みなさんこんにちは。受験Dr.の久米です。
本日はこん虫の完全変態・不完全変態の覚え方についてお話しします。
完全変態とはこん虫が卵→幼虫→さなぎ→成虫と成長していくものです。
不完全変態とは卵→幼虫→成虫と途中にさなぎの時期をはさまずに成長していくものです。
不完全変態のこん虫の覚え方です。七五調で唱えてください。
「とばせゴキブリ、秋の虫、カマキリ・カメムシ・アブラムシ」
と→トンボ
ば→バッタ
せ→セミ
秋の虫→秋に鳴く虫(コオロギ・スズムシ・マツムシ・キリギリスなど)
中学受験では、上記以外の不完全変態のこん虫はほとんど出題されません。従って、上のフレーズだけを覚えて、残りのこん虫は完全変態としてしまうのが一番効率的です。
それでは実際の中学入試問題を解いてみましょう。
例題1
完全変態をする昆虫を次のア〜エからすべて選び、記号で答えなさ
い。なお、ない場合は「なし」と答えなさい。
ア ハチ イ セミ ウ カマキリ エ ハエ
(2019海城)
例題2
セミは不完全変態のこん虫です。次のうち、不完全変態のこん虫はどれですか。
正しいものを3つ選び、記号で答えなさい。
ア クワガタ イ カミキリ ウ コオロギ エ ゲンゴロウ
オ ゲンジボタル カ キリギリス キ ゴキブリ ク カブトムシ
(2025獨協)
例題1 不完全変態はセミとカマキリなので、完全変態は残りのハチとハエです。 正解 ア・エ
例題2 秋の虫であるコオロギとキリギリスは不完全変態、ゴキブリも不完全変態です。 正解 ウ・カ・キ
完全変態と不完全変態のこん虫を分類から考えてみましょう。
完全変態のこん虫は主に「コウチュウ目」「ハチ目」「チョウ目」「ハエ目」の4つに分類されます。
「コウチュウ目」はカブトムシ・クワガタ・カナブン・テントウムシ・カミキリムシなどの固い羽を持つものです。
「チョウ目」はモンシロチョウ・アゲハチョウなど。
「アリ目」はハチ・アリ。
「ハエ目」はハエ・カ・アブなどです。
不完全変態のこん虫は主に「トンボ目」「カメムシ目」「バッタ目」「カマキリ目」「ゴキブリ目」の5つに分類されます。
「トンボ目」はアキアカネ・オニヤンマなどのトンボ。
「カメムシ目」は口が細長いセミ・カメムシ・タガメ・アメンボ・アブラムシなど。
「バッタ目」はバッタ・キリギリス・コオロギ。
「カマキリ目」はカマキリ。
「ゴキブリ目」はゴキブリ。
私がお子さんに教えるときは、「バッタ目」「カマキリ目」「ゴキブリ目」をまとめて「バッタのなかま」として教えています。
完全変態と不完全変態を分類から覚えようとすると、上記の9つの目を覚えた上でさらに仲間分けが必要になり、とても大変です。
こん虫が大好き!というお子さんや、
こん虫のマニアックな知識を出題する学校が志望校(慶應普通部など)のお子さん以外は、やめた方が良さそうです。
また、「完全変態は幼虫と成虫で済んでいる環境が違うもの」
「完全変態は幼虫と成虫で姿かたちが全く違うもの」
と言われることもありますが、トンボやセミという例外があり、いい覚え方とは思えません。
やはり、こん虫の変態については、語呂合わせが一番です。
ではみなさん。声を合わせてもう一度。
「とばせゴキブリ、秋の虫、カマキリ・カメムシ・アブラムシ」
それではまた。
受験Dr.、久米でした。

