2025 逗子開成中学校|学校説明会レポート



逗子開成中学校説明会レポート(2025年6月6日)


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本日は逗子開成中学校の学校説明会を、受験Dr.算数・理科講師の澤田 重治がご紹介いたします。

■学校からのアピールポイント
【1】「高い志を持ち、自分ごととして挑む受験・進路指導」
●校長・進路指導部長の話に繰り返し登場したキーワード「高い志(=キャッチコピー「志、雲より高く」)」が象徴。
●大学受験に向けては「自走力(自分の力で学ぶ力)」が最重要であり、中1からそれを育む6年間の育成方針を明確に示した。
●中3〜高1の「拡げる」ステージで将来や社会に目を向けさせる教育が特徴的。

【2】丁寧な学習習慣と基礎の積み上げ重視
●各教科で一貫して「基本事項を丁寧に積み上げた努力が報われる」問題作りを重視している点を強調。
●社会・理科では「教科書に載っている基本事項が解けたかどうか」が合否を分けたという言及多数。
●読解力・書く力・考える力を全科目でバランスよく問う姿勢が明確。

【3】記述・説明問題の重視 → 表現力の育成とその採点の工夫
●全科目共通で「記述問題で表現力を見る」姿勢を強調(国語では文字数制限もキーワードもなし)。
●理科では「空欄はもったいない」「部分点あり」の方針を明示し、表現の練習の大切さも訴えた。
●採点は「キーワード+論理的整合性」で見るとし、努力と工夫が得点に結びつく仕組みに。

【4】入試機会の複数設定と3回受験の意義
●1・2・3次すべて同難易度・同傾向で設計
●努力が報われるチャンスを複数用意
●3回受けることで苦手分野を回避できる場合もある
●複数回出願に対する返金措置など、保護者への配慮も明示。

【5】高い進学実績とOBの好循環を生む教育環境
●難関大合格者比率(国公立合格者のうち約3割が最難関)を強調し、「とりあえずではなく、高みを目指す指導」をアピール。
●OBを呼んだ講演・座談会などが体系的に用意されており、「憧れを現実にする教育環境」がある点も強みとして紹介。
●「入試も学校行事の一つ」として、仲間とともに挑む価値を語った場面も印象的。

■特徴的な施設
【海洋教育センター】
逗子海岸の目の前に位置し、海を活用した体験学習が可能。より広く、より深く海を学ぶための施設。

【徳間記念ホール】
一般の劇場と同じ設備を備えた340席のホールで、映画鑑賞や音楽鑑賞、演劇鑑賞、講演会や学年集会などに使用されている。

【開放的なキャンパス】
敷地境界に塀がなく、自然と一体となった開放的な校舎設計。

【コンピュータ棟】
最新のICT環境が整っており、情報教育にも力を入れている。

【図書館】
豊富な蔵書と静かな学習スペースで、生徒の自主学習をサポートする。

【津波避難ビル】
校舎は津波避難ビルに指定されており、地域の避難場所としても機能している。

【防犯対策】
監視カメラやIDカードシステムを導入し、安全な学習環境を確保している。

2025年6月6日に行われた逗子開成中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は逗子開成中学校ではなく、受験Dr.までお願いします。

プログラム

学校長挨拶

学校長の小和田 亜土先生より、ご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。

逗子開成中学について

●創立と歴史
 1903年創立、神奈川県内の私立男子校で最も長い歴史を持つ。田邊新之助氏により、自然豊かな逗子の地に設立。

●建学の精神と教育理念
 「開物成務(人間性を開拓・啓発し、人としての務めを成す)」を掲げ、知性・情操・行動力を備えた人材を育成。

●徳間康快氏(当時の徳間書店社長)による改革
 1980年代より教育改革を実施。海洋教育・映像教育・国際交流など先進的プログラムを導入。

●特色ある教育プログラム
 ・逗子湾でのヨット製作や遠泳を通じた海洋教育
 ・映画鑑賞を通じた映像教育
 ・NZ研修やアジア各国との交流による国際教育
 ・土曜講座による多彩な体験学習

●恵まれた環境と施設
 海と山に囲まれた自然環境。塀のない開放的なキャンパス。海洋教育センター・徳間記念ホールなど独自の施設を整備。

●男子校としての意義
 男子の発達段階に合った環境でのびのびと自己表現ができる。仲間と切磋琢磨しながら、自己肯定感と挑戦心を育成。

●教育方針の今後
 伝統を大切にしつつ、ICTやグローバル社会に対応した教育を発展させ、次代を担う人材の育成を目指す。

教育内容と展望について

教頭の横山 靖夫先生より、教育内容と展望についてお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

教育内容と展望

●学校の強みは「人」
 卒業生が継続的に来校し交流するなど、人とのつながりが本校の教育の根幹。生徒・教員・保護者の三者による「人」の力が支えている。

●スクールポリシーに基づく教育
 「主体的に学び、他者と協同し、世界標準で活躍する」人材育成を目指す。中2までに主要教科の基礎を固め、中3以降の応用へつなげる。

●学習意欲を重視
 入学時の成績よりも、入学後の学習意欲が成果に直結する傾向。追跡調査でもその傾向がデータで裏付けられている。

●学習習慣の育成
 「学習の手引き」を活用し、担任とともに計画力を育成。宿題も多く、特に英語・数学で継続的に学力を定着させる。

●思考力の育成
 新聞記事を読んで要約・意見・他人の意見へのコメントを書く「開物ジュニア」などの取り組みで、思考・表現力を養成。

●柔軟なクラス編成
 中1・中2は均等編成、中3以降は選抜クラス(最大80名)を設置。高2では文系・理系に分かれ、国公立難関大向けの特別クラスも。

●一般クラスでも学力に応じた授業
 アルファ・ベータなどのレベル別展開授業を実施し、総合力以外の強みを持つ生徒も伸ばす体制。

●海洋人間学の三本柱
 ①海洋探究(調査・発表) ②OPヨット製作と帆走実習 ③遠泳(全員完泳を目指す協同型)
 → 自然への畏敬、自立と協同、達成感を育む。

●防災教育
 チームシナジーキャンプ、津波避難訓練(全校屋上避難)、披露山登山などを通して命を守る力と地域とのつながりを学ぶ。

●国際交流プログラム
 中3のニュージーランド研修旅行(全員参加)、高2のアジア研究旅行(複数地域から選択)、短期・長期の留学制度も整備。

●英語・国際教育の多様な機会
 グローバルビレッジ、模擬国連、海外研修、国内英語合宿など希望制プログラムも豊富。

●課外活動と社会貢献
 海岸清掃、探究団体(例:海研・モアナ)など、生徒が社会と関わる活動も盛ん。

●不登校生徒への対応
 「伴走型支援」により、不登校経験のある生徒の進路決定まで丁寧にサポートする体制を構築。

2025年度入試分析

各教科の先生より、2025年度入試分析についてお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

国語

【出題傾向の変化】
●各回の入試で1回は「複数文章を扱った読解問題」を出題(同テーマで視点の異なる構成)。
●小説において「主人公以外の人物の心情」を問う問題を記述・選択式で出題(やや難度高)。

【意図と狙い】
●同一テーマを多角的にとらえる力や、多様な視点を持って読む力を養うことを目的とする。
●主人公のフィルターを通して他者の感情を把握する設問は難しいが、今後も重要視。

【形式と難度】
●文章の長文化が進んでおり、小学生には負荷が大きいが、読解力育成のため必要と判断。
●出題文は子どもが引き込まれるような良質な文章を選定している。

【メッセージ】
「教科書的文章」だけでなく、入試問題を通して多様で深いテーマの文章に触れ、じっくり読む体験を重ねてほしい。

算数

【出題構成は例年通り】
●大問5題構成:①計算、②小問集合、③〜⑤応用問題。全体に1〜2問の記述式を含む。

【合格者に求められる正解水準】
●大問①の計算は「ほぼ全問正解」が合格者の前提。
●大問②の小問集合は「1問間違いが目安」、2問間違いまでが合格圏内。
●応用問題(③〜⑤)は(1)基本、(2)標準、(3)応用という構成だが、合否への影響は(1)・(2)でほぼ決まる。
●記述式問題は「解答に至らなくても、途中式や考え方をしっかり書けば部分点あり」。

【偏差値別の正答率分析】
●上位層(入試内での偏差値55以上)と中位層(45〜55未満)との差が大きい問題が、合否を分けるカギとなっている。

【平均点の推移と目安点】
●合格者の得点下限は「7割(105点)」から「100点前後」への調整傾向。
●難易度は受験者層や到達度に応じて、毎年調整している。

社会

【出題方針と傾向】
●地理・歴史・公民の各分野をバランスよく出題。
●基本事項を重視し、丁寧に積み上げた学習が評価される内容に。
●「読む力」「考える力」「書く力」を重視し、論述形式での記述も積極的に出題。

【出題構成の特徴】
●1次〜3次入試すべてで問題構成や難度に大きな差はなし(小問数は40〜45問程度)。
●グラフ・地図・資料を読み解き、思考力と記述力を問う問題が中心。
●論述問題は各回1問程度で、理由の説明や意見記述が求められる。

【具体例に基づく説明】(2025年度2次入試の問5Ⅱを例に)
●未利用魚の活用に関する記述問題を取り上げ、「設問に正しく答えていない答案」が多かったことを強調。
●「聞かれていることは何か」を強く意識し、根拠をもって答える姿勢が重要。
●答案には「収入を増やす」「魚の有効利用」といったキーワードを明確に盛り込むことがポイント。

【学習アドバイス】
●漢字指定や語句指定など基本事項は確実に。用語は書き取りも要練習。
●単なる暗記ではなく、「なぜそうなるのか」まで踏み込んだ理解が必要。
●論述問題では「自分の意見+理由」をセットで書く練習を積む。
●特に資料・図表・地図を活用する設問が多いため、視覚情報の読解力も鍵。

理科

【出題方針】
●理科は基礎から応用までの問題を通して,次の4つの力をバランスよく問う
●4つの力を重視
 ▽読解力:問題文・グラフ・図表などを正確に読み取る力
 ▽表現力:記述・グラフ・図を使って表す力
 ▽計算力:与えられたデータを速く正確に処理する力
 ▽構想力:解答に至るまでの筋道を論理的に立てる力

【問題構成】
●4分野(物理・化学・生物・地学)から各1題ずつ出題
  → 全4問で構成されるのが近年の標準パターン
●難易度は1次〜3次で大きな差はなく、バランスの取れた出題。
●客観式+記述問題の混合形式で、計算問題・グラフ問題・図の描画など多彩。

【2025年度の入試傾向とポイント】
●合格の分かれ目となった2つの力
 ▽基礎知識の定着
   教科書・参考書レベルの基本事項を問う設問で得点できたか
     →特に大問前半の知識系問題がカギ
 ▽グラフ読解や記述・計算問題で得点できたか
   情報を読み取り,必要なデータを的確に選んで答える練習が重要
●単に「読める・わかる」だけでなく,表現・計算・構想力の総合力が問われた

【記述問題の採点方針】
●「文章で説明」「図やグラフをかく」形式が中心
●採点基準は
 ▽キーワードや根拠が入っているか
 ▽説明に具体性があるか
 ▽図表は正確に描かれているか
 ▽空欄はNG。部分点があるので、できる限り書いて伝えることが重要。

【2026年度に向けた学習ポイント】
●各分野の偏りない基礎知識の習得が前提
●問題文を正しく読み,条件を正確に読み取る練習を繰り返す
●複雑な条件を図やグラフに置き換える力を意識する
●計算は「速く・正確に」が大前提
●記述では正確な言葉選びと伝わる表現を身につける
●理科に関連する時事問題やニュースにも日頃から関心を持つことが大切

英語

【帰国生入試について】
●試験科目は、「国語+算数」または「英語+算数」のいずれかから選択
●どちらにするか迷っている場合
  →「まず英語で試してみて、難しければ国語に切り替える」という流れがおすすめ
●入試説明会(帰国生向け)は、2025年7月19日に開催予定
  →英語の問題資料の配布や解説もその場で行う予定
●個別の質問にも対応しており、家庭や塾からの問い合わせにも柔軟に対応

【英語の試験レベルと特徴】
●ライティング(記述):難易度はおおむね英検準2級〜2級レベルで、表現力・論理性が重視される
●リーディング(読解):ネイティブ小学生レベルの読み物を素材に使用
 ▽ネイティブの先生が「このレベルなら小学生でも読める」と判断した英文を出題
 ▽一般的な英検準2級~2級の読解より難度が高め
 ▽読解後の設問では、日本語での記述回答も多く出題される
 ▽英語力だけでなく国語力も必要とされる設計

【過去問について】
●最新の1年分のみ提供可
 ▽希望者は学校ホームページ経由で申請すれば、家庭・塾いずれにも提供可能
●個別相談・対応にも柔軟
 ▽帰国入試希望者がいる場合は、まず学校に相談するように促してほしい

学習・進路指導について

進路指導部長の石井 雄祐先生より、座談会方式での質疑応答がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学習・進路指導

Ⅰ.逗子開成の進学指導方針
●生徒一人ひとりが「高い志」を持ち、「自分ごと」として受験に挑む姿勢を重視している。
●中学入試を経て入学した生徒の中には、ポテンシャルは高いが自己肯定感が低めの生徒もおり、そうした生徒の「気づき」や「挑戦」を支援する。
●大学入試は自分自身で挑むものであるという意識づけを、中学段階から行っている。
●志望校を自ら定め、覚悟を持って最後までやり抜く力を育てる。

Ⅱ.学力育成に向けた取り組み
●6年間を3ステージに分けて育成方針を設定:中1・中2「慣れる」、中3・高1「拡げる」、高2・高3「深める」
●特に中学段階では「自走力(自分の力で学び、走り抜く力)」を重視した指導を展開。
●「学習の手引き」などを活用し、学習習慣・計画力の定着を図る。
●各種模試(学力推移調査、アドバンスト模試、スタディサポート等)を段階的に実施し、生徒の学力把握と適切な学習指導を行う。
●模試結果の振り返りを徹底させ、PDCAサイクルを意識した学習へと導く。
●正答率分析やグラフによる自己診断ツールを提供し、生徒自身の気づきを促す。
●教員間でも「模試会議」を実施し、指導の質向上に努めている。

Ⅲ.逗子開成の進路探求
●中3〜高1にかけて、進路やキャリアへの意識を高める多彩な取り組みを実施。
●中3では社会貢献の在り方を知る映像教材を活用し、社会的視野を広げる。
●高1では性格診断や職業適性のワークを通して、自分自身の特性や適性を考える時間を設けている。
●高1〜高2にかけては、「学問」という観点から興味分野と大学・学部選びを結びつけるプログラムを展開。
●グローバルビレッジ(高1)では、英語を通したコミュニケーションや「なぜ学ぶのか」を問うディスカッションを行い、学びの意義を再認識。
●卒業生や社会人OBによる講演、大学教授による進路講演など、多様なロールモデルから学ぶ機会を用意。
●東大キャンパスツアーやキャリア講座も実施し、具体的な進路イメージを醸成。

Ⅳ.高校3年間の進学指導
●高1で文系・理系の選択に向けた指導を行い、「自分で決める」ことを重視。
●高2では国公立・私立の選択を迫られるため、第一志望を明確化するよう促す。
●高3では志望校を最後までぶらさず、やりきる姿勢を徹底して支える。
●入試を「最後の学年行事」と位置づけ、仲間と励まし合いながら挑戦する文化がある。
●夏期講習や直前期の補習など、予備校いらずの手厚い学習支援体制を整備。
●小論文添削や面接練習なども含め、個別指導を徹底。

Ⅴ.進学実績の推移
●近年は国公立大学合格者が100名超で安定しており、そのうち約3割が最難関大学(東大・京大・一橋・東工大・国公立医学部)に合格。
●早慶上智の実受験者に対する実合格率は約50%。学年全体の3〜4人に1人が合格している。
●合格体験率(1校以上に合格した生徒の割合)は85%前後、進学率は近年60〜75%で推移。
●進学率が低めな一因として「妥協せずもう一年挑戦する」浪人生の存在があり、逗子開成の文化とも言える。
●推薦入試(総合型・指定校)も活用しているが、あくまで一般選抜を中心とした指導方針。
●医学部合格者も毎年10名以上を維持しており、総合型での医学部挑戦例もある。

2026年度入試に向けて

広報部長の秦 健二先生より、ご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。

2026年度入試に向けて

【入試日程と基本方針】
●入試日程は 2月1日(1次)・2月3日(2次)・2月5日(3次) の3回実施予定(例年通り)。
●目的は「第一志望として逗子開成を目指す受験生に、運に左右されず挑戦の機会を3度与える」こと。

【継続される制度と対応】
●帰国生入試の出願資格を「小3の10月以降の帰国」に拡大(前年度からの継続)。
●複数回受験の返金制度:3回分を同時出願→1次で合格・入学の場合、2次・3次分の受験料は入学後に返金(制度継続)。
●感染症への対応:コロナ・インフルエンザによる欠席者への共通追試制度も継続(神奈川県内共通対応)。

【2025年度の入試結果と傾向分析】
●3回の入試は全て同レベル・同難易度で設計。問題の傾向にも大きな違いなし。
●1次入試(2月1日):合格最低点が290点とやや低め
 ▽安全志向で2月1日を回避する動きあり。
 ▽逆に「第一志望に挑んだ生徒」が合格した可能性あり。
●2次入試(2月3日):比較的「戦いやすい日程」として安定した印象。
●3次入試(2月5日):激戦
 ▽志願者数+87名増(前年比)=返金制度によるまとめ出願の影響。
 ▽実受験者数も+35名増=最後まで挑戦する受験生が増加傾向。

【入試のルールと設計上の留意点】
●科目別足切り(基準点)なし:あくまで総合得点勝負。
●複数回受験における加点や優遇措置なし:どの回も同じラインで判定。
●過去問が3回分手に入るのは受験生側のメリット。

【入試で求められる力】
●目標:得点率65~70%をめざそう
●求められる力
 ▽読解力:全教科で「正確に読み取る力」を重視。
 ▽思考力:覚えたことをつなげてその場で考える力。
 ▽表現力:自分の言葉で説明する記述力(特に国語で顕著)。
 ▽暗記力:基本事項をきちんと覚えている力。
●例えば国語では「キーワード・文字数制限なし」の自由記述形式 → 書けば伝わる、という姿勢が評価される。

【「3回受験」の意義】
●1次不合格 → 2次・3次で合格するケース多数あり。
●「苦手単元に当たって不合格」→「得意単元で挽回」できる可能性。
●優遇措置はなくても、3回受験は本気で逗子開成を目指す受験生に有利にはたらく制度となる。

【最後に伝えたいメッセージ】
● 「あきらめない姿勢」「熱意」がもっとも重要!

学校訪問を終えて

説明会では、司会進行をされていた広報部長の秦先生が、『進学指導部長の石井先生が逗子開成の卒業生だ』という話をしてくださり、とても印象的でした。卒業生が教師として母校に帰り、若くして『進路指導部長』という立場でご活躍されていることを、まるで我が子の成長を喜ぶかのような表情で話される姿に、逗子開成への愛校心と矜持を感じました。各担当者の方々が学校の魅力を熱心に伝えてくださり、予定時間を延長してでも丁寧にお話しいただいたおかげで、学校への思いが十分に伝わる充実した説明会となりました。