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投稿日:2018年02月27日

テーマ: 社会

新小5生!地理の学習 スタートダッシュ!

みなさん、こんにちは。
受験ドクターの長門です。

いよいよ新学年が始まりました!
塾では「新年度の授業」がスタートし、新学年の学習が始まってから
約3週間が経過しました。皆さん、学習のリズムは作れていますでしょうか。

新学年になったことで、何か気持ちがわくわくする一方、
新しい科目や単元の学習のコツがうまくつかめないなぁ・・・
そんな不安もちょっぴりあるかもしれません。

そこで、今回は「新学年のスタートダッシュ」として、
「新小5生」の皆さんに効果的な社会の学習について
学習のポイントについてお話してみたいと思います。
是非、社会を好きになってくださいね!では、よろしくお願いいたします。

地理 勉強法

■新小5生! 地理の学習 スタートダッシュのポイント

① 地理の学習を単なる「暗記学習」にしない!

いよいよ始まる地理の学習!
皆さんの中には、「社会は暗記科目」と思っている人いませんか?
これから社会の学習を始めるにあたり、まず皆さんに一番意識してほしいことは
この「暗記だけで学習する」というイメージを取ってもらうことです。

もちろん、都道府県や県庁所在地、地名など「最低限の暗記」は必要になります。
ただし、そこに「作業」を混ぜたり、「地図やグラフ」と絡めたりしながら、学習を進めましょう
また、「地図の中をイメージで歩いてみる!」とか「分からない場所を塗る!」とか、
「自分が食べている野菜の産地がどこかをパッケージを見て確認する!」など
いろいろな体験や作業と絡めていくことで、どんどん定着しやすくすることができます。

② まずは、都道府県と県庁所在地の完全マスターを!

みなさんは「広島県」を知っていますか?
「そんなの知っているに決まっている!」と高らかに宣言できる人が多いと思います。
でも「広島県がどこかを地図で指してください」となった時、自信を持って示せないとしたら、
それは「広島県を知っている」と言えるでしょうか。

地理では、様々な地名や産地、産業の学習を行います。
その時に、それぞれが地図上のどの場所に関係しているかを問う問題が出題されます。

もしも「都道府県」や「県庁所在地」の場所があいまいなままでずっと学習を進めてしまうと、
たとえ一生懸命地理の単語を覚えたとしても、「どこですか?」と聞かれた瞬間答えられない
という状態になってしまいます。これではなかなか「点数」にはつながりません。

そのためにも、まずは1日も早く「都道府県」と「県庁所在地」の「場所と名前の一致」が
できるようにしましょう!これがちゃんとできるだけでも、ぐんぐん成績が伸びて行きます!

地理 勉強法2

③「単語」ではなく、「単語と単語の結びつき」を覚えることが大切!

地理の問題では、必ず問題文の中に「答えを特定できる用語」が含まれています。
その単語を見つけた瞬間に「あっ、あれだ!!」と分かる力が要求されるのです。

しかし、「単語」だけを一生懸命覚えている学習では、この「結びつき」が分かりません。
たとえば、「輪中」という単語があります。「輪中」という言葉だけ知っているだけでは、
問題文の中にある「輪中」を引き出すキーワードを見ても、気が付くことができません。

このように、社会では「単語」だけを覚えるのではなく、その単語を「引っ張り出す単語」と
結び付けて学習していくことが大切になります。
「輪中」であれば、下記のようなキーワードを見てすぐに「輪中」が導けることを目指します。

「輪中」のキーワード→ 堤防、濃尾平野、木曽川、水屋、母屋   などなど・・・

これらの「キーワードの単語」と「答えの単語」を結びつけられるようにするために、
自分でまとめる、また単語の意味を簡潔に説明するなどの学習は、効果抜群です!

④ 地図・写真・グラフと結びつけることも忘れずに!

社会の問題は、すべて文字だけで聞かれる「一問一答形式」だけではありません。
入試問題も同様ですが、地図や写真、グラフなど様々な資料とともに問題が出題されます。
日々の学習では、こういった「資料」と「単語」の結びつきも意識して学習しましょう

資料と関連付ける時に有効なのが、手を動かすなど「作業」を取り入れることです。
地名を図に書き込んだり、大事な場所に色を塗ったり、自分で図を描いてみたり。
時間的にまだ余裕のある新小5では、これらの学習法は大変有効な取り組みになります。

このように、作業をすることで自分の「体験」としての記憶にもなりやすいため、
結果的に上辺だけの暗記学習では得られない「本当の実力」を養っていくことができます。

地理 勉強法3

⑤ 地理は「上塗り」のイメージで覚えていく!

最後は、社会全般にも言えるポイントになります。
それは、膨大な知識を「1回」「1度」ですべて覚えようとしないでほしいということです。
もちろん、覚えられるに越したことはありません。でも、できないからと焦ることもありません。
「全部覚える」のではなく、優先順位の高いものから覚え、忘れてしまうことも交えながら、
復習や演習、新しい知識を通じて、何度も「上塗り」をすることが大切になります。

これはちょうど「ペンキで壁の色を塗るイメージ」のようなものです。
どんなに頑張っても、1度できれいに塗り残しなく壁を塗ることは難しいですよね。
「行ったり来たり」、これを繰り返しながら「上塗り」をして知識を「厚く」していくのです。
これには時間はかかりますので、日々の学習の中で着実に続けていくことが肝要です。

◇まとめ◇

「新小5生」の皆さんにとっては、あとちょうど「2年」の時間が残っています!
有意義に、効果的に学習を進めて、2年後の「栄冠」を勝ち取れるよう頑張っていきましょう!
長門でした!

地理 勉強法 4

偏差値20アップ指導法