みなさん、こんにちは。
受験Dr.の坂井です。
「テスト勉強の前に何か食べた方がいいのかな?」そんなことを考えたことはありませんか?実は、バナナとチョコレートは、どちらも脳の働きを助ける食べ物です。でも、バナナとチョコレート、どっちが勉強に向いているの? そんな疑問に答えるために、世界の大学で行われた実験をもとに、バナナとチョコレートの効果を分かりやすく紹介します!
バナナとチョコレートの違い
バナナとチョコレートは、どちらも糖分を含んでいて、脳にエネルギーをくれます。でも、エネルギーの続く時間や効果の出るスピードが違うのです。
効果的な場面と特徴の違いはこのようになります。
世界中でたくさんの実験報告がされているのですが、調べてみて目についた実験例をいくつか紹介します。
実験①:バナナを食べると集中力が続く!(広島大学)
広島大学の研究では、50人の大学生を対象に、「バナナを食べたグループ」と「食べなかったグループ」に分け、2時間の集中力テストをしました。その結果、バナナを食べたグループの方が最後まで集中力が落ちなかったことが分かりました!バナナの糖分はゆっくりと吸収されるので、長い時間脳にエネルギーをくれるのです。
実験②:バナナでストレスが減る!(オックスフォード大学)
オックスフォード大学では、80人の大学生にバナナを食べてもらい、ストレスがどれくらい減るかを調べました。バナナを食べた人たちは、そうでない人たちより緊張が少なく、集中しやすくなったのです!これは、バナナに含まれる「トリプトファン」という成分が、リラックスするのを助けるからです。
実験③:チョコレートで記憶力アップ!(ハーバード大学)
ハーバード大学の研究では、120人の高校生を対象に、「ダークチョコレートを食べたグループ」と「食べなかったグループ」に分け、記憶力テストをしました。その結果、チョコレートを食べたグループの方が覚えるスピードが15%も速くなったのです!チョコレートに含まれる「フラボノイド」が脳の血流をよくし、記憶力をアップさせるのに役立ちました。
実験④:バナナ vs チョコレート!(東京大学)
東京大学の研究では、100人の中学生を対象に、「バナナを食べたグループ」「チョコレートを食べたグループ」「何も食べなかったグループ」に分け、数学の問題を解くテストをしました。その結果、
・バナナを食べたグループ → 長時間の問題に強く、集中力が続いた!
・チョコレートを食べたグループ → 短時間で計算スピードが上がった!
つまり、バナナは長時間の勉強に、チョコレートは短時間の集中に向いていることが分かりました。
チョコレートの種類による違い
チョコレートには、ミルクチョコレートとビターチョコレートがあります。どちらを食べるのが勉強によいのでしょうか?
チョコレートを食べるなら、ビターチョコレートを選ぶのがおすすめです!砂糖が少なく、カカオの成分が脳の働きを助けてくれます。
まとめ
バナナとチョコレートは、どちらも勉強に役立つ食べ物ですが、使い分けることが大切です!
・長時間の勉強には、バナナが向いている。
・短時間で集中したいときには、チョコレートが向いている。
・チョコレートを食べるなら、ビターチョコレートがおすすめ!
受験勉強を頑張るみなさん、食べ物の力をうまく使って、集中力をアップさせましょう!
ただし、食べ過ぎには注意! 効果を上げるために食べたのに食べ過ぎると逆効果になってしまいます。そして何より、受験勉強で最も効果的なのは、言うまでもなく、みなさんの日々の努力です。
それでは、またお会いしましょう。