2021 雙葉中学|学校説明会レポート



雙葉中学校説明会レポート(2021年10月29日)


本日は雙葉中学校へ、受験ドクター 算数・理科講師の川上 亮がご紹介いたします。

最上階にある図書館。天気が良いと富士山が綺麗に見える。
4つの実験室。体験を通した学習を大切にしている。
実技室も2つずつある。
屋上庭園は生徒たちの人気スポット。

四ツ谷駅から徒歩2分の立地。
充実した設備。
中高6年を見通したカリキュラム。
現役での大学合格実績。多くの卒業生が国公立、早慶に進学。
学習面では丁寧な指導、積み重ねの学習を指針とし、個別対応を行うことでついていけない子を作らない。

JR 四ツ谷駅 麹町口 徒歩2分
東京メトロ(丸の内線)四ツ谷駅 赤坂口 徒歩4分

2021年10月29日に行われた雙葉中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は雙葉中学校部ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©雙葉学園

プログラム

校長ご挨拶

雙葉中学校の草壁校長より、雙葉学園のお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

学校について

普段の生徒の様子、設備の紹介。
最上階の図書館から富士山が見える。
カトリックの精神に基づき、一人ひとりを大切にする教育を行っている。
素直で明るくいい子が多い。
学習面、精神・身体の成長をサポートしていく。
宗教について、ご家庭の宗教を尊重。
カトリックについて学ぶことで、生き方について考えてもらいたい。
コロナ禍で昨年4月は休校。5月からはICTを使用し、課題や質問の対応を行った。
また、OL授業を行ったことで、結果として400本の指導動画が出来上がった。
6月からは登校を再開しているが、ラッシュを考慮し、授業時間を45分に短縮している。

教育について

教頭より教育についてのお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

教育について

45名×4クラス、高校募集無し。
毎年クラス替え。
先生は原則持ちあがり。
教員約90名、カウンセラー1名。
平日6時間、土曜は4時間授業。
中高6年見通しのカリキュラムをとっている。
科目によっては先取りも。
週に1回「宗教」の授業がある。カトリックについて知らなくても大丈夫。また、ご家庭の宗教を尊重している。
カトリックについて学ぶことで、生徒一人ひとりが深く考えながら生きていってほしい。
クラブ活動は全員参加。個性や隠れた才能を伸ばし、社会性・コミュニケーション能力を育てる。
進学実績について。理系45%、文系55%。文系理系に分けていないが、高2からの選択授業で
実質分けている。現役での国公立・早慶合格数は自信を持って紹介できる。
また、芸術系などの学校に進学する生徒もおり、多様性を大切にしている。

イベント紹介

映像によるイベント紹介がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

①中3 修学旅行

広島、2泊3日。広島平和記念公園での語り部の方のお話しを聞き、皆で話し合う。最終日には平和記念聖堂で成果を歌って世界平和を願い、千羽鶴を奉納。

②中1・中2 夏期学校

中1は軽井沢、中2は蓼科。山登り、農林体験学習などの活動を通して自然と親しむ。
友達と仲良くなるためのイベントでもある。

③雙葉祭

生徒が力を入れている、最大のイベント。2日にわたり研究発表や展示、講演を行う。
今年はコロナ禍のため内部のみで行った。

④共同募金

ボランティア活動の一環。学校周辺の街頭に立って赤い羽根共同募金の協力を呼びかけます。

⑤運動会

学年対抗。高3は「花の歌」のダンスを60年間行っている。

入試について

それぞれの教科の先生より授業と入試問題についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

外国語課より

他教科と比べ、授業時間数が多い。
中1・中2で6H。選択すれば高3時には最大9H。
ネイティブスピーカーによる授業を行い、実際に使える英語力を養っている。
授業を重視し、「授業⇒家庭学習⇒小テストなどの確認」のサイクルにのせ、土台を固める。
高2・3は実戦形式の演習を増やしていく。
また、第2外国語としてフランス語を学習する。(中3時に週1.5H)
高校時にも選択できる。世界を広げてほしい。

国語課より

自身と他者の意思をつなぐために「読む・聞く」「書く・話す」力を育てる。
音読、暗唱で声を出す。
メモ、感想文、読書ノートに自身の意見をまとめる。
スピーチやディベートで話す、自身の意見を持つ、他者の意見を理解する。

〇入試について
①問題を理解する力
②解答を伝える力
の2点が大切
また、読解・記述のポイントとして
①設問・本文を読んで状況を把握すること
②言葉の意味・ニュアンスに注目し、心情を把握すること
③問いに応じた答え方に注意

上記3点を上げておりました。

数学課より

中1・2では「体系数学」を使用。代数・幾何を並行して学習。
代数ではとにかく計算力。幾何では模型やCGを使用してイメージを持たせている。
中3から高校数学を学び、高1で数ⅡB。高2からは4つのコースから選択する。

〇入試について
①問題を正しく読み取る
②筋道を立てて考える
③確実な計算力
上記3点を重視します、とのことです。

※今年から問題用紙と解答用紙がわかれます。解答用紙に途中の考え方を書かせるとのことでした。

社会課より

地理・歴史・公民を満遍なく学習する。
中1 日本地理・世界地理
中2 歴史
中3 公民
高校では公共、日本史、世界史、地理、倫理など学ぶ。
副教材や視聴覚資料を活用して学習を進めていく。

〇入試について
どの分野からも出題。正確な知識と、総合的な力を重視します、とのことでした。

理科課より

中学時は1分野と2分野を並行して学習。
LAN環境整備を行って、タブレットを活用している。
グラフの作成や発表などで活用している。
独自のカリキュラムをとっている。(一部の科目では先取りを行うとのこと)

〇入試について

①実験・観察に取り組み、身につけた力
②法則を見つけ、応用する力
③「なぜ」「どうして」を大切に
④ニュースや科学的話題への関心
以上を重視します、とのことです。

入試概要について

入学資格として、90分以内の通学時間に注意してほしい。
合格後引っ越す場合はその旨を願書に記入すること。
1月10日~17日 インターネット出願。12月20日から情報登録可能。
願書の備考に志望理由は不要。
B4サイズの通知表のコピーが必要。

面接実施予定。終了予定時刻は13~15時。
面接の準備はいらないとのこと。

今年から問題用紙は回収しない。

学校訪問を終えて

いわゆる「お嬢様学校」というイメージを強く持っておりましたが、イベント等の映像を見ると
とても活気があり、生徒が「自ら考え判断し、責任を取れる人」という学校の理念を
しっかり考え、行動している様子がうかがえました。また、先生方からも通っている子は
明るい、活発な子が多いとのことでした。イメージがガラッと変わりました。
文系・理系に分かれることがないとのことでしたが、選択コースを採用することで対応し
また、これだけの合格実績を毎年出していることからも親身に生徒一人ひとりと向き合っていることが
とても強く伝わってきました。
中高6年間の大切な時期を、勉強面だけでなく、精神的にも成長を促していくという
先生方の姿勢が大変印象的でした。