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投稿日:2017年10月12日

テーマ: 算数

日付・曜日に強くなろう!

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。

苦手な暑い夏が終わり
快適な季節となりました♪
夜、「ちょっと肌寒いな」と思うくらいの気候が
私は一番好きです。

しかし…
季節が完全に秋になったということは…

そうです。
いよいよ受験が近づいてきたということです。

今日は10月12日。
せっかくですから
来年2月1日の入試は今日から何日後なのか
計算で求めてみましょう。

日付・曜日 1

まず、
10月は「大の月」ですから31日までありますね。
ですから、今日も入れると10月だけで
31-12+1=20(日間)
あります。

11月は丸々あり、「小の月」ですから30日間。
12月も丸々あり、「大の月」ですから31日間。
1月も丸々あり、「大の月」ですから31日間。
そして、
2月の1日間(実質入試日ですけど^^;)を入れ…
全部で
20+30+31+31+1=113(日間)
あるわけですね。

つまり、
これは、来年の2月1日が
今日から数えて(今日を入れて)113日目
ということを意味してます。

イメージしてみてください。
今日から数えて(今日を入れて)3日目って
今日から何日後ですか。

日付・曜日 2

そうですね。
もちろん
3-1=2(日後)
です。

同じ考え方で、
2月1日の入試は、今日から
113-1=112(日後)
とわかります。

このつながりを理解しておくことが重要なんです!

日付・曜日の問題では
上記のように言い回しがいくつかあるので、
お子様たちは混乱しがちになるんですね。

日付・曜日 3

考える対象の日が
「今日から何日目」

「今日から何日後」
では
1つ違いになっていることを
しっかりと意識させましょう♪

ちなみに、
よく見る問題の1つ…

〇月〇日から〇日後の日付は何月何日ですか。

というもの。
これに対しては
どうアプローチするのがよいのでしょうか。
もちろん、
考え方はいくつかあるのですが…

たとえば
「今日10月12日の2日後の日付は?」

と考えたとき、
12+2=14
で、
10月14日!!
と答えられそうですね。

そうなんです。
つまり 「〇日後」であれば
素直にたし算すればよいわけで…

これが少しひねられて
「10月12日から113日目の日付は?」

とあれば、まず
113-1=112(日後)
と考え、あとは素直にたし算!

10月12日+112日=10月124日
とすればよいのです。

ここで、
10月は31日までなので
124-31=93(日) ⇒ 11月93日

続いて
11月は30日までなので
93-30=63(日) ⇒ 12月63日

としていくことが、
最もシンプルでわかりやすい
のではないでしょうか。

これを続けていくと
以下のようになります。

日付・曜日 4

お~、
ちゃんと2月1日になりましたね!

日付・曜日 5

さて、
日付の考え方とセットでおさえておくべきものが
曜日の考え方ですね。

今日は
10月12日で木曜日です。

今日の3日後、10月15日の曜日は?

もちろん、今日の木曜日から3つずれる(先に進む)ので

(木)⇒金⇒土⇒日

日曜日となります。

実はこの問題に対する解説は
大きく分けて2つ存在
していて、どちらで教わるかは塾によって異なります。

それは以下の2つです。
スタート(この場合は10月12日)の曜日を入れずに周期算で考える
スタートの曜日を入れた周期算で考える

さきほど出した例、
「3日後の曜日」では
「3つずれる」と考えてみました。

これは上述の①の考え方であり、
サピックスさんなどがこちらの解法を使っていますね。

この考え方であれば
「〇日後」をそのまま使った周期算を考え、
曜日がいくつずれるかをとらえることになります。

たとえば、
今日10月12日(木)から113日目の曜日は?
とあれば…

113-1=112(日後)
の曜日と考え、
「7つずれると元の曜日に戻る」こと(周期)を利用し、
112÷7=16
と計算します。
つまり、7つずれることを16回くり返されたあと、
「あまりがない」⇒「ずれない!」
ということですから、
スタートと同じ木曜日と求められます。

これを、もし②の考え方ですると
スタート10月12日の木曜日から周期に入れるので、
1つの周期が
{木、金、土、日、月、火、水}
となります。

そして、10月12日も入れて113日目の曜日を求めるので
113÷7=16 あまり 1
となり、
16周期くり返された後、1日あまることがわかり、
このあまった1日が
周期の中の最初の1日となるため
木曜日と求まるのです。

こちらの考え方は、
四谷大塚さんなどで使われる解法ですね。

もちろん、
どちらの考え方でも大きな問題があるわけではないですが、
しっかりと『区別』をして身につけることが重要ですね!

いかがだったでしょうか。
慣れてしまえば、そんなにやっかいなことではないと思いますが、
小学生のお子様にとっては、
同じ問題でもいくつかの言い回しがあるだけで
混乱してしまうものなのです。

慣れるまで、
しっかりと演習をして
定着をはかっていきましょう!

さいごに1つ、
是非『覚えておいた方がよい』ネタを…

同じ年の
3月3日」と「5月5日」と「7月7日」は
すべて同じ曜日になります!

七五三
と覚えてしまえば忘れにくいと思いますので
是非暗記させてしまいましょう!

日付・曜日 6

今日はここまで。
また次回お会いしましょう!

算数ドクター