最新記事 2020年11月10日

テーマ: 算数 / その他

併願パターンをどう決めるか②算数傾向編

みなさんこんにちは、受験ドクターの久米です。
今回は前回に引き続き、主に東京都と神奈川県の皆さんを対象に、
併願校を決めるときの考え方をお話しします。

 

併願校を決めるときに、大事なのは合格可能性です。
特に第一志望がチャレンジ校になっているお子さんにとっては重要です。
ただ、合格可能性は偏差値だけで決まるものではありません。
中学校の入試問題との相性も重要な要素になります。

中学校の入試問題の分析と言えば、よく分野別の表が用いられています。
過去問題集に載っているものが代表的です。
算数で言えば、〇〇中学校は立体図形の体積が多く出題され、
△△中学校では平面図形と比の問題が毎年出ているという表です。
お通いの塾の先生方なら、もう少し詳細な分析をなさっていると思います。
例えば開成中では立体切断、駒場東邦中では平面図形の移動、
武蔵中では不定方程式(条件不足のつるかめ算)が頻出である、などです。

今回は主要な中学校の算数の出題傾向を、分野別とは別の切り口で表にまとめてみました。

算数20201110_01

縦軸の「計算・図の処理が重い」というのは、
方針を立ててから解き切るまでの計算が煩雑であるとか、
複数の考え方を組み合わせて解かないと問題が解けないなど、
手順が複雑な問題です。
「計算・図の処理が軽い」というのは、簡単な問題という意味ではありません。
計算が面倒なものになることが比較的少なく、
方針を立てることが出来たら一気に解き切ることができるという意味です。

横軸の「既知」とは、今まで塾のテキストや模試などで見たことのある問題、
受験生にとってなじみ深い問題のことです。
「未知」というのは、いままで多くの受験生が解いたことがないであろう個性的な問題、
典型問題とは違った切り口の問題のことです。

麻布中の問題は受験生が見たことない問題がほとんどですが、
設問の誘導にうまく乗ればすっきりとした答えが出ますので、
「未知」「処理が軽い」ということになります。
また、慶應普通部や女子学院、筑波大付属駒場の問題は
見たことのある「既知」のものが多く、奇問の類はほぼ出題されません。
ただ、この3校は算数のテスト時間が40分と短いので、
制限時間内に解き切るのはたいへんです。

併願校を決める時、算数の問題の相性というのは重要です。
過去問で点が取れる学校と近い位置の学校を選んでみると、
過去問をやるときに戸惑わずスムーズに取り組めるのではないかと思います。

学校別の出題傾向については、以前「入試問題大別~付属校系と受験校系~」
という記事でもご説明いたしました。
そちらもも参考にしてください。

それではまた。受験ドクター、久米でした。