最新記事 2022年07月05日

テーマ: 社会

弾劾裁判やったことある?~公民の歴史

みなさんこんにちは、受験Dr.の久米です
模試の選択肢問題で
「過去○○が起こったことがある」
「過去○○が起こったことがない」
などの問題、見たことありませんか?
このような問題はかなりの頻度で出題されるにも関わらず、
テキストにまとめて載っていることはほとんどありません。
今回は公民分野の上記のような出題について、
過去起こったことがあるのかないのかを列挙し、解説していきます。

それではさっそく出題です。以下の問題に答えましょう。

①弾劾裁判は過去起こったことがある/ない
②弾劾裁判で辞めさせられた裁判官はいる/いない
③国民審査は過去起こったことがある/ない
④国民審査で辞めさせられた裁判官はいる/いない
⑤憲法改正について国会の発議は過去起こったことがある/ない
⑥国民投票は過去起こったことがある/ない
⑦憲法改正は過去起こったことがある/ない
⑧議員任期中の衆議院の解散は過去起こったことがある/ない
⑨内閣不信任が可決されたことはある/ない
⑩法律が違憲とされたことはある/ない

どれくらい分かりましたか?
答えを発表しながらそれぞれの内容を見ていきましょう。
過去の事例は全て2022年現在の数字を用いています。

①弾劾裁判は過去起こったことがある
②弾劾裁判で辞めさせられた裁判官はいる
弾劾裁判とは、裁判官としてふさわしくないふるまいをした人物を
辞めさせるかどうか判断する裁判で、国会において開かれます。
過去、弾劾裁判は9件起こっており、わいろをもらった裁判官や、ストーカー行為をした裁判官など、
7人の裁判官が辞めさせられています。

③国民審査は過去起こったことがある
国民審査とは、すでに任命されている最高裁判所の裁判官が裁判官としてふさわしいかどうか、
国民が判断する解職の制度です。
衆議院議員総選挙ごとに行われていますので、過去25回実施されています。
④国民審査で辞めさせられた裁判官はいない
国民審査で過半数が不適格であると判断された裁判官は解職されますが
過去に辞めさせられた裁判官はいません。

⑤憲法改正について国会の発議は過去起こったことがない
⑥国民投票は過去起こったことがない
⑦憲法改正は過去起こったことがない
憲法改正のためには、以下のA・B両方が必要となります、
A:国会の衆議院・参議院の両院で2/3以上の議員が改憲に賛成し、国会が国民に発議を行う
B:国民投票の過半数が改憲に賛成する
C:天皇が憲法改正を公布する
過去にAが起こったことはないので、当然BもCもありません。

⑧議員任期中の衆議院の解散は過去起こったことがある
議員任期の4年を満了した例は過去に1例のみです。
ほとんどの場合、任期の4年が来る前に衆議院が解散されています。

⑨内閣不信任が可決されたことはある
内閣不信任決議案が可決されたことは過去4回あります。
1953年には当時の吉田茂首相が「バカヤロー」と発言したことをきっかけに、
内閣不信任決議が可決され、国会が解散になったことがあり、
「バカヤロー解散」と呼ばれています。

⑩法律が違憲とされたことはある
過去、国会が制定した法律が違憲とされたことは10件あります。
外国に住んでいる日本人の選挙権を制限する法律などが違憲とされました。

それではまた。受験Dr.、久米でした。