2017 本郷中学②|学校説明会レポート

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本郷中学校説明会レポート(2017年11月2日)


本日は本郷中学校へ、受験ドクター 国語、社会講師の長門 明が行ってきました。

  • ラグビーやサッカーの試合ができるほど広い人工芝のグラウンドがあり、ラグビーポールも完備されている。
  • 屋上にはテニスやバレーボールができるコートが2面、照明施設もあるため夜間練習も可能。
  • 校舎の地下2階には、1000人を収容できる講堂を設備。
  • 自習室やラーニング・コモンズなど自習環境も整備されており、勉強に集中できる環境が整っている。

ラグビー部は、中学生は春秋連覇、高校生も花園出場を目指し準々決勝をしている。

JR山手線・都営地下鉄三田線『巣鴨駅』下車→徒歩3分
JR山手線・営団地下鉄南北線『駒込駅』下車→徒歩7分
平成29年11月2日に行われた本郷中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は本郷中学校部ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©本郷中学校

プログラム

校長ご挨拶

佐久間校長より本郷中学校の歴史についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

本郷の教育

1922年設立、今の中1が高3になる5年後で創立100周年になる。
創設者松平賴壽の母が井伊直助の娘であり、母方の土地であった本郷に開校したのが始まり。
「強健」・「厳正」・「勤勉」の教育目標と「文武両道」・「自学自習」・「生活習慣の確立」が教育の柱。
「縦のつながり」を重視し、先輩の成功体験や力を借りて生徒の自主性を育んでいる。

「自分で何かをする力」の育成

 学校は「心配を安全に経験できる場所」であり、これは「男子校」の強みと言える。
 生徒に様々なチャレンジをさせ、「学校」という空間を活かして「心・体・頭」を鍛えていく

「本数検」の実施

「本数検」は、夏休みなど長期休暇明けの始業式の日に実施する級・段試験。
一夜漬けの学習では対応できないため、自分できちっと計画的に取り組まないと結果が出せない。
「本数検」は無学年制であり、下級生も先輩と同じ土俵に上って勝つこともできるシステム。
これは男の子にとっては、大変意欲的に取り組める仕組み。過去の先輩のデータも閲覧できるので
志望大学に合格した先輩や憧れの先輩がどの時期にどの段を取っていたかなどを知ることができる。
学校側はデータの分析を行い、生徒が「自分の位置」を知ることができるようフィードバックをする。
「計画的に学習に取り組む習慣」の大切さという意味でも「大学入試の縮図」と言える。

一人の「本郷生」として

高3生の言葉によく出てくる嬉しい言葉。自分が決めたことを自分でやるという教育を通じ
お子息が社会に出たときに「この子に任せて大丈夫」と思える「強い子」を育てて行きたい。

入試要項

本郷中学校 広報部長の野村先生より、入試要項に関するお話ありました。
その中から一部を紹介いたします。

入試について

  • 出願はインターネット出願のみ。1月9日からアクセスが可能になる。下記の環境準備をお願い。
     ・メールアドレスの準備  ・印刷環境の準備(受験票の印刷のため)
  • 受験料の支払い開始は1月20日9:00以降、受験番号の発番は支払完了後となる。
  • 複数出願していた場合、入学手続き完了時での未受験分の受験料は返金する
  • 帰国子弟の場合は、下記条件を満たすことで4科合計点に10点加算する
    1. 1年以上海外に滞在していた生徒 ※4月1日~3月31日は不可、4/1~4/1は可
    2. 帰国後3年以内の生徒(2015年4月1日以降の帰国であること)
  • 受験には「帰国子弟証明書」が必要、時間に余裕をもって準備してほしい
  • 試験当日は、各科目試験終了後より問題、解答の掲示・配布を行う。自己採点の参考にしてほしい。
  • 不合格者には、次の試験の参考になるよう得点の開示を行える。
  • 繰り上げ合格は「複数回実受験者」から選出、得点状況から同じ1点差でも声がかからないことあり。
  • 受験考査場に分けて解散となる。(始めに5教室、5~7分後に残り教室)
     考査場の番号も控えておいていただけると待ち合わせしやすくなる。

国語の出題傾向

国語科主任の中込 耿一郎先生 より国語の出題傾向についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

2018年度入試について

・構成は例年通り「漢字」、「論理的文章」、「文学的文章」の三題構成の予定。

「漢字」 ・・・漢字の出来は全体の得点率とも比例関係にある、地道なトレーニングをしてほしい。
        判読できない字を書いて失点する生徒も多い、「ていねいに書く」トレーニングをしてほしい。

「論説文」・・・「部分の読解の把握」と「全体の読解の把握」の関連を意識した読解をしてほしい。
        「具体例」と「主張」の関わりを意識して読める力をつけてもらいたい。

「物語文」・・・人物の「言葉」や「状況」などから、心情を読み取れるトレーニングをしてほしい。
        脱文や正誤など、例年通り「状況把握」や「心情理解」の問題を中心に出題する予定。
        「記述」はそれなりの文字数で出題。読み取った内容を的確に表現することが大切。
        昨年の記述配点は「9点」、それなりの配分にしている。粘り強く取り組んでほしい。
 

算数の出題傾向

数学科副主任の石椛 康朗先生より算数の出題傾向についてのお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

2018年度入試について

  • 構成は例年通り「計算」「一行問題」と立体やグラフなど論理的思考を問う大問3題。
  • 計算問題の2題は失点してはいけない認識でいてほしい。一行問題も含め、基礎を大切にしてほしい。
     解けるもの、得点できるものをしっかり取れば、合格点に届くはず。「基礎でミスをしない」ことが大切。
  • 論理的思考を問う大問の出題について
     大問の出題構成は(1)易しめ、(2)解けるか解けないか、(3)難しめの形になる。
     前半の(1)(2)の小問は、どれも塾で練習しているレベルの問題にしている。
     それでも、正常な状態であれば正解できるものを落としている傾向がある。
      ※昨年の問題で大問4(2)の正答率が51%と紹介あり。
     (2)が正解できなければ(3)の正解は難しいため、(2)を正解できる力をつけてほしい。
     長い文章問題であっても、しっかりと頭の中に情報を「インプット」し、それを表現(アウトプット)する、
     そのどちらもできる素地があるかをはかる問題を出すようにしている。

社会の出題傾向

社会科主任の西谷 英樹先生より社会の出題傾向についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

2018年度入試について

  • 地理・歴史・公民の3分野を独立して出題、各25点で75点満点にする予定。
  • 平均点が高いので、3分野で苦手単元が1つでもあると不利、まんべんなく準備をしてほしい。
  • 地理について
     漢字表記について・・・原則漢字で書くという対応をしてほしい。地名は地図帳の表記と同じもので。
     地形図は出題する。昨年は難しかったため、今年は取り組みやすい出題にする予定。
  • 歴史について
     例年通り、テーマに基づいたリード文を出題するが、設問は基本問題になる。
  • 時事問題は、公民分野で国際間の時事問題について出題予定。注意して取り組んでほしい。
     日々世の中で起こっていることに興味を持っていくことが大切。

理科の出題傾向

広報副部長の吉岡 孝一先生より理科の出題傾向についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

2018年度入試について

  • 物理・化学・生物・地学の4分野を均等に出題、各16~20点で合計75点にする予定。
  • 漢字指定の記述は、ごくたまに出題することもある。指定がなければ漢字でなくても許容する。
     ※本来「にすい」の字を「さんずい」にして書いた際に正解にした場合もあったとのこと
  • 社会同様、4分野まんべんなく取り組んで準備してほしい。
  • 出題については、文科省の指定範囲を逸脱しない範囲にするが
     図や表、グラフは、情報を整理する力を見るために出題する予定。
     ただ、落下の加速度や氷上の動きなど、図から法則や原理を導ける場合は範囲外からも出題する。
  • 与えられた図や表をよく見て、ヒントを探し、問題をやりながら「気づくいて」解くようにしてほしい。
  • 過去問は大切。特に「やり直し」にしっかりと時間を取ることで、本郷の傾向を知ってもらえるはず。
  • 科学的トピックスに関心を持ってほしい。

学校訪問を終えて

近年、大学合格実績を大きく伸ばした本郷の[躍進」の秘密が大変よく理解できた会でした。先生方だけではなく、何より生徒自身が「その気になれる」さまざまな独自の環境づくりに取り組んできたことが、見事に実を結び、現在の「本郷中学・本郷高校」が生まれたということを実感できました。特に「自分の憧れの先輩」を目標として取り組めるシステムやアイデアは画期的な取り組みだと思いました。現役であれOBであれ、その先輩の足跡をデータとしてたどれることで、本郷の生徒たちに、「あの先輩のように取り組めば、自分も目標に到達できる」という、他校では見られない「よい連鎖」が生まれていることが分かりました。「本数検」という無学年制での「力試し」の戦いは、後輩の意欲だけでなく、先輩にも「負けられない」という気持ちを生み、それが学校全体の「レベルアップ」や「切磋琢磨」につながっていることにも感動しました。このような本郷の先生方の「熱意」を、説明会に参加された保護者や受験生の皆さんの多くが感じられたのではないかと思います。

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