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桜の開花と受験勉強

こんにちは。大木快です。

 

桜の季節も終わりを迎えました。今年は寒の戻りもあったせいか、桜の花を例年より長く楽しむことができました。

 

桜の花が咲くためには、冬の寒さが必要なのだとか。

 

一旦休眠状態に入ったつぼみは、冬の寒さで眠りから覚めるのだそうです。これを休眠打破と言います。つらい時期を経てこそ花を咲かせるなんて、人生と同じ(笑)

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そういえば、毎年出される開花予想は大きく外れることはありませんね。

どのように開花日を予想しているのかというと、

 

1休眠打破の時期

2その後の気温

 

の2つから予想するのだそうです。休眠打破の後は気温によって成長の速さが決まる…

 

ってことは…

 

1勉強に目覚める時期

2その後の頑張り

 

これによって、人生の「開花日」も決まるというわけですね!またまた人間に当てはめてしまいました。

 

ところで、今年は全国で最も早い開花を迎えたのは東京ということもニュースになりましたね。なぜ九州や四国でなく東京なのでしょう?

 

それは1.の休眠打破が、冬に温暖な地域では遅れるからなんです。ですから、単純に暖かいところが早く咲く、とはならないんですね。

 

九州、四国は出てくるけど、それ以前に沖縄ってどうなのかな、と思い、調べてみると…あれ?開花予想に沖縄が出てきません!なぜ!?

 

休眠打破のことを考えると、説明が付きます。

 

なんと、沖縄では気温が高すぎて、休眠打破に必要な温度まで下がらないのだそうです。だからソメイヨシノは咲かない!納得、納得。

 

小学校でも新学年が始まりました。新しいクラス、新しい友達、新しい先生…にも慣れ、そろそろペースができたころではないでしょうか。

 

4月は各種模試が花盛りの時期でもあります。

今回は、模試を最大限に生かすためのポイントをお伝えします。いつも模試が終わった後どのように過ごされていますか。受けっぱなし、返却後も復習なし、など心当たりがおありのようでしたら、ご参考にしてください。

 

1.その日に直しまでやって終了とする

2.失点の傾向、弱点分野を把握する。

 

1.その日に直しまでやって終了とする

模試を受験したら、必ずその日に採点をして、間違ったところの直し作業を実行してください。その日に行うのがベスト。返却後だと、だいぶ忘れているので効果が小さくなります。とるべき問題と、捨てるべき問題の峻別は行いましょう。算数は、レベルに応じて基本問題に絞って直しをするなど工夫してください。

 

いうまでもありませんが、テスト中の時間には得点力の伸びはありません。

伸びるのは「テスト直し」の時間なのです。テストで取れなくても、大きな伸びしろをしっかり伸ばして「倍返し」すればいいのです。

6年生でしたら、このくらい当然。それより下の学年では、この習慣をつけるだけで、学習効果は倍増するでしょう。これができない子は徐々に下がっていきます。

 

2.失点の傾向、弱点分野を把握する。

ミスについては、原因分析を行ってください。

①自分の力では解けない

→漢字や用語の知識はその場で覚える。苦手な単元はその後時間をかけて取り組む。

②計算等のミスで失点した

→見直し不十分や問題の読み取り不十分など、原因をはっきりさせる

③原因不明(自分でもわからない数字の写し間違いなど)

→確認するしかありません。

どのようなミスが多いのか、その傾向を知り、意識するだけでもプラスになります。

受験ドクターでの指導においても、模試の直しは最優先で行っています。

ミスした1問を、その問題のテーマと関連するいくつかの問題まで広げて教えなおすと、1問の直しをしっかりすくことで3倍返し、4倍返しが可能になります。これが模試の直しの醍醐味。

またテスト時間内の「戦術」についても指導します。「工夫して計算した方が良いのか、書き出して調べた方が早いか」「取れる小問をいかに見極めて残りを捨てるか」とか、平常の学習とは異なる視点で解法を検討します。

テストは点数を競う競技ですから、得点を最大化するためにどう動くかという発想でテストに臨むことが大切なのですが、模試の直しはそれを鍛える好機と言えるのです。

 

さて、苦手単元などの課題にじっくり取り組む1学期最後のチャンスが、ゴールデンウイークです。実はこれを過ぎるとまとまった時間で何かやることは実質的に困難で、あっという間に夏期講習スタートの時期が来ます。

ですので、例えば、4月に受験した模試で、各科目1分野ずつ強化目標を立てて、連休中の時間を割くなど、目的意識をもって過ごされることをお勧めします。

 

それではまたお会いしましょう。


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