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投稿日:2016年08月03日

テーマ: 算数

算数の効果的な問題演習の取り組み方

こんにちは!

算数科のT. I.です!

 

受験ドクターでは毎日、皆さまからの学習相談を電話で受け付けております。

あ、ちなみに電話番号は0120-955-568ですのでみなさんどうぞご連絡くださいね。

私もそこで相談にお答えしているのですが、最近こんなお悩みが多いのでご紹介させていただきますね。

 

それが、

「うちの子、たくさん問題を解いてると思うんですが、中々成績が上がらないです。」

というお悩みです。

 

このお悩みほんとによく聞くんです。

で、よくよくお子様の問題の解き方を聞いてみると問題演習の取り組み方が間違っているんですね。

 

例えば、こんな取り組み方

① 問題を解く→正解→おわり② 問題を解く→間違い→解説を見る→理解する→おわり

③ 問題を解く→間違い→解説を見る→理解する を正解になるまで繰り返す。

これら3つとも間違った取り組み方です。

①は1回で正解しているのでまだ良いのですが、②は絶対ダメ。

③は繰り返し取り組んでいるので一見よさそうに見えますがこれもダメ。

 

では正しい取り組み方とはなんでしょうか。大きく分けると以下の4つです。

① 問題を解く→正解→解説を読む→解説と解き方が同じ→おわり② 問題を解く→正解→解説を読む→解説と解き方が異なる→解説の解き方を理解する→おわり

③ 問題を解く→わからない→解説を読む→順に読んでいき自分がどこでつまづいたのかを見つける
→そこからもう一度解く 以下繰り返し

④ 問題を解く→不正解→もう一度自分の解き方を確認する→なぜ間違えたかわからない
→解説を読む→自分の間違いをみつける→そこからもう一度解く 以下繰り返し

 

これらをもう少し詳しく説明してみましょう。

まず、正解であったとしても解説を確認しましょうね。ということ。

これはなんのためにするのかというと、ほぼ全ての算数の問題には「別解」があるからです。

できる限り多くの「別解」を知っていた方が自分の算数の「武器」が増え、様々な問題を解けるようになります。

これは、入試の時に威力を発揮します。

範囲のある試験では、一つの解き方を身に付けられているかをみるのであまり変化はありません。

しかし、範囲のない試験になった途端、自分の持つ算数の「武器」が力になるのです。

見たことのない問題にどう対応するかはどれだけ色々な解き方を知っているかということと深く関係しています。

ですので、

「範囲のある試験ではとれるんだけれども範囲がない試験ではなかなかとれない。。。」

というお子様にはとても効果的です。

 

次に、正解まで辿りつけなかった場合についてです。

これは、「不正解」と「わからない(答えを出すこともできない)」に分かれます。

 

「不正解」の場合は、まずは答えを見ずに、自分の解き方をもう一度見直しましょう。

自分がどう間違えているのかを考えてほしいからです。安易に答えを見てはいけません。

自力で答えを出すことが最優先です。

もう一度見直しても間違いがわからないときには解説を読みましょう。

ここで解説をパーッと読んでしまってはダメ。

一文、一文自分がどこまで理解できていてどこで躓いたのか発見してください。

そして、発見できたらそこからは自分で解きなおしましょう。

 

「わからない(答えを出すこともできない)場合は、解説を読みましょう。

ここでももちろんパーッと読んでしまってはダメです。

どこが自分が思いつかなかったところなのか一文、一文読んでください。

そして、解説でヒントを得たらそこで解説を読むのをやめてもう一度解きなおしです。

 

 

このように、どんな場合においても「自分で解く」ということが大切になります。

解説を読んでもわかった気になるだけで中々成績は上がりません。

必ず「自分で解く」を意識してくださいね。

 

では、また次回。

算数ドクター