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投稿日:2022年11月07日

テーマ: 算数

計算ミスが多いと感じるご家庭へ

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。

突然ですが、あなたのお子様は
計算ミスが多くないですか?

多くのご家庭が
「うちの子、毎日の計算もちゃんと取り組んでいるのに
どうしてこんなに計算ミスが多いのだろう…」
と悩んでいます。

 

今回のブログは
そんな計算ミスの多いお子様に向けてのアドバイスです。

過去のブログで
お子様の計算力を鍛えるために親ができること

というお話をしたことがあります。

一緒に買い物に行く際、会計金額を子供に計算させる
というものや
前を走る車のナンバープレートを使って計算させる

といった取り組みです。

これらの取り組みの狙いはどちらも同じです。
とにかく
(毎日)頻繁に数に触れること
によって
正しい「数値の感覚」を身につける
ことにあります。

 

大抵どの集団塾でも
「毎日取り組む計算テキスト」
というものがあります。
その狙いも同じなのです。

ただ、
受験Dr.で多くの生徒を個別で見させていただくうちに、
自分が集団塾で指導していた際には気づけなかった
ある実情に気づかされました。

それは
想像をはるかに超える多くのお子様が
一発で正解を出せていないことをさほど気にしていない
ということです。

 

その原因は
「間違えたら、バツだった問題だけ直せばいいんでしょ。」

1107-01

という無意識の甘えが大きな原因の1つだと私は感じています。

 

いくら毎日計算問題には取り組んでいても、
自分で一発目に求めた数値が合っていない
ことをくり返していたら、
いつまでたっても
「正しい数値の感覚」
なんて身にはつかないのです。

自分で求めた数値が実際に合っている
ことをひたすらくり返していくことで、
「これぐらいの数値の計算なら、だいたいこれぐらいの答えになるんだな」
という感覚が徐々に身についていくわけです。

大切なのは
「一発で正解を求めることを積み重ねていく
こと!

そのためには、
多少いつもより時間はかかったとしても
ていねいに計算することが重要です。

計算力=正確性+スピード
ではありますが、
何よりも大切にしてほしいのは
スピードよりも正確性なのです。

いくら速くても
バンバン間違えて毎回数問直しをしている
といった状況は好ましくありません。

ていねいにやることでいつもより時間はかかりますから、
もしかすると「毎日1ページ」というのが負担になってくるかもしれません。
その場合は、以前のブログでも触れたように
「1日5分間」
と時間を決めても構いません。
5分タイマーをかけて、
ピピピッと鳴ったときに手をつけている問題までを
「ていねいに一発で正解するように解く」
といった取り組みに変えてみましょう。

計算力は
「目に見えてレベルアップしている」
ということをほとんど感じることができないため、
受験生にとってはしんどいものなのですが、
毎日コツコツと取り組むことで必ず身につくものですから、
是非頑張って続けてほしいと思います♪

頑張れ受験生!

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それではまた次回お会いしましょう♪

算数ドクター