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投稿日:2017年03月22日

テーマ: 算数

菊団長フィボナッチ黄金比伝説

みなさん、こんにちは。受験ドクターの安部公一郎です。

 

すっかり暖かくなりましたね。

桜の季節です。

 

桜は特別な花。

でも、

日本の国花は桜だけではなく、、、

フィボナッチ数列

菊も。

 

パスポートの表紙にもありますね。

 

幼いころ祖母に連れられて行った「あやめ池大菊人形展」。

とんでもなく退屈した記憶があります。

 

というわけで、

本日のテーマはフィボナッチ数列。

 

菊からフィボナッチ?

どゆこと?

 

まーまーあわてずに。

 

では、いってみよー。

 

〈菊団長フィボナッチを語る〉

 

1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 ・・・

 

1+1=2 1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13 8+13=21 ・・・

 

フィボナッチ数列ですね。

中学受験算数でもよく出てきます。

 

でも算数だけではありません。

この世はすべてフィボナッチ!

 

フィボナッチさえ知っていれば、

生きていけます!

 

まずは下の図をご覧あれ。

フィボナッチ数列 2

1・2・3・5と見慣れたフィボナッチ数が並んでおります。

それらを1辺とする正方形を描き、

その中に四分円(90度のおうぎ形)。

渦巻きができましたね。

 

これがオーム貝の渦巻きと一致します!

フィボナッチ数列 3

オーム貝だけでなくカタツムリの渦巻きも一致します。

フィボナッチ数列 4

動物だけではありません。

植物界にもフィボナッチの魔の手は及びます。

 

花弁、

花びらですね。

 

花びらの枚数といえば、

3枚、5枚、8枚が一般的。

 

おぉ、フィボナッチ数ではありませんか。

フィボナッチ数列 5

 

ユリ3枚、

サクラ、ウメ5枚、

コスモス8枚、

キク科植物は13枚、21枚、34枚・・・

 

菊やりすぎ。

まさにフィボナッチの申し子。

 

花弁だけではありません。

中心から外側にらせん状に並んだひまわりの種。

この配列もフィボナッチ。

フィボナッチ数列 6

 

松ぽっくりのらせんも、

フィボナッチ数列 7

パイナップルの表面もフィボナッチ!

フィボナッチ数列 8

 

さらには銀河系の渦巻きもぉ~!

 

とどまるところを知らぬ宇宙法則フィボナッチ。

しかしフィボナッチには、更なる秘密が・・・

 

 

〈菊団長エルドラドへ〉

 

我々人間も、

もちろんフィボナッチから逃れることはできません。

 

フィボナッチ数を順に割っていきましょう。

前の数を後ろの数で割ります。

 

1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233 ・・・

 

3÷5=0.6

5÷8=0.625

8÷13=0.6153・・・

13÷21=0.6190・・・

21÷34=0.6176・・・

34÷55=0.6181・・・

55÷89=0.6179・・・

89÷144=0.6180・・・

144÷233=0.6180・・・

 

どんどん割っていくと、

0.618に近づきます。

 

0.618に1を足すと、1.618。

 

  1 : 1.618

 フィボナッチ数列 9

それは・・・

人間がもっとも美しいと感じる比率。

 

ピラミッドも、

フィボナッチ数列 10

パルテノン神殿も、

フィボナッチ数列 11

 

1 : 1.618

 

ミロのビーナスも、

フィボナッチ数列 12

凱旋門も、

フィボナッチ数列 13

 

1 : 1.618

 

そう、黄金比!

黄金比もフィボナッチ数列から導き出されるんですね。

 

 

〈ふたたび菊団長フィボナッチに戦慄〉

 

恐ろしか。

げにも恐ろしか。

 

この世はすべてフィボナッチ数列に支配されていたんですね。

花弁数も美しさも、

フィボナッチだったとは。

 

でも大丈夫。

もうフィボナッチを知りました。

 

ここで結論。

 

フィボナッチ

あなたもわたしも

フィボナッチ

 

今宵はここまで。

ではまた。

算数ドクター