2025 大妻中野中学校|学校説明会レポート



大妻中野中学校説明会レポート(2025年6月9日)


本日はオンラインで行われた大妻中野中学校説明会を、受験Dr.の川上 亮がご紹介いたします。

■学校からのアピールポイント
・グローバルな学校であること。様々な体験をした子との学校生活で刺激を得られる。
・活気ある生徒の様子。
・留学希望者の多さ
・WWLコンソーシアム拠点支援事業拠点校であること
・SGHネットワーク校であること
・ユネスコスクール加盟校であること
・フランス語を学べること

■JR中央線 東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩10分
■西武新宿線「新井薬師」駅から徒歩8分

2025年6月4日にオンラインで行われた大妻中野中学校の学校説明会の内容をまとめました。
この内容についてのご質問は大妻中野中学校ではなく、受験Dr.までお願いします。

プログラム

校長先生よりご挨拶

校長の諸橋先生よりご挨拶がありました。
その中から一部を紹介いたします。

ご挨拶

・大妻学院全体の校訓「恥を知れ」  → 内に向けて問いかける
・大妻中野中独自の精神 → 学芸を修めて、人類のために
・卒業生たちがこの精神を具現化し始めた
・私学の力(「持てる力」)の実感 → 生成AIの活用、探求など
・学校の特徴 → グローバル教育校であると自信を持って言える。
・帰国生 → 11%が海外帰国生入試を受験。首都圏女子校中で上位
・高め合い → 環境の多様性。
・SGHネットワーク校 → 探求活動の源がある
・ユネスコスクール加盟校 → 探求活動の発表の場がある
・フランス語が必修
・留学希望者が多い → ほぼ100%行かせる。半数以上が一般入試。帰国生の仲間たちがスイッチを押した。
・WWLコンソーシアム構築支援事業拠点校 → グローバル教育校として、国内外の教育機関と連携し、そのリーダーとして協働し、カリキュラムの開発を行い、成果を発表する。(他に都内だと渋渋と富士見のみ)
・大人が1年様子を見ようと判断すると、子供の学習環境を10年遅らせることになる
・失敗をおそれずに挑戦する教職員達の文化 → 生徒にも常にはたらきかけている
・私学の仕事は「あきらめないこと」

学校の取り組みについて

教頭の水澤先生より学校の取り組みについてお話がありました。
その中から一部を抜粋して紹介します。

学校の取り組み

・編入がフレキシブルに出来る
・アドバンスドコース、グローバルリーダーズコース
・10%前後が帰国生(約140人)
・スクールミッションとユネスコスクール → SGHとして探求活動に力を入れてきた
・中期計画(VISION OTSUMA)の策定 → 主体的に多様性と協働する。成果を公開する。WWL拠点校として採択された
・WWLのネットワーク → 大妻女子大学、順天堂大学、津田塾大学、玉川大学教育学部、法政大学グローバル教養学部、他多数の海外大学のリソース活用可能
・グローバルリーダーズコース10周年。卒業生たちが社会に出始めた → 独自の複言語カリキュラム。フランス語は必修。大学や国際機関、企業などとの連携
・ネイティブ教員(10名) → 全学年に配置
・英語力 → 帰国生は英検2級以上取得している生徒ががボリュームゾーン。
・帰国生をトータルでサポート → 習熟度によるクラス分け
・探求を英語で行う
・地域の子供のために英語読み聞かせ活動を行っている
・中3から英語によるプレゼンテーションを行う(全員)
・IELTS検定を推進している(世界基準の検定) → 7.0以上を目指す
・入学前の帰国生に英語保持講座を20年行っている
・フランス語教育 → 複言語の重要性。世界は英語だけではない
・探求について → 学年横断、生徒自身が企画。ICTを活用した探求も行っており、企業・大学との連携も増えてきた
・東京学芸大学の課題研究発表会に参加した生徒も
・Beyond School → 英語での探求
・多様な留学プログラム → 語学だけのための留学ではない。食べ物、ダンス、ジェンダーなどを探求する
・進路指導 → ロールモデルを重視。卒業生のチューターたちが相談に乗ってくれる
・編入生の多さ → 複数性を活かし、学校にいい影響を与えてくれている

学校の様子・入試情報について

入試広報の篠原先生より学校の様子と入試情報についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

学校の様子

・大妻中野 生徒の1日(映像)
・8:30~40 → ホームルーム。8:50~12:40にて1~4限の授業が行われている。7限まで。
・大人気の自動販売機 → その場でレンチン可能。
・プレゼン、グループワークが多い
・放課後 → バドミントン部、チアリーディング部など
・明るく、活気ある学校。採光に配慮した校舎。安全重視の設計。万全の耐震校舎。地域の避難所として指定されている。
・部活動 → 27の部活動。95%が参加。高校で85%の加入率。合唱部はほぼ毎年全国大会に出ている。全員で一つの作品を作り上げる部活の人気が高い。
・ドラマワークショップ → 高1時のゲームのようなイベント。(高1とは思えないほど活発に生徒たちが参加しています)
・カリキュラム → アドバンストコース5クラス、グローバルリーダーズコース1クラス
・英語の学習歴でクラス分け。アドバンストコースは基礎から。他教科は同じ。中3、高2時に変更可能。
・学習指導 → 英語は4段階。少人数で運営。
・理数教育 → 理科は実験を大切にしている。数学では反転学習を導入し、問題演習とチュータリングを重視。
・進路指導 → ロールモデルを大切に。進路座談会などのイベント。
・進学情報 → 他大へ76%、大妻大には15%前後の進学率。30%前後が理系。
・指定校枠 → 大妻大は90名分。一般で受験する子は半分未満。
・海外大受験者も多い。

入試について

・2025入試結果 → 昨年度は減少。2倍を超えたのは2回だけ。
・帰国生入試も受験者減。
・2026年度入試 → 昨年度と変化無し。出題形式も大きな変更無し。
・2月4日を4科から2科に変更。
・グローバル入試 → 国・算と英語のスピーキングテスト。2月4日にも実施予定。帰国より厳しくなるということはない。
・グローバル入試 → 3年以内に英語4技能検定試験を取得していれば面接のみになる。(英検準2級など)

説明会視聴を終えて

大妻中野中学校は「グローバル教育」を教育の軸として明確に位置づけている学校だという印象を受けました。全校生徒の10%以上が海外経験者とのことで、多様な背景を持つ生徒同士が刺激し合える環境が整っていると感じました。
普段の学校生活(授業中の様子など)を紹介する映像では、生徒たちが積極的に発言し、活発に学習に取り組む様子が印象的でした。プレゼンテーションやグループワークを通じて、生徒たちが主体的に学びに参加している姿が見て取れました。
国際的な視野を重視した教育方針が一貫して貫かれており、WWLコンソーシアム拠点校やユネスコスクール加盟校としての取り組みも含めて、教育理念に基づいた特色ある教育活動が展開されています。ご家庭の教育方針と合致するのであれば、ぜひ直接足を運んで学校の雰囲気を確認していただきたい学校です。