28project」と名前を変えながら受け継いでいく姿勢は、企業とのコラボレーションで商品開発をしたり、学園祭で起業体験をしたりしながら実社会とのかかわりを重視する本校にふさわしいものだと思います。
中高一貫校の役割を幅広くとらえ、有識者や大学の研究者を招いて外部講座を行うなど、生徒の自己実現のためのサポートを様々な面から行う本校の社会的役割と存在感は今後大きくなっていくのではと感じました。
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