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投稿日:2016年12月13日

テーマ: 算数

混迷の時代こそ壺 ~幸せになるツボ~

みなさん、ご無沙汰でございます。受験ドクターの安部公一郎です。

 

変化の激しいこの時代、

道を切り開くは、己の才覚。

 

混迷の世紀を生き抜く算数力を養う、

それは・・・

 

壺。

 

では、参りましょうか。

 

 

〈壺とメダルと100,000,000円〉

 

 壺の中に入った赤いメダルを引くだけで、1億円もらえる!

そんな人生のビッグチャンス。

 

ここに、

赤いメダルが50枚、青いメダルが50枚あります。

形・大きさ・重さ・素材は全く同じで、色だけ違います。

メダルと壺 1

そして全く同じ壺がふたつあります。

メダルと壺 2

メダル100枚を壺に入れます。

入れ方は自由に指定できます。

どちらに何枚入れてもいいです。色も指定できます。

ただし、あなたは指定するだけです。

あなたの見えないところで、指定通りにメダルを壺に入れ終わったら、

ふたつの壺があなたの目の前に運ばれてきます。

あなたはメダルを取り出す壺をひとつ選んで下さい。

選ばれた壺から、1枚だけメダルを引きます。

赤いメダルがでれば、なんと1億円もらえます。

青いメダルがでれば、なにもなし。

 

あなたは、メダルをどのように壺に入れますか?

 

 

〈出す前に入れろ!〉

 

入れ方を指定する⇒壺を選ぶ⇒1枚引く

 

???

これ問題になるの?

 

赤青50枚ずつなんだから、

誰がどう考えても50%。

フィフティフィフティ。

 

運を天に任せて・・・引くぅぅぅ!赤を!

気合いやぁ!

 

ちょっと待って!

 

たしかに、

赤いメダルと青いメダルが、ひとつの壺に入っていれば、

赤いメダルを引く確率は50%です。

 

50%以外に何があるんだよ!

 

そう思っていたころが僕にもありました。

 

しかーし、

混迷の時代、己の才覚で、人生を切り開くのです!

 

へっ?どゆこと?

 

壺がふたつ。

これがポイント。

 

では、いってみよー。

 

 

〈人生はツーステップ〉

 

ふたつもあるじゃないですか!

壺がふたつもあるじゃないですか!

そして、壺を“選ぶ”ことができるのですよ!

 

25枚25枚ずつをそれぞれの壺に入れる・・・

これでは、どちらの壺を選んでも、50%ですね。

芸がありません。

 

1枚49枚 と 49枚1枚で入れても、

メダルと壺

やっぱり50%。

 

う~ん、

どうすればいいのか。

 

存分に考えて下さい。

 

正解はこちら。

 

メダルと壺 4

メダルと壺 5

 

 

右の壺を選べば100%、

左の壺を選べば49.49%。

実に、74.7%の確率で、1億円ゲットです。

 

一見運任せに見えても、

メダルの入れ方で、ここまで確率を上げられるのですね。

 

混迷の時代、

人生を豊かにするのは、

やはり算数力!

 

ご納得いただけましたか。

 

今宵はここまで。

ではまた。

算数ドクター