こんにちは、受験Dr.の咲山です。
トキは遡り3月初旬、今年の受験も一段落。お休みを頂きました。
そこで、四谷校に迷い込んだ1羽の朱鷺(「朱色のサギ」と書きます)。
そう、今では教室にすっかり溶け込んだ「トキさん」の故郷、
佐渡島を訪ねてきました。
しばらくこの佐渡島と、中学受験要素を混ぜたブログの予定です。
今日は佐渡島第一回、トキの生態を紹介します。

トキ(朱鷺、学名:Nipponia nippon)は、ペリカン目トキ科に属する鳥で、全身が淡いピンク色を帯びた白い羽毛におおわれた美しい鳥です。とがったくちばしが特徴ですが、くちばしは畑や田んぼに住む昆虫やカエルなどをエサとするため、土を掘るのにも役立っています。
かつては日本をはじめ、中国、朝鮮半島、ロシアなどに広く分布していましたが、現在は絶滅危惧種となっており、主に中国と日本で保護されています。
江戸時代くらいまでさかのぼると、日本中のあちこちで見られたそうですが、かつては田んぼを荒らす害鳥として駆除され、食用や装飾品として狩猟の対象となったことで数を減らしていってしまいました。
純日本産のトキは絶滅してしまい、現在佐渡、石川県でトキの繁殖が行われていますが、親は中国で保護されていたトキのつがいを親とするものです。パンダと似た部分があり、繁殖に成功した一部は中国に返還しています。
トキは繁殖方法が確立されてきたこともあり、多くのトキの繁殖に成功。
保護施設から実際の山々に放され、実際に佐渡島では野生となったトキが飛ぶ姿も見ることが出来ます。
さて、トキの鳴き声は皆さん何を思い浮かべるでしょうか。
今回の中学受験ポイント、頻出とは言いませんが、ときどき出題される鳴き声検定です。
- 「チンチロリン」
- 「コロコロリー」
- 「ジージー(ジリジリ)」
- 「カナカナカナカナ」
- 「カァーカァー」
- 「ミーンミーン」
- 「リーンリーン」
鳴き声の覚え方ですが、文字でそのまま覚えようとしても、時間が経つと混ざってしまうことが多いです。
実際に動画等を通して聞いてみて、
「確かにそう聞こえる」
「少し違うようにも聞こえるけど、そんな風にも聞こえるかもしれない」
という感想を伴った方が印象に残りやすいです。
⑥⑦のように、鳴き声が名前の由来となっている生き物もいます。
他の例ではニイニイゼミ、ツクツクボウシなど。ここは結び付けておくと、覚えやすいでしょう。
その他、童謡「虫のこえ」のチンチロリンや、リンリンといった鳴き声は歌を思い出してみるのも良いです。
それでは、解答です。
①マツムシ ②コオロギ ③アブラゼミ ④ヒグラシ ⑤カラス ⑥ミンミンゼミ ⑦スズムシ
トキがいないじゃないか、とお思いかもしれません。
正解は、⑤です。
ただし正確には、東京で見かけるハシブトカラスよりも濁った音、「ガァーガァー」が正しいかもしれません。
佐渡ではカラスのような鳴き声がしたな、と空を見上げてみると淡いピンク色の鳥、
トキが飛んでいるという様子が見られます。
本当は「トキさん」の故郷のお友達の空飛ぶトキの写真も撮ってきてブログに載せたかったのですが、
私の写真技術ではかなわず、「白い何かがが飛んでいる」程度の写真となってしまったので載せません。
そういえばこの「トキ」さん、どうやら四谷校の教室の住み心地が良く気に入ってしまったようで、
暫く皆さんの授業を眺めていくことにしたそうです。もし機会あって四谷校にいらした際は、探してみてください。
次回は佐渡2回、「揚力」についてです。