最新記事 2022年03月14日

テーマ: 国語

言い換え問題

こんにちは、太田 陽光です。
今回は言い換え問題について書きます。

言い換え問題とは、
問いで「どういうこと」という問いかけの言葉が使われた問題のことです。
「どのようなこと」と表記されることもあります。

この問いかけの言葉がつかれた記述問題のとき、注意することは二つあります。

1つは、解答の最後を「こと。」で終えることです。
単純なことなのですが、つい「から。」で終えてしまい、減点されたという経験をした受験生も少なくないと思います。
国語の問題は、作問者の求めることを答える
そのためには問いを正確に読むことが大切
ということを忘れないでほしいです。

もう1つは、今回のテーマでもある「言い換える問題」だと発想することです。
具体的に説明していきます。

まず、何を言い換えるのかを考えます。
もちろんそのほとんどが、傍線部の言い換えです。
ときどき、傍線部の一部だけを言い換えるものもありますが、
それは、問いに書かれているので、正確な読みをすればわかります。

また、言いかえ問題は「論説文」で多く出題されるものですが、
「物語文」でも出題されないわけではありません。
サピックスの2月のマンスリーでは、物語文で出題されました。
こちらを少し見てみたいと思います。

【大問4問8】
「押し入れの中でただ眠っていただけの折り紙が、武一の手で、きっとこれから、ネズミやゾウやカモノハシや他の色々なものに生まれ変わっていくのだ」
【問】傍線部は主人公の今後について、どのようなことを示しているか。

「どのようなこと」を使っていますね。
このことから、傍線部の言い換え問題だとわかります。

では次に、どのように言い換えていけばよいのか、を説明します。
傍線部をいくつかの部分に分けて考えます。
上記の場合だと、
押し入れの中でただ眠っていただけの折り紙が武市の手できっとこれから、ネズミやゾウやカモノハシや他の色々なものに生まれ変わっていくのだ
というように、3つの部分に分けて考えます。
分け方は、内容の切れ目で行いますが、
・主語と述語
・読点
などに注目することで分けることもできます。

また、今回の問題は、開成中学や海城中学などで頻出の問題形態に当てはめて分けることも可能です。
それは、

① 前の気持ち(様子)
② 変化のきっかけとなるできごと
③ 後の気持ち(様子)

という3要素で書く「気持ちの変化問題」です。

傍線部を上記に当てはめてみると、
押し入れの中でただ眠っていただけの折り紙が、→前の気持ち(様子)
武市の手で、→変化のきっかけとなるできごと
きっとこれから、ネズミやゾウやカモノハシや他の色々なものに生まれ変わっていくのだ→後の気持ち(様子)
というようになります。

答えとしては、
折り紙→主人公のたとえ、ということを、問いの「主人公の今後について」から読み取って、
マイナス思考だった主人公が、②武市のおかげで、③前向きになること
という3要素からなる骨組みに、肉付けをしていくものになります。
6年のサピックス生の方はぜひ、自分の答えが3要素から成り立っているか見直してみて下さい。
記述問題で新たな視点が手に入れられるかもしれません。