吉岡英慈

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【代々木校副校長】 吉岡 英慈先生 算数

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  • 元SAPIX講師:【算数】のエキスパート!
  • 個別指導塾ドクターでは、「スーパードクターコース」の先生として指導いただいています!!

経歴・バックグラウンド

吉岡 英慈 よしおか えいじ

■学歴

栄光学園卒→東京大学

■趣味

・瞑想
・サッカー、ビーチバレー(とにかく体を動かすのが好きなんです)
・料理(ラーメンはもちろんスープから)

■特技

・絵を書く
・耳を動かす

■好きなことば・座右の銘

吾唯足知(われただたるをしる)

※講師名はペンネームです。

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指導方針

最小限のヒントを、最高のタイミングで

生徒が自ら発見出来るよう、「最小限のヒントを、最高のタイミングで」が私のモットーで、ここだと思った瞬間から5秒心の中で数えることにしています。
少しせっかちな自分への戒めでもありますが、実はこの「わかる寸前で待つ」という講師の技術が、算数の習得に決定的な意味を持っているのです。

同じことを教えても差がついてしまうのはなぜ?

集団塾で指導していた頃から不思議に思っていたことがあります。
それは同じ熱意をこめた授業をしても、頭のなかに知識がきちんと整理される生徒と、頭のなかが散らかった部屋のようになる生徒に分かれてしまうのは何故か、という疑問です。
生徒たちの学習を観察するうちに、知識を整理できる生徒は、知識を整理できない生徒よりも「自分で気づいた」知識の量がはるかに多いという違いに気づきました。
同じ授業を受けていても、「教わっている子」と「発見する子」では真逆の思考回路が出来上がってゆくのです。

自力で気づいた知識は応用できる

例えば面積図の使い方を指導する場合です。
「問題Aは面積図で解きます」と先生から習っただけの生徒は、問題Aと同じパターンだと認識すれば面積図を使って解けるようになりますが、異なるタイプの問題Bに直面したときにペンが止まってしまいます。
問題Aのときは面積図という回路ができてしまったために、問題Bから面積図を発想することが難しくなります。

「教わり型」
図1

一方で「問題Aが面積図で解ける」ことに自力で気づいた生徒は、問題Bも面積図で解けるのではないかと試行錯誤を行います。仮に問題Bが面積図では解けない問題だったとしても、問題C、問題Dと試行を重ね、面積図はどのようなタイプの問題で使いやすいのかまで体系的に学習を深めることが出来ます。

「発見型」
図2

この2つの学習スタイルの違いが積み重なり、結果的に本来の能力以上に学力に大きな差がついてしまうのです。それが集団授業でのできる子、できない子を分ける線の本質であると考えています。

気づいたきにさせる魔法

算数講師の手腕は、授業の導入部分をみればわかります。
算数の教科書はあくまでも問題とその解法の辞書にすぎません。問題を面白そうと感じさせ、解きたい!といかに思わせるかが講師の最も重要な役割です。
うまい講師は導入の力がずば抜けています。日常とかけ離れた算数の内容をうまく子供達の興味と結びつけ、会話のキャッチボールのなかで解法の鍵となるポイントに気づく手前まで持っていくのです。
この「気づく手前」というのがミソです。
気づく手前まで誘導し、自然に発見を引き起こすことが出来れば、「発見型学習」は成功です。自分で気づいたという感覚が、知識を道具として脳に認識させます。
ここで答えを示してしまうと「教わり型学習」になり、問題ごとに解法を覚えるだけのルーティーンに陥ってしまいます。
つまり、発見型の学習は講師の綿密な導入によって作り出すことが出来るのです。
集団授業のなかで、講師が設定した時間内に気づけなかった生徒たちも、きちんと適切な量のヒントと時間を与えられれば、自ら発見し、知識を組み立てることが出来ます。

だからこそ、私は指導において「5秒待つ感覚」を大切にしています。
もしお子さんが「やっているのに伸びなくなった」「授業についていけてない」と感じていらっしゃるなら、教わり型学習に陥っているでしょう。ヒントの量、タイミング、導入にかける時間が適正でない可能性があります。一人一人に必要な条件をきちんと把握したドクターの講師陣と共に、学習の質から改善してゆきましょう!

指導実例

指導実例

一見手がかりがつかめそうにない問題ほどシンプルに捉えることが重要です。
複数の解法を論理的に消去してゆくことで、正解への道筋を絞るトレーニングをマンツーマンで行うことが出来るのは個別指導の醍醐味です。

開成H24年の問題を見てみましょう。

(例題)
AB = 6 cm、BC = 7 cmの三角形ABCの辺BC上に点Dをとり、三角形ABDを2点AとDを通る直線で折り返すと、点Bは右の図1のような点Eに重なります。AEとBCの交わる点をFとすると、CF = 3 cmになり、三角形DEFの面積の7倍になります。
(1) AF、BDのながさをそれぞれ求めなさい。
(2) 三角形ACDを2点AとDを通る直線を軸として回転してできる立体の体積は、三角形ABDを2点AとDを通る直線を軸として回転してできる立体の体積の何倍ですか。ただし、上の図2のような立体を「円すい」といい、その体積は、
(底面の円の面積)×(高さ)÷ 3
で求めることができます。
図3

(1)実はこの問題を解くのに必要なポイントは基本中の基本「双子山」の三角形だけなのです。高さが等しい三角形では底辺の比がそのまま面積比となる、という受験生であれば誰もが知っている考え方です。
双子山

複雑に見える問題のなかからこのポイントに焦点を絞ってみることで、解法がいもづる式に浮かび上がってきます。

まずは三角形ABCの底辺がBF4cm、CF3cmという条件からシンプルに面積比を置いてみましょう。
図5

すると三角形ABCは4+3=7となり、「ABCの面積がDEFの7倍である」という条件にピタリと当てはまり、三角形DEFは1と表すことができます。
また折り返しであることを考えれば、三角形ABDとAEDは合同ですから、面積はそれぞれ5÷2=2.5となり、三角形ADFとDEFは1.5:1と表現できます。
図6

ここで再び「双子山」を使えば、AF:FE=3:2
AE6cmを比例配分することでAF=3.6cmと求まります。
同様に三角形ABFに双子山を使うことで、BD:DF=5:3
比例配分によりBD=2.5cmとなります。

平面図形が苦手なお子さんは、複雑なものをシンプルにする感覚をつかめていないことが原因のひとつです。すぐに書き込んだり、補助線を入れる発想力は大切ですが、問題をますます難しくしてしまうリスクも伴います。まずは一歩引いた視点で簡単な知識を組み合わせる感覚を養ってゆきましょう。

(2)それぞれの回転体をイメージすると以下の図のようになります。
図7

ここでADの長さや底面積が具体的に求まらないことに気づけば、二つの回転体の「共通点と違いに着目し比べる」という発想が得られます。
三角形ABDの回転体は底面積×ADに、三角形ACDの回転体も底面積×ADに変形することが出来ます。
図8

底面積の比がわかれば、すなわち体積の比となりますから
(1)で求めた情報に手がかりを求めましょう。
底面積の半径の比は、三角形ABDとACDの高さの比と同じですから
(1)で書き込んでいた面積比2.5:4.5=5:9となります。
図9

底面積の比は5×5:9×9=25:81となり3256倍であることがわかります。

立体図形を底面積×高さの二つの要素にわけて分析することで、複雑な計算は一切なしで解くことができました。このような問題は受験生に、状況を「よりシンプルに」分析し解決する力をこそ求めています。

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やる気を引き出す達人

今回のインタビューは、ドクター期待のホープ、算数の吉岡英滋 講師です。

やる気にさせるコーチング術

吉岡流コーチング術について

春野「 本日は、吉岡先生の子どものやる気を上げるコーチング術についてお伺いいたします。
吉岡先生の生徒さん方、いつも楽しそうにかつ真剣に授業を受けている様子が伝わってきます。相当、やる気アップしていますね。」

吉岡「 そうですね、かれら、かなりやる気を出してくれていて、うれしいですね。」

春野「 お子さんのモチベーションを上げるのに、吉岡流コーチング法が活かされているとお伺いしているのですが。」

吉岡「 よく能力があっても、成績がぱっとしないお子さんがいますよね。ぼく、そういうのもったいないなあって思うんです。「やれば、できる」、そういうお子さんが多い。その「やれば」の部分、そこをなんとかできないか、なんとかしてあげたい。それが、コーチングを考えて実践するようになったきっかけです。」

春野「 やる気がない、親御さんが一番悩む部分ですね。では、どうすればやる気アップするのでしょうか?」

吉岡「 まず、どんなときにやる気が上がるのかと申しますと、手が届きそうなところ、ちょっとジャンプすれば届くあたり、ここを狙うとき、やる気は一番アップします。課題が高すぎても低すぎても、人間はやる気を失います。
ですから、指導の際、お子さんに渡す課題もちょっと頑張れば自力で解ける、というものをやらせる。」

春野「 ほどよいレベルの見極めが大切なんですね。」

吉岡「 そうです。そして、できた瞬間、心から「よくできたね」と認めてあげる。
小さな達成感、これがやる気を上げるんです。」

春野「 小さな達成感が次の課題に取り組む意欲を生む。」

吉岡「 そういうことなんです。そして、与える課題を少しずつステップアップしていく。その際、子どもに今何を評価しているのか、評価の基準を明確にしておきます。

たとえば、宿題。初めの段階はとりあえずやってくればOK。ここで、ちゃんとしてきたことに対してほめる。次も、その次も。じゃあ、そろそろステップアップしよう、というときに、「これからは、答え合わせまでしてくるんだよ。そこまでするのがこれからのルールにしよう」とルールが変更されたことを宣言する。

あるときまでほめられていたのに、突然ほめられなくなったら、子どもは混乱するし、プライドも傷つきます。でも、ルールを明確にすることで、次のステップに向けて意欲をもってもらえるんです。」

春野「 なるほど。」

春野メモ
・子どもの学習到達度を見極め、ちょっと頑張れば自力で解ける、という課題を与えて、できた瞬間、「できたね」と声かけする。⇒小さな達成感を積み上げる
・ステップアップするときは、評価の基準を明確にして子どもに伝えることで、次の課題の意欲を育てる

子どものモチベーションアップは親の接し方次第

吉岡「 子どもがやる気を失う原因の多くは、接する大人側にあると思うんですよ。」

春野「 耳の痛いご指摘ですね。」

吉岡「 すみません。でも、教える側の期待値がどんどん高くなってくると、ちょっとやそっとのことではほめてもらえなくなる。どんな優秀な子でもほめられたいですからね、やっぱり前に気持ちよく進みたいじゃないですか。」

春野「 そうですね。子どもは親や先生の期待には応えたいという欲求がある。だから褒められたら、認められた、と嬉しくなってがんばりますものね。ところが、親や教師の側の期待だけでどんどん膨らんでいくと、注意されたり叱られたり、という場面が増えます。いきおい、やる気はなくなりますね。」

吉岡「 まさしくそうなんです。そして子どもは、常に親の期待を超えたい、という欲求があるんですね。その期待が超えられないくらい高く設定されていたら、そりゃあ気持ちはしぼみます。

たとえば勉強頑張っているときに「いつもそれくらいやれよ」と言われるより、「そんなに勉強してお前はえらい奴だ。体を壊すから、その辺にしておけよ」と言われるのとでは、やる気が違ってくるでしょう。「その辺にしておけよ」と言われれば、ようし、もっと驚かせてやれ、と思って頑張る。でも「それくらい」と言われると、「もうするもんか」って気になる。

ドクターの『子どもソーシャルスタイル診断』を用いた接し方とリンクするのですが、声がけのしかたは重要ですね。」

春野「 コーチングの結果、子どものやる気がアップした。勉強するようになった。それがどのような結果につながるのか、単なる志望校合格、だけではないと思うのですが、いかがでしょうか?」

吉岡「 そうですね。やはり、コーチングの究極の到達点って、子どもの自立だと思うんですよね。自己管理能力の養成。最終的には自分で細かくルールを設定して、自分のモチベーションを上げる方法を身に着ける。」

春野「 なるほど。自己管理能力。自省をこめて、大人でもできない方は多いかと思います。」

春野メモ
・大人の子どもへの期待値を吊り上げない。段階を追って課題を設定する。
・コーチングの到達点は、子ども自身が自己管理できるようになること。
・大人の声がけは、子どもが期待を上回りたくなるような工夫をすること。

小さなアメと大きなムチ~自己コントロールを考える~

吉岡「 面白い実験があるんですよ。子どもを3つのグループに分けて、Aグループにはクレヨンと画用紙を与えた。Bにはクレヨンと画用紙、『描いてね』の言葉がけ。Cにはクレヨンと画用紙、描いたらご褒美を与えた。しばらく続けて、結果を観察した。」

春野「 Aには環境のみ。Bには環境と指示。Cには環境と成果へのご褒美。というわけですね。」

吉岡「 結果は、Aのグループが一番絵を描くようになった。次にB。一番絵を描かなくなったのは、Cだった。」

春野「 ご褒美はだめなのですね。」

吉岡「 ご褒美制はこわいということです。
    ぼくは自身の経験上、『小さなアメと大きムチ』の大切さを訴えたいですね。」

春野「 小さなアメとは?」

吉岡「 ちょっとした目先のことで、自分で自分を励ます。だましだましやっていく方法です。たとえば、お腹すいたな、ってときに、よし、この問題一問解けたら、チョコレート1粒食べるぞ!みたいな。で、1粒口に入れて、ああおいしい、じゃあ、次の問題解けたらもう1粒。」

春野「 自分でも、チョコ1粒がたいしたことじゃないことはわかっている。自分を次に向かわせるちょっとしたきっかけのようなものなのですね。」

吉岡「 そうです。ばかばかしくても目先のちょっとしたことだから、自分を奮い立たせることが出来る。これが、成績あがったらゲーム機買ってもらえる、とかだったら、努力の途中で苦しくなって「要らないや」ってあきらめてしまう。そこで終わりますよね。モノで釣っても、苦しさの方が大きくなったらあきらめる。あきらめ癖をつけるのも問題です。」

春野「 では、大きなムチとは?何やら怖いのですが・笑」

吉岡「 自分にとって本当にいやなことを設定する。腕立て100回とかはだめです。やれてしまうので。僕は大学受験の時、決めた学習量を一日でも怠けて終わらなかったら、携帯水没、オーディオを破壊する、など決めて周囲に協力を求めました。」

春野「 すさまじいですね・笑。逆に自分をそうやって続けさせるためにコントロールする、自己制御の方法を自ら考える、そのことこそが重要だという気がいたします。」

吉岡「 そう、モチベーションの保ち方を自ら考え、実行できるようにする。自立した学習ができるようになる。それが、コーチングの最終目標です。」

春野「 お子さんのやる気を上げて、少しずつ手を離していく、最終的には自分で学習を計画し実行できるようにする。吉岡流コーチング術、すばらしいですね!私も学ばせていただきました。ぜひ実行したいと思います。ありがとうございました!」

春野メモ
・モノによるご褒美制は弊害が大きいので、避ける。
・「小さなアメと大きなムチ」など、自己コントロールの方法を考えて実行する。

※2013年9月9日メルマガより

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