2021 神奈川学園中学校|学校説明会レポート



神奈川学園中学校説明会レポート(2021年12月8日)


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本日は神奈川学園中学校へ、受験ドクターの横浜校校長の久米 光太郎が行ってきました。
塾に行かなくても学校が面倒を見て大学受験までの道筋を作ること、一人一人を大切にした教育を行う。理念「女子に自ら判断する力を与ふること」「女子に生活の力量を与ふること」の通り、生徒が自ら判断して自立し、生徒が学校を作る。

横浜駅西口より徒歩10分
横浜西口地下街ジョイナス(旧Theダイヤモンド)南12番出口より鶴屋町方面へ

東急東横線反町駅徒歩10分
泉町交差点を横浜方向へ

2021年12月8日に行われた神奈川学園中学の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は神奈川学園中学ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©神奈川学園中学校

プログラム

校長ご挨拶

及川 正俊校長より神奈川学園中学校の概要と教育方針についてお話しがありました。

ご挨拶

神奈川学園は10月まで時差通学。授業開始を遅らせていたが11月から通常に戻った。放課後活動も元に戻した。 11/20〜21に2年ぶりの文化祭を行った。神奈川学園にとって文化祭は特別な意味がある。特別な宗教などを持っていない学校で、文化祭により人と出会い社会と出会う、1人1人の自立を育てていく。岩手宮城・奈良京都・四万十・水俣・沖縄で行う高校生のフィールドワークも実施できた。一人一人の問題意識を育て、自分はどう生きていくかを見つける。本格的に再開できたのはありがたく考えている。クラスでテーマを決めて研究していく中で先生や企業の方とお会いして知見を広げていく。1980年代から積み上げてきた形。お会いして学ぶことの意味の大きさを実感している。新指導要領で育む三つの力、思考力表現力判断力を文化祭で育める。
今月SGH(スーパーグローバルハイスクール)ネットワークに参加した。全国フォーラムで生徒たちが英語でオンラインで発表して質疑のやりとりをする。学校という枠の中に収まらない学び、他校との他流試合で生徒を育む。

神奈川学園の教育概要

入試広報室長の藤澤先生より、神奈川学園の教育概要についてお話がありました。

教育概要

1学年190〜200名規模。一人一人を大切に、自立と判断力を理念としている。
中学の二人担任制について。構成は女性+男性もしくは女性+女性。生徒たちを複数の先生が見る。先生たちにいろんな価値観があっていいと思っている。文系理系クラスなし、特進クラスなし、あえて作っていない。人間関係を固定させず誰とでも人間関係を作っていく。席替えも週1回、お弁当を食べるメンバーも毎週変えている。どの子とでも一緒にいられる安心感があり、自己実現に向けて頑張っていける。面談も頻繁に行う。学習計画ダイアリーを毎日提出して先生たちがコメントをつけて返す。中学1年生は生徒と先生の交流のためや心身の健康のために行っている。中学2年生以降は学習手帳、学習の予定を立てるために行っている。書くことで自分を客観視できる。中学3年間は重視してる。自分の生活を管理できるようになることが目的。
制服スラックス導入など校則についても生徒の考えが反映されている。校則厳しいですかと聞かれるときには生徒を見てくださいと答えている。校則でぎゅうぎゅう縛る必要はないと考えている。生徒が主体的に考えて行動することが大事。生徒からの提案があって制服にスラックスを導入した。髪は染めるのはダメだけど長さの規定はない、靴下は白のワンポイントであること以外の規定はない。 
岩手宮城など五方面に高校フィールドワークを行っている。半年間かけて学んでから現地に行ってレポートを書く。図書委員会主催の講演会を毎年行っている。生徒が作家の方に声をかけて実現したもの。これまで重松清さん、あさのあつこさんが講演してくれた。今年度は辻村深月さんが講演してくれる。

神奈川学園の進路状況・教科教育について

入試広報委員の島先生より、進路状況・教科教育についてお話ありました。

進学

卒業生の90%が4年制大学に進学している。理系が33%と増えてきた、現在の高3は理系40%前後。資格を取りたいという面がある。神奈川学園の理数教育の成果でもある。GMARCH合格者81名、例年の100名からやや下がったが、理系が増えるとGMARCHが減るという理由から。偏差値60以上の生徒総数は変わらない。指定校推薦は20〜40名が利用している。

学年ごとの授業

中1・2はクラスベースの授業、中3高1は習熟度別の授業、高2高3は大幅選択制授業で入試演習を行う。神奈川学園の生徒は通塾率が低く学校でやり切っている、担任が塾をどう使うか指導している。 中学3年間の標準時間数に比べ、英語は+7時間、国語は+5時間、数学は+4時間と指導時間が多い。土曜も授業を行っている。習熟度別授業も英語特講5クラス、国語特講6クラスなど細かく分かれている。大学入試演習から基礎固めまで様々なことに対応している。

高3の英検取得状況

高3で準一級10名前後、二級は60%以上が取っている。2015は二級取得率45%だったが2021年は68%と上がった。英語については、教科書を4回繰り返すKG流ラウンドシステムをとっている。リスニング→空所補充や整序問題→リテリングと繰り返す。合わせて文法の授業を行う クラス3分割の英会話授業を行っている。

理科100実験について

中学校で100回以上の理科実験を行っている。

数学的活動の充実

一次関数で答えを求める方法を説明する問題について説明があった。。自分の言葉で説明することを重視している。定期テストでも途中過程や理由を聞く問題を重視している 説明活動を4月から始めたことで数学偏差値60以上の生徒が16名増えた。

オンライン学習について

神奈川学園はブレンド型オンライン学習を行っている。1時間目からずっとzoomだと疲れてしまうのでzoom、動画配信、課題+確認フォームなどを組み合わせている。社会音楽数学などの授業の紹介があった。音楽はクイズに答えるなど実技教科も工夫をしてzoom授業を行っている。

2022年度中学入試について

入試広報室長の藤澤先生より、中学入試についてお話がありました。

入試概要

★昨年は各日程とも実受験者が増えた。倍率は1.5〜2.0倍の間。2科目合計で200点満点中111〜120点、55〜60%がボーダーライン。4科目の合計ボーダーラインも同程度。各日程同程度で設定をしている。
★今年はA日程午前の定員を70→80名に増やした。
★帰国子女入試の要件は海外1年以上、帰国後3年以内だが、厳格に運用しているわけではない。少しずれている場合は相談してほしい。

入試について

基本問題をとにかく大事にしている。筋道を立てていくことを重視。
国語、同音異義語など実際使えるレベルになることを重視している、ことばの意味も問われる。
算数、今年から出題形式を変えた。大問を一個減らし、対話形式の問題の配点と途中の考え方を書く問題の配点を上げた。これまでは時間が足りない受験生も多かったので、じっくり問題に取り組めるようにした。対話形式問題に重きを置くと発表したこともあり正答率がとても上がった。算数の途中点の採点は一行ずつで細かく刻んでいる。式なしで答えだけでも⚪︎にしているが、答えが×の場合には途中点をつけるので式を書いていて損はしない。

合格者の判定基準

国算の合計点上位者85%から合格者をまず選び、残った15%は合格者に入っていない四科の合計点の上位者から選ぶ。

複数回出願のメリット

一回ボーダーラインより5点以内に入れば、もう一度ボーダーラインより10点以内に入ったら合格となる。毎年この制度のおかげでB日程やC日程で合格となる人が10名程度いる。

午後入試の開始時間の違いについて

14:30開始も15:40開始も内容は同じ。午前に面接がある学校を受験した方は15:40に受ける人が多い。

保護者の対応

今年の入試では保護者の控室を設けたい、塾の先生の応援については今後発信する。

コロナウイルスに感染した人について

コロナウイルスに感染した人については2/21に追試験あり。 今後定員枠なしの入試問題体験会あるので6年生の方は参加してほしい。

学校訪問を終えて

設備面や教育システムなどに目新しいものはないが、面倒見の良さがうかがえる。派手ではないがどんなお子さんにも薦めることができる堅実な学校。後半の日程でも実倍率が2倍以内で偏差値以上に合格しやすいと思われる。ターミナル駅である横浜駅から徒歩で通学できて交通の便は良いし校舎も綺麗。もっと進学実績を出してくれれば(今年は国公立合格者が1名のみ)人気が上がりそう。