竹鼻校長は豊島岡女子学園の卒業生です。
豊島岡女子学園では、対面での学びと体験を通じた仲間との学び合いを大切にしています。
コロナ対策として、対面での40分の短縮授業、放課後はクラブ活動と高校3年生の実力養成講座を行っていますが、下校時刻を16時と早めています。
2学期はたくさんのイベントがありますが、その中で11月に開催されるオンラインイベント「としまつり」にはみなさんに参加してほしいとのことでした。

明治25（1892）年、女性による創立で、来年130周年を迎えます。
もともとは「女子裁縫専門学校」という校名でした。
昭和23（1948）年、池袋に移転、校名を豊島岡女子学園と改めました。

校庭はテニスコート2面分を狭いですが、体育館3つなどの施設を整えており、また埼玉県入間市にグラウンドを持っていて、そこで体育祭を行っています。

教育方針は「道義実践」　「勤勉努力」　「一能専念」
教育方針の具体的実践と建学の精神を受けつぐために、毎朝5分間の運針を行っています。
登校ができなかったオンライン授業時でも、運針を行っていました。

「学力」と「人間力」をみがき育てるための教育を行っています。
そのために　授業第一とし、クラブ活動は全員が参加し、学校行事は生徒が企画運営しています。

「志力」をもって未来を創る女性の育成をスローガンとして掲げています。
「志力」とは、科学的思考で課題解決できる力」「挑戦する力」「世界で活躍できる力」です。

来年度から高校募集がなくなり、完全中高一貫校となります。

4月、5月は動画配信授業（月曜から土曜まで、8:30配信開始）
5月8日にウエブ入学式、その後オンライン個人面談を行う
6月から分散登校（出席番号の奇数と偶数で一日おきに登校）
7月2日から一斉登校開始
2学期は夏休みを1週間短縮し、8月24日から開始
通常授業に加え、様々な行事を行った

• モノづくり（思考・協働・挑戦が目的、実験と検証を繰り返す体験を促す）
• 10月の運動会の中止を受けて、偶奇対抗スポーツ大会を企画・運営
• 百人一首大会（学年で企画）
• クラブ活動（夏休みから開始）
• 3月の校外実習の中止を受けて、美術集中実習（校内に美術館をつくってしまおう）

中2の４月　入間体育の中止を受けて、スポーツデイ
5月は中学一年との交流（本来始まっていたクラブ活動が休止のため、後輩と向き合うことを目的とした）

繰り上げ候補者（合格者）第1回21名（12名）　第2回10名（４名）　第3回14名（８名）
繰り上げ合格候補者に順位はない
通知を受け取りの際、豊島岡が第1志望であれば申し出ること。複数回受験者を優先的に繰り上げる。
繰り上げ候補者45名のうち24名が合格（3回受験者22人、2回受験者2人）
24名のうち13名が辞退（2回目以降に合格が7名、不要が6名）
2/5の12：00以降に繰上げ合格の通知をする　
合格者には最新の通知表のコピー提出してもらう（予め準備しておくこと）

第1回～第3回での倍率2.5倍（例年と変わらず）
第1回の合否結果を知って出願できるのは第3回入試のみ
出願はウェブのみ1/10（月・祝）0：00開始　返金はなし
写真は証明写真をウェブで提出　スマホ撮影は無効
コロナ感染者は受験不可。追試験はなし。受験料は返金。
濃厚接触者　大学入試共通テストなどと同様の対応をとる
受験当日検温で37.5以上は受験不可
入校はは受験生のみとし、入室順に着席し、時間差をつけて試験を実施（開始時間を10分ずつずらした3グループに分け、休憩時間でのトイレなどでの密を防ぐ）
併願が多い学校　桜蔭33％ＪＧ22％　吉祥女子10％　雙葉６％　鴎友４％

読解力・思考力・表現力を問う問題を入試で出す
時間：50分　文章形式：長文2題（論理的文章と情緒的文章）文字数2題で7000字程度を目安
とする　出題形式：記号・ぬき出し・記述・漢字
【解答上の注意】
漢字：線の長短の関係、出る所と出ない所、つづけ字に注意
選択肢：問題文のテーマの理解する→筆者が何を伝えようとしているのかを考える　
　　　　　　根拠を正確にとらえる→問われている事柄と密接な表現を探す　
　　　　　　各選択肢の適否を判断する→間違った箇所を探す　他の選択肢と比較し違いを明らかにする
記述：　本文のテーマや心情把握はもちろんですが、前提条件や対比構造も必要

【日々の学習の注意点】
客観的読解力（＝根拠をたどり思考する）
実践的解答力（＝的確に表現する）
を意識して学習すること
　　　　　

（2021年度入試）
大問６　小問18
配点は1問、5点または6点
解答のみを解答欄に記入する　※普段の学習では定着のために、途中経過を意識すること
【豊島岡が受験生に求める力】

• 基礎力（＝計算、数え上げの力）計算する力だけでなく、効率よく計算する「技」も重要。　物を数える効率の良さと正確さを意識する。
• 条件を整理する力　
• 規則を見つける力　
• 空間をイメージする力　

来年の受験では、今までより冊子のページ数が増える
※理科と合わせた解答用紙

（2021年度入試問題）
大問３　小問25程度
問題形式

• 単語記述問題　漢字で書く間違いやひらがなは×
• 番号選択問題
• 短文記述問題　20字程度

【豊島岡が受験生に求める力】

• 正確な知識　多く出題する　

　歴史での年代並び替えと、公民での三権の仕組みやその相互関係の問題で、合格者と不合格者の差がついた

• 知識が応用できるか　

　与えられた条件の中から導き出せるかどうかを図る

• 図表や統計資料かの読み取り　

　前後の文脈から類推して解答を予測

【時事問題に関して】
新聞やニュースへの関心が大切
背景や因果関係に注意
しかし入試の一部に過ぎないので、神経質になりすぎないこと
　　　　　

（2021年度入試問題）
大問4　小問25程度

【豊島岡女子のアドミッションポリシー】

基礎基本を大切にする人

努力を重ねて自らを高めたい人

様々なチャレンジを楽しみたい人

これに合った問題を出す
基礎基本が問われる問題は必ず得点してほしい
【合格者と不合格者で差がある力】

正確な知識と条件を整理する力＝科学的に推測する力

長い設問や複雑な図表＝情報を整理する力

【入試での注意点】

問題文中の指示に従う

例）ひらがな・カタカナ・漢字という文字の指定
　　　字数指定
　　　解答する数の指定

割り切れない答えは四捨五入して小数第1位まで　

計算の際は分数のまま計算すること