聖セシリア女子中学校説明会レポート④（2024年7月10日）
本日は聖セシリア女子中学校の学校説明会に、受験Dr.の川上 亮が行ってきました。
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2024年7月10日に行われた聖セシリア女子中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は聖セシリア女子中学校ではなく、受験Dr.までお願いします。
聖セシリア女子中の教育について
森永校長より聖セシリア女子中の教育についてのお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。
聖セシリアの教育
心と力を育む。（よりよく生きるために必要な心、自分・他人のために役立てることのできる確かな学力）
進路状況について
例年現役進学率約90％。指定校推薦での進学32％、総合型選抜33％となっており、中でも総合型選抜での受験が増加しつつある。
学校のオリジナル科目
中1・2時の「インリグッシュエクスプレス」。英語の芝居で、表現することが目的。高2以降は「特講」と名の付く講座が増える。入試演習等で大学入試の対策を行う。
英語の授業時数
選択講座も取れば基準の倍の時間数に。英検準2級、2級取得率は全国平均よりはるかに高い。
多彩なグローバルプログラム
「オンライン英会話」「カナダ語学研修」「ターム留学」「インリグッシュキャンプ」など。
進路指導について
オンライン企業見学を実施（今年度から訪問形式も再開予定）
カリキュラム
2年ずつ、3ブロックに分ける。中1～2 スロースタディ（信頼関係の構築）、中3～高1 リピートスタディ（基礎・基本の完成）、高2～3 チャレンジスタディ（論理的思考力、教養、問題意識）
確かな学力を身に着けるために
一人一人への対応。進路カルテ → 中1～高1の成績データ（定期テスト、小テスト）、捕習（成績不振の子を指定）、季節講習（希望者）、高2時の勉強合宿、土曜講座（希望者選択制）
キャリアプログラム
ブロックごとに多様なプログラムあり。
心の教育
行事は企画立案、運営を行う。達成感、自信を得る場。部活動では同じ目的を持つ仲間とお互いを高め合う場
情操教育
宗教授業、福祉活動、芸術鑑賞など。
安心できる環境
高3卒業時のアンケート、「入学してとてもよかった」「よかった」「どちらかというとよかった」で100％。学校生活の満足感の平均値は87.9点。
入試について
そのなかから一部を抜粋して紹介します。
〇2024年度入試結果について
・例年、合格最低点は60％が目安だったが、受験者増に伴い合格最低点も上昇。ただし、3次試験は例年通り。
・1日PMのスカラシップ入試においては通常合格者も選抜している。また、各科目上位１～３位は入学金と年間授業料を1年間免除、4～６位は入学金を免除。
・併願校で多いのは相模女子、カリタス女子。2024年度入試においては森村学園増。
・小学校からの附属性は例年20名程度。
・2月2日AMの英語入試に英検優遇措置を設ける。試験は英検4級レベル。リスニングあり。
・英語表現入試は面接と英文にジェスチャーやダンスを交えて自由に表現する身体表現を評価する。
・合格者の選抜方法について
国・算の合計得点順に受験生全員から選抜する。（７～８割を選抜） → 4科目受験生から4科目の合計得点順に選抜（残りの２～3割）
・科目ごとの足切り点は無し。
・複数回受験の優遇について
二次、三次の試験において、ボーダーの合否判定時にそれまでに受験した各科目の最高点を採用する。
国語
例年と大きな変更なし。全体の４～５割が記述式。
算数
毎年出る問題は今年も出る。
社会
歴史が75％、残りはテーマ問題。テーマ問題は最近の国内外の時事から出題。漢字解答。
理科
生物と環境、物質と変化、運動とエネルギーから各30％、地球と宇宙から10％の出題。漢字解答を原則とする。
英語
英検4級レベルが8割、3級レベルが2割。
スカラシップ 国語
漢字、短文作成、言葉の知識、長文（難度高い）
スカラシップ 算数
特殊算などの1行問題を30問。7割は基本的な問題、3割は発展内容。
学校訪問を終えて
英語に力を入れているとのことでしたが、他科目に関しても補習・講習などで手厚くフォローしていることで高い第一志望合格率を継続しているのだと感じます。
その他の行事や学習プログラム（主に英語関係です）が充実しており、多様な進学先にも納得できます。
情操教育に関しても興味深い取り組みがいくつもあり、今後も人気を継続していきそうな学校だと感じました。
特に校長先生の熱意を強く感じました。
安心して子供を預けられる、大変素晴らしい学校だと思います。