最新記事 2020年07月06日

テーマ: 社会

複雑な選挙の仕組みを整理しよう①

皆さんこんにちは!

国語・社会科の清水栄太です。

 

7月5日は、東京都知事選が行われましたね。

選挙が行われる年は、時事問題と関連して出題されること多くなる傾向にあります。

そこで、今回は選挙の仕組みについて学習していきたいと思います。

 

今回のポイントは、「代表者の選び方は大きく分けて3つ!」です。

では、見ていきましょう!

 

 

そもそも「選挙」とは何だと思いますか?

 

 

投票すること!

 

その通りですね。

 

 

では、投票するのはなぜでしょうか?

公民を学習してきた6年生ならもうわかるはずです!

 

投票するのは、票を投じるという形で自分の意見を政治に反映させるためです。

 

本来は、一ヶ所にみんなで集まって話合いをして決めていくことが理想的

(これを直接民主制といいます。)

 

しかし、現在の日本の有権者の数はおよそ1億人。

みんなで集まって直接話し合いをするのは、現実的ではありません。

 

そこで、代表者を選んで、その代表者が代わりに政治を行う仕組みを取っています。

(これを間接民主制といいます。)

 

したがって、話し合いで意見を出す代わりに、代表者を選ぶことによって政治に意見を反映させているのです。

 

 

さて、ここからが本題です。

一口に代表者を選ぶといっても、できるだけみんなの意見を政治に反映させるため、いくつかの選び方を採っています。

 

代表者の選び方には大きく分けて3つあります。

それが「小選挙区選挙」・「大選挙区選挙」・「比例代表選挙」の3つです。

 

 

「小選挙区選挙」とは、1つの選挙区から一人の代表者を選ぶ選び方のことです。

都道府県などの中で、区などのまとまりごとに選挙区を設けます。

その選挙区に立候補した人の中で最も得票数が多い人が当選していきます。

衆議院議員総選挙で採用されています。

 

 

「大選挙区選挙」

小選挙区が一つの選挙区から一人選ばれるのに対して、大選挙区は2名以上が選ばれる選び方です。

1つの選挙区から定数(選ばれる人の数)に応じて、得票数が多い順に当選していきます。

東京都や神奈川県などの各都道府県の地方議会議員選挙がこのしくみになっています。

 

 

これら2つの選び方は、得票数が多ければ当選という仕組みなので、勝敗が分かりやすいですよね。

では、なぜ3つ目が必要なのでしょうか?

 

 

それは、小選挙区選挙にはある大きな欠点があるからです。

 

欠点とは何か下の図をみて考えてみましょう。

社会20200706_01

 

小選挙区選挙ですと一つの選挙区から一人が当選するので、この場合は「Bさん」が当選します。

 

しかし、AさんもCさんもかなり多くの票を獲得しましたね。

小選挙区選挙だとBさんしか当選しませんから、Aさん、Cさんに投票した人達の意見は残念ながら政治には届かない…ということになりますね。

 

こういった、Aさん・Cさんに投じられた票のことを、死票といいます。

これでは、国民の意見がしっかりと反映された状態で政治が行われているとは言えません。

 

 

この死票を補うために用いられているのが、3つ目の選び方である比例代表選挙なのです。

 

「比例代表選挙」

この選び方は、有権者が政党に投票し、政党が獲得した票数に応じて候補者に議席を配分しています。

この選び方は、小さな政党にも議席獲得の機会があるため、小選挙区選挙の欠点を補うことができます。

この仕組みは、衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙で採用されています。

 

(「政党が獲得した票数に応じて候補者に議席を分配する仕組み」の部分は次回詳しく扱う予定です)

 

 

さてここまでのおさらいをしていきましょう。

 

・「選挙」=「票を投じるという形(投票)で自分の意見を政治に反映させるもの」

・選び方は主に「小選挙区選挙(1人選ぶ)」「大選挙区選挙(複数選ぶ)」「比例代表選挙(政党を選ぶ)」の3つ

・小選挙区選挙は死票が多くなる欠点がある→比例代表選挙と合わせて使われる

 

このポイントを押さえているかどうかで大きく差がつきます。

 

 

次回は、比例代表選挙の仕組みについてより詳しくお届けしたいと思います。

それではまた次回お会いしましょう!

応援しています!