最新記事 2021年10月01日

テーマ: 理科

【皆既月食】2022年度中学入試理科時事問題のタネ③

皆さんこんにちは。
受験ドクターの理科大好き講師、澤田重治です。

2022年度入試で出題されそうな時事問題を学ぶ第3弾――
今回は、今年の時事問題の大本命である皆既月食についての話です。
記憶に新しいところですが、今年の5/26に皆既月食がありましたね。
今までも、日食や月食があった年は多くの学校で出題されてきました。
それが皆既月食や皆既日食、金環日食であればなおさらです。

そして、後ほどまた触れますが、今回はそこに「スーパームーン」も重なりました。
狙われやすい条件はそろっていると言えます。

今回の出題のポイントは、主に次の3つです。
聞かれやすい内容を箇条書きでまとめておきますので、
しっかり説明できるか確認しておきましょう!

【ポイント①】 月食の起こる仕組みについて

● 月食は満月のときにしか起こらない
● 満月のときに必ず月食が起こるわけではない(公転軌道のズレが原因)
● 月が地球の本影に入ることで月食が起こる
● 皆既月食中でも、真っ暗(真っ黒)になるわけではなく、赤銅色に見える

【ポイント②】 日食との違いについて

● 日食は新月のとき、月食は満月のときに起こる
● 日食は太陽の光が月にさえぎられることによって起こるが、月食は月に光が当たらなくなることで起こる
● 日食は限られた地域からしか観測できないが、月食は時間帯があえば地球上のどの地点からでも観測できる
● 日食は観測地点によって始まる時刻が異なるが、月食は全ての観測地点で同時に始まる(もちろん、時差による表記上の違いはある)
● 日食は右側(西側)から食が始まるが、月食は左側(東側)から食が始まる
● 日食には「金環食」があるが、月食にはない

【ポイント③】 スーパームーンとその原理

● 月の公転軌道は真円ではなくだ円なので、月と地球の距離は近くなったり遠くなったりしている
● 新月や満月のときに、月と地球の距離が一番近くなっていることをスーパームーンと呼ぶ
(正式な天文学の用語ではないらしいですが、世間で盛んに言われているので題材になりえます)
● 今年2021年5月26日の皆既月食は、1年でもっとも月が大きく見える「スーパームーン」のときに起こった
● スーパームーンのときの月は、もっとも小さい(遠い)ときに比べると約14%も大きい

月食から話を広げる形で、日食や太陽・月の性質、その他の天体についても出題される可能性があります。
周辺知識も含めて、しっかり対策をしておきましょう!

次回も、来春2022年度の中学入試において、
「時事問題」として出題されそうなことを紹介していきます。
どうぞお楽しみに!

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