最新記事 2018年03月19日

テーマ: 社会

小6スタートダッシュ!「続」・紛らわしい歴史用語の見分け方!(前編)

こんにちは、社会科担当の長門明です。
3月になり、暖かく穏やかな気候がぐっと増えてきました。
春本番!いよいよ新学年、新学期が見えてきましたね!

新小6生のみなさんは、受験生として少しでも「いい形」で
受験学年のスタートを切りたい!と思われている人も多いと思います。

小6の社会では「政治」を本格的に学習しますが、
1学期前半のテストでは、「地理」や「歴史」からも数多く出題されます。
「政治」の学習を進めながら、「地理」や「歴史」の学習の厚みを増やす。
これが、小6の1学期の社会の学習ポイントになります。

そこで、今回は「歴史」の得点ポイントになりやすい
歴史用語の「見分け方」を、昨年のブログの「続編」として
前編後編に分けて、前回より詳しく紹介させていただきます!
新学年の実力テストでも是非活用して、スタートダッシュに活かしてください!

中学受験 歴史用語1

スタートダッシュ!「続」・紛らわしい歴史用語の見分け方 前編

① 天皇が女性や幼い時、代わりに政治を摂るのが「摂政
  天皇が成人した後、天皇の政治を補佐するのが「関白

摂政とは、天皇が女性や幼い場合に、天皇に代わり政治を代行する役職です。
摂政と言えば、歴史上初の摂政となった聖徳太子が有名ですね。

関白とは、天皇が成人後も天皇の政治を補佐する役職です。
関白で有名な人物は、武士で初めて関白となった豊臣秀吉がいます。

その後、摂政・関白の地位を利用して政治の実権を握ったのが藤原氏です。
そして、藤原氏の中で「最初の摂取」と「最初の関白」に就いた人物は、頻出です。
藤原氏初の「摂政」は藤原良房(866年)、初の「関白」は藤原基経となります!

このようにして、藤原氏が代々摂政や関白の地位につく政治が「摂関政治」です。
摂関政治は200年間ほど続きます。その全盛期が藤原道長・頼通の親子でした。
藤原道長が「摂政」に、藤原頼通は「摂政」と「関白」どちらにも就いています。

ちなみに、今からちょうど1000年前の1018年頃が「道長・頼通親子」の全盛期でした。
1000年前の今頃、春の宴をしている藤原氏に思いを馳せてみるのもよいですね。(笑)

中学受験 歴史用語2

② 「元禄文化」は、江戸前期の上方中心
  「化政文化」は、江戸後期の江戸中心

約260年間続く江戸時代には、2つの代表的な文化があります。
「紛らわしい」文化は、敢えて「人物」と絡めて「2つセット」でまとめて覚えます。

元禄文化」は、徳川綱吉の頃(1700年前後)に、上方で栄えた町人文化です。
上方とは大阪のことですので、関西の人たちを思い浮かべ、明るい文化と覚えましょう。
文化は必ず「代表人物」と合わせて覚えましょう。元禄文化であれば代表人物は4人です。
井原西鶴(小説)、松尾芭蕉(俳諧)、近松門左衛門(浄瑠璃)、そして菱川師宣(浮世絵)です。

一方、「化政文化」は、水野忠邦の頃(1800年代前半)に江戸で栄えた町人文化です。
元禄文化とは対照的に、「こっけい」「しゃれ」など皮肉っぽいおかしさが特徴とされています。
代表人物は、元禄文化と対比させて押さえます。
十返舎一九(小説)、小林一茶(俳諧)、市川団十郎(歌舞伎)、そして葛飾北斎(浮世絵)です。

ちなみに、杉田玄白(蘭学)、本居宣長(国学)、伊能忠敬(地図)などの人物や
川柳狂歌などは「化政文化」に含まれます。この点も覚えておくと得点力アップです!

中学受験 歴史用語3

「明治維新」で行われたのが「地租改正
  「戦後民主化」で行われたのが「農地改革

地租改正は、明治維新の政策として、1873年に行われた施策です。(重要年号!)
地価」を定め、その「3%」を「地租」として、「土地所有者」に「現金」で納めさせます。
これにより、政府は収穫高に影響されず、安定した税収を確保することができるようになりました。
また、地租改正により農民の負担が「増えた」ことは頻出です。是非押さえておきましょう。

農地改革」は、戦後の民主化政策として、1947年に行われた施策です。
政府が「地主」から買い上げた土地を、自分の土地を持たない農民に分け与えました。
つまり、「小作農」を「自作農」に変えたのです。この点をしっかりと理解することが大切です。
ちなみに、農地改革を推し進めて新たな仕組みを作ったのは、あのマッカーサー元帥でした。

土地制度の重要事項として頻出の「地租改正」と「農地改革」の2つの政策ですが
歴史の学習では、「時代」や「相違点」と合わせて押さえていくと、効果的に学習できます。

中学受験 歴史用語4

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まぎらわしい単語ですが、それぞれはっきりとした違いがあることも分かったと思います。
歴史学習を単なる「暗記」で学習してしまうと、直前の範囲試験では得点できても、
実力試験や入試問題では太刀打ちできないことが、大変多くあります。

この1年間は、是非「1つの単語」を覚えるときに「人物」や「時代」と絡めながら、
あえて「似ている単語」と合わせて覚えるようにする「工夫」にチャレンジしてみて下さい!
そこから、必ず「見分け方」のポイントが浮かび上がってきますよ!

中学受験 歴史用語5