最新記事 2022年12月01日

テーマ: その他

受験算数のコツ!競技かるた式スーパー記憶術2

みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。
プロフィールにも書いていますが、私の趣味・特技は競技かるたです。
この競技、反射神経の勝負のように見えますが、勝負を決めるのは
「記憶力」です。男性競技者の最高峰の「名人」になった人の中には
有名国立大学で首席だった人もいて、かるたの記憶と勉強には何ら
かの関係があると思います。

以前、記憶と勉強についてブログを書きました。
今回はその内容をバージョンアップして、入試直前の受験生に役立つ
内容としてお伝えしたいと思います。

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1 暗記はインプットよりアウトプットが重要

競技かるたのルールでは、15分間で50枚の札の位置を全ておぼえます。
この時に、「おぼえる→思い出す→おぼえる→思い出す→おぼえる…」と、
おぼえることと思い出すことセットにすることによって短時間で可能になります。
つまり、記憶はただ詰め込むだけではダメで、必ず思い出す作業をセット
にすることで、スムーズに脳から引き出しやすくなるのです。

そこで、暗記物は一人で黙々とするより、誰かに質問してもらって
答えを思い出すようにすると良いでしょう。

 

2 答えや図だけおぼえず「手順」をおぼえる

かるたで暗記するのは「どこに何の札があるのか」だけではありません。
どの音が読まれたらどのように手を出すか、動きを暗記することが上級者
が行っている暗記です。

勉強において、解けなかった問題が出たときに「答え」だけおぼえても意味
がありません。そこで、文章をどのように読めば解法につながるか、どのよう
な図を描けば良いかといった、読んでから答えを出すまでの「動き」をおぼえ
るようにしましょう。
そうすれば、数値が変わったり、少しニュアンスが変わった問題に出くわしたり
しても、同じ動きが取れるようになり答えが出せるようになります。

 

3 思い出すコツ

おぼえることができたあとは、思い出しやすくなることができるようになりましょう。
それには様々な方法がありますが、私がよく使っているのは、

・いくつかの事柄を関連づけておぼえる
・イメージとともにおぼえる

の2つの方法があります。
このうち、いくつかの事柄を関連づけておぼえるについて説明いたします。

百人一首には
ちはやふる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは
という歌があります。

この札が相手の陣にあったとすると、
相手の陣に「ちはやふる」の札がある、とだけおぼえるのでは
ありません。他の札もセットにしておぼえます。

同じ「ち」で始まる「ちぎりきな」という札が自分の陣にあれば、
相手の陣に「ちはやふる」、自分の陣に「ちぎりきな」
とおぼえます。そうすることで、どちらが詠まれても無理なく反応
することができます。

勉強でも同じ原理やジャンルにくくれるものはまとめておぼえると
思い出しやすくなります。

例えば、理科の天体という単元では、太陽、月、星の動きを
おぼえます。これらは全て地球が自転しているため、動いている
ように見えるというところでつながっています。
ということは、太陽も月も星も1日の中での動きは全て同じになります。
したがって、太陽の動き方とこの共通する原則を思い出せれば、
月の動きも星の動きも思い出せます。

このようにすでにおぼえていることに関連付けておぼえることで、
より多くのことをより確実に思い出せます。

 

4 範囲は狭く、回数は多く

試合中に、どの札がどこにあって、まだ詠まれていない札は何か、
ということも常に記憶していきます。
そのときに毎回全ての札を確認するよりも、最初は詠まれた札に
関連する札だけを重点的に確認するようにします。

忘れたらどうしよう、と心配してたくさんのことを無理におぼえるよ
りも、たぶんおぼえているから大丈夫、と自信を持って、忘れそう
なところを何度もおぼえるほうが、時間的にも有効というわけです。

例えば社会の歴史を思い出してみてください。
テストの度に縄文時代から現代まで、全ておぼえているかを確認
するのはどうでしょう。効果的ではありますが、時間もたくさんかか
りますし、何より脳への負担は大きいです。

そこで、テストで出題された部分のみ、その都度確認していきま
しょう。時代によって出題頻度も異なりますので、確認する回数
はバラバラになります。しかし、出題されやすい時代・内容は何度
も何度も確認することになりますので、無駄が少なくて良いです。

 

5 試験中は「思い出せない」問題は時間をかけない

頑張っておぼえたとしても試験中は緊張して、暗記が抜けてしまうことも
あるでしょう。そういう時、思い出そうと頑張るのではなく、少しだけ考えて
あとは答えを出してしまいましょう。
おぼえていればすぐに答えが出せるはず。思い出せないのは仕方ないこと
です。入試当日でしたら、少しだけ考えてみても良いでしょうが、模試や過去
問演習でしたら、その悩む時間を他の問題に充てたほうが良いです。

 

<今回のまとめ>

・おぼえるときは思い出すこととセットにしましょう。
・答えや図といった断片的なものではなく、最初から最後までの流れ
おぼえましょう。
・1つ1つをおぼえるのではなく、いくつかの事柄を関連づけしましょう。
・1回の暗記では、おぼえる範囲は狭くし、おぼえる回数は多くしましょう。
思い出せなかったものは仕方ないと考え、悩む時間を他の問題に充てましょう。

 

本日はここまで。次回もよろしくお願いします。