最新記事 2021年01月12日

テーマ: 理科

気象豆知識~フェーン現象~①

皆様こんにちは。大木快です。

今回は、今や入試の定番となったフェーン現象をあつかいます。
きわめて出題頻度が高いため、以下の典型問題は、すべての受験生が必ず解けるようになっておきたいところ。

【問題1】
フェーン現象は、空気のかたまりが山を上昇し、雨を降らせた後、山を下ることでおこります。空気の温度は、100m上昇するごとに、雲がないところでは1℃、雲があるところでは0.5℃ずつ下がります。
理科20210112_01
A地点で32℃の空気が、上図のように標高2000mの山を越え、B地点まで移動しました。標高1000mから山頂に上るまでの間は雲があり、山頂までは強い雨が降っていました。
B地点の温度は何℃になりますか。A地点、B地点ともに標高0mとして考えなさい。(2016 早大学院)

問題文にしたがって、A地点の32℃からどのように温度が変化するかを追いかけます。

①A→1000m地点   1×10=10℃低下します。
②1000m地点→山頂  0.5×5=5℃低下します。
③山頂→B       1×20=20℃上昇します。

以上より、B地点の気温は
32-10-5+20=37℃ となります。

フェーン現象はニュースや天気予報でもよく出てきます。なじんでいてほしい知識なので、フェーン現象の名前が問われることもあります。
ですから、

①名前を覚える
②どういう現象かを知る
③問題文の条件に従って温度変化を計算する

この3つができれば、フェーン現象の問題への対策としては完璧です。

このような、頻出分野の要所を押さえる勉強の方法には、

①幅広い知識を攻略できる。
②効率的に勉強できる
③即効性があり、瞬時に反応できるようになる。

といったメリットがあります。
覚えるべきポイントを明確にできるかどうかで、同じ学習量でも差をつけることが可能となります。
ところで、フェーン現象はその根本に熱が絡んでいるので、現象を表面的になぞるだけではもったいないネタでもあります。
できれば本質から理解しておきたいところです。
次回は一歩踏み込んで考えていきます。お楽しみに。