最新記事 2021年12月07日

テーマ: 社会

過去問の3つの点検ポイント

皆さんこんにちは!
受験ドクターの清水栄太です。

入試に向けて、過去問を解き進めてきた頃だと思います。
今回は、解き進めた過去問の3つの点検ポイントについてお伝えします。

コロナ禍で行われた昨年の入試における、出題傾向の変化を踏まえた内容ですので、ぜひ最後まで見てください!

■点検ポイント①過去問の回数をこなせているか

12月のこの時期では、志望校の過去問を最低5回分は進めておきたいところです。
また、併願校(1月校を含む)の過去問も3回分を解き終えている状態が望ましいです。

1,2回解いた段階で大幅に得点を超えている場合(正答率85%程度/合格者平均+20点)
は、回数を多くこなさなくとも良いと思います。

しかしながら、合格者平均を数点超えているという場合は、傾向を正しく把握する上でも、解き進めた方が良いでしょう。

特に、
「昨年の2020年入試での得点が良かった」
という場合、注意が必要です。

昨年は、コロナ禍ということもあり、問題の難易度が例年より易しくなった学校も多く見られました。

したがって、2019年、2018年、2017年での得点率をデータとして把握するためにも、直近の問題を解き進めるようにしましょう。

■点検ポイント②出題傾向を把握できているか

過去問をある程度解いたにも関わらず、時間配分や進め方が意識できていない状態になっていないでしょうか。

また、過去問を解き、得点が超えられているかを見て終わりという状態になっていることもしばしば見受けられます…

実は、この状態、社会科では良く起こりうることです。

社会は、他教科に比べて、
「解く」という意識よりも「答える」意識が強くなる傾向になりやすいです。
したがって、時間配分や戦略的な進め方への意識が手薄になってしまいます。

「どんな問題が出されるか」ということ以外に、
制限時間、満点の点数、おおよその問題数、学校ごとの解き進めるスピードなどの基本的な事柄についてお子さん自身が答えられるか再度確認してみてください。

それが回答できるようになったら、問題の出題傾向について、解いた過去問をもとに出題傾向を把握しましょう。

問題の出題傾向は「単元」「形式」の2つに分類して考えると分かりやすいです。

「単元」の把握は、過去問冊子の出題分析表を参照してください。
分野ごとに、出題頻度の高い単元を把握して知識の定着度や厚みを持たせるようにしておきましょう。

「形式」の把握は、用語、選択、記述、作図、計算の5つに分類しましょう。
さらに、選択問題は、正誤選択や時代整序などに分類するとより詳細な出題傾向を把握することができます。
頻出する問題形式における基本の解き進め方や、注意点を踏まえて入試に向かいましょう。

■点検ポイント③直しと弱点把握

○付けをして、解説を見つつ、上から正答を書き込んで終わり。
こういった状態になっていないでしょうか。

間違えは、得点を向上させるための重要な手がかりとなります。
社会は同じ問題を答えさせることは少ないです。

したがって、正答の書込みだけでは、汎用性が低い学習となってしまいます。
失点した知識に関連する単元の知識に広げて定着を図ることが重要です。

では、失点した問題に対して以下の方法で直しをしてみましょう。

・ステップ①問題番号の記入

・ステップ②自分が、なぜその答えを選んだ(答えた)のかという理由を記入

表やグラフであれば、着目した項目など、理由を具体的に書くと良いでしょう。
「適当に選んだ」場合も、選択肢であれば「どの部分」で迷っていたのかを書きましょう。

解答を導くために用いた知識を、表に出して直しを進めることで、自身の頭の中にあるイメージと正しい歴史的・地理的事象との差が明らかになります。

とはいえ、2細かく長く書く必要はありません。
1行以内でお子さん自身がお子さん自身の言葉で書くようにしてください。

・ステップ③ 解説やテキストを用いて、1行程度を目安に解説を記入。

まとめて書くことを意識しましょう。
失点が少ない場合、ここに「関連すること」・「ポイント」を付け加えてみてもよいでしょう。
歴史では年号や時代などを書き込むとより理解が深まります。
ただし、あまり凝りすぎないように注意してくださいね!

・ステップ④失点した単元(弱点)の抽出
上記の点検ポイント②でお伝えした方法と同様に、出題分析表と解説を参照して抽出しましょう。
単元が抽出できたら、四科のまとめやコアプラスで演習を行いましょう。

以上が直しの手順となります。

これらの手順で次につながる直しを実践してみてください。

いかがでしたか。
3つの点検ポイントを活用して、更なる得点アップにつなげてください!

今回はここまで。

それではまた次回お会いしましょう!
応援しています!