最新記事 2016年12月16日

テーマ: 算数

アワテナイ、アワテナイ~答案を作るまで~

みなさん、こんにちは。

算数を担当しています佐々木です。

 

「アワテナイ、アワテナイ、、、」

これは、昔やっていた「一休さん」というアニメの中で、

一大事が起こった時に何かよい手はないかと一休さんが頭にツバをつけて

座禅するシーンでよく使われていた言葉です。

 

考えを巡らす時に、一気に集中して良い考えを出す

 

周りのがやがやや雑念を取り払って集中する

 

ふと、過去問添削やテスト直しの指導をしていて

この言葉を思い出しました。

 

あわてない、あわてない

 

約分ミス

繰り上がり、繰り下がりのミス

円の弧の長さを聞かれているのに円の面積の式を書いてしまっているミス

男子の人数を聞かれているのに女子の人数を解答欄に書いていたり

速さの問題では、出発してから何分かと聞かれているのに途中の出会ってからの時間を書いていたり

単位の変換ミス

などなど

 

これらは、注意していれば防げたミスではないでしょうか。

 

算数の問題を解くプロセスは、

①問題を読む

②問題を解く上での方針、道筋を立てる。表や図を書いて調べる。

③式を書いて解く

④答えを出す

 

と言えると思います。

 

 

 

このプロセスのなかでどの時点で生徒はミスをしてしまうのか、そこを明らかにして指摘してあげることが私たちの使命ではないかと思っております。

 

 

そこで、本日は、「問題をちゃんと読む」とはどういうことなのかについて考えていきたいと思います。

 

例えば、11月に行われました学校別サピックスオープン女子学院の問題5で、

立体を転がして、点Bが動いた長さを答えさせる問題がでました。

 

一見、何でもない、落ち着いて解けば間違わないであろう問題ですが、

動いた点の面積を出してしまった生徒もいました。

 

なぜ、そのようなミスが発生してしまうのか。

 

私なりに分析しますと、

 

まず【立体】ということで生徒は動揺してしまい

そのあと、これはどういう問題なんだろうとドキドキしながら問題を読み進めます。

そして、「あ、点が動いた長さね」と、長さの部分を出すということに気付いているにもかかわらず、

安心してしまって面積、いつも慣れ親しんでいる式を書いて間違ってしまった。

 

という感じではないでしょうか。

 

ちょっと余談になってしまいますが、

私は大学時代にホッケーというスポーツをやっていました。

ルールはほぼサッカーと同じで11人で相手ゴールにボールを入れて点を競うというスポーツです。

ホッケー

攻められているとき、相手からボールを奪うまでの過程が、算数を解くときの思考のプロセスと

似ているなと感じるときがあります。

 

相手がボールを持っている状態から

①  相手の動きをみる、目線を見る=問題を読む

②  走る、スティックを出す=奪う道筋を立てる、方針を立てる

③  奪う=式にして解く

④  攻める=答えにたどり着く

 

相手がどちらに動こうとしているのか、どこにパスを出そうとしているのか

相手の動きを読み取るのは、問題を素直に読むということに通じていると思うのです。

 

自分がそう思っていても、相手は思うようには動きません、当たり前ですが。

 

いつも算数の問題を読むときに生徒に言っているのは、

算数の問題は、説明書とか解説書とかだと思ってごらんと。

昔は、ラジカセなど機器には必ず解説書がついていて(今でもありますが、アップル社は解説書がないので有名で、スマホもなんとなく感覚で操作できるものになってしまっています)、録音の仕方の裏技や読むと、あなるほどね、そんな方法があるのかと思っていたのを思い出します。

 

機械の操作は、自分の思い込みなんてものは必要ありません。

 

それと同じで、算数の問題も、自分の思いではなく、そのまま素直に読むこと、

「こうして、こうやる」という方法に則ってただ調べたり、どうなっているのかルールを見つけたりすればいいのです。

 

話を元に戻して、

 

問題を解く上で先ほど書いた

①問題を読む

②問題を解く上での方針、道筋を立てる。表や図を書いて調べる。

③式を書いて解く

④答えを出す

 

このどの時点でミスが多いのかを分析することが大事です。

 

まずは、自分の答案を見返して、このどの時点でミスをしているのかもう一度確認してみてください。

 

そして、この問題をどう解決していけばいいのか、

次回に、①~④の一つ一つのミスしやすいポイントを例をあげてお話ししたいと思います。

 

結論を引き延ばしてしまってすみません。