最新記事 2020年07月13日

テーマ: 国語

入試作文攻略法②~ブロック式作文法~

みなさんこんにちは。受験ドクターの久米です。
前回は「自分の体験」について作文を書くときのお話をしました。
自分の体験を作文で書くときは、

①体験をする前の状況
②体験をしたときの様子
③体験をした後にどう変わったか
④体験前と体験後をくらべて感じたことのまとめ

以上の4つを時系列に沿って書くと書きやすいというお話でした。
今回は、「自分の意見」を書くときのお話をいたします。

近年の中学入試での作文で一番多く出題されるパターンは、
表やグラフ・論説文などの資料を読み取った上で、
それについての自分の意見を書くものです。
国語だけでなく、社会でも出題されますし、
公立の中高一貫校の適性検査にも同様のパターンは多くみられます。

「自分の意見」を作文で書くとき、小学生の失敗例として多いのは、以下の2つです。

①主張が分からない文章になってしまう
②同じ意見をずっと繰り返す文章になってしまう

このような失敗を避けるためには、作文の基本型を持っておくことが大切です。

論説文の基本構造は、作者の主張⇒具体例⇒作者の主張という
サンドイッチ型の構成になっています。
この論説文の基本構造を生かし、小学生が書きやすい型。
ブロックを積み上げるように、一つ一つの文を建設するイメージ。
これを「ブロック式作文法」と名づけました。

ブロック式作文法では、以下の順番で下書きを1~2行ずつ書いてからスタートします。

①最初に結論を書く
②なぜその意見になったのか、具体例をあげて理由を説明する
③最後にまとめを書く

2018年の攻玉社中学校の入試問題を使って、具体的なやり方をご説明します。

 

2018 攻玉社特別選抜作者はブログやSNSを通じて自分の思いを短歌で表現することを勧めていますが、それについてあなたはどのように感じますが。100字以内で答えなさい。

 

まず下書きを書きます。
下書きはメモ程度で構いません。
結論については、筆者の意見に賛成でも反対でも、点数に差が出ることはありません。
自分で書きやすい方にしましょう。
理由について書くとき、筆者の意見に賛成なら、
本文中で筆者が挙げた例と似たものを使うといいでしょう。
全く同じ例を使ってはいけません。
筆者の意見に反対なら、筆者が挙げた例に対し、別の考え方をしてみるとよいでしょう。
最後のまとめについては、最初に書いた結論の繰り返しでも構いませんが、
余裕があれば、結論から導き出した自分の決意を表明するとより良いでしょう。

 

下書き例
結論
反対

理由と具体例
読者を想定するとずれるから。

まとめ
純粋な自分の思いを表現することを大切にしたい

 

作文例

私は、筆者の考えに反対です。
なぜなら、読者に喜んでもらおうと思って書くと、自分の思いとずれてしまうからです。
私は誰かのために書くのではなく、純粋に自分の思いを表現することを大切にしたいと思います。
(98字)

 

短い下書きから作文の型をつくる「ブロック式作文法」。

ぜひ参考にしていただければと思います。
それではまた。
受験ドクター、久米でした。