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学習量の配分について

こんにちは。受験ドクターの石井伸二です。

6年生はいよいよ入試が近づいています。
過去問・塾の土曜特訓、日曜特訓の復習、通常授業の復習、模試の直し・・・
無数にやることがあります。

さて、「算数の学習時間の配分はどうすればよいのか?」
これは難しい問題です。お子さん一人ひとりの課題点を見極め、適切なものを選んでいく必要があります。

保護者の方が学習内容を指示する際に、何か簡単な基準が欲しいところです。
今回は、お子さんが取り組むべき課題の優先順位を考える上での大まかな指針をお伝えします。
(今回は算数についてお伝えします)

① 最優先は「直し」です。教科問わず、間違えた問題をできるようにする学習程重要なものはありません。間違えた個所には、確実に「今足りない知識」が含まれています。この部分を学習することは、確実で最大の効果が見込めます。特に、塾の授業内で解説がなされた問題に再度触れることで定着を図る学習は最も効果的です。
※ただし例外が一つだけあります。解説を受けても、それでもよく分からなかった問題です。これは、飛ばしてください。解説を受けて分からなかった問題は、自宅で一人で考えても解けるようになることは難しいです。長時間悩むことは時間効率が悪い学習になるので、思い切って飛ばしましょう。その時間で他の問題を学習したほうが効果的です。

② 同様に優先するものは「過去問」です。志望校の過去問題集は「もっともその学校の傾向に近い問題集」です。点数だけを見て一喜一憂している暇はありません。誤答箇所の解説を読み、間違えた原因を特定しましょう。類題が出題された際には確実に正解できるようにしておきましょう。

上記の2つが最優先です。「直し」と「過去問」の2つをやる時間・量が減らないように学習を組んでいけば、おおむね間違いはありません。

最後に、何より大切なことをお伝えします。
個別指導や家庭教師がついていて、状況に合わせた適切な課題を出してくれる場合は、安心です。
しかし、そうでない場合。集団塾のみにお通いで、個別に学習の指示を出してくれるプロが不在のご家庭も多いかと思います。

そうした場合はお父様お母さまからお子さんに向けて、自信をもって「これをやりなさい」と指示していただきたいのです。
指示がベストの内容なのかどうか、不安かもしれません。でも、それでも良いのです。
たとえ最善から多少外れていたとしても、上の2点さえ守っていれば、大きく外れることはありません。
それよりも、お子さんから「迷い」を消すことが先決です。
「これとこれをやりなさい」と示してあげることで、子供は勉強に専念できるようになります。

親御様の立場としては、最大限の情報収集を行っても、それでも「これが最善なのか」と不安になるものです。
その不安を押し殺して、どうか、子供の前では自信満々に「これをやりなさい」と伝えてあげてください。
それが最もお子さんを安心させる言葉であり、ひいては直前期のもうひと伸びにつながります。

皆様、どうか悔いのない中学受験をお迎えください。

【おまけ】

seijo_november

受験ドクター成城学園前校から、成城大学に向かう道の途中で見つけました。巨大マンホールです。
さて、これは何なのでしょうか? 
問題:このマンホールの正体は何でしょうか。Googleで検索する際に有効なキーワードを答えなさい。

解答例:「マンホール 巨大」や「マンホール NANJYO」でしょうか? (NANJYOの文字が彫り込まれているので、何か手掛かりになるか?と予想してみました)
もっと良い検索キーワードがあるかもしれません。是非この巨大マンホールの正体を突き止めてみてください。

それではまた!


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