2017 芝中学校②| 学校説明会レポート



芝中学校説明会レポート(2017年10月18日)


本日は芝中学校へ、受験ドクター 国語講師清水栄太が行ってきました。
〇理科室は工業高校を思わせる充実した設備

〇千葉県に臨海学校を行う芝中の寮がある

●男子校ならではの教育指導を行っている
 全ての先生方が男の子の成長に特化した「男子を育てるプロ」です。中学生・高校生とその時期にあった指導を行うことで、生徒たちの伸びしろを引き出していきます。

●数多くのクラブ活動
 運動系の活動は17、文化系の活動は19ととても充実しています。
 80%以上の生徒がクラブ活動に加入しており勉強とクラブ活動を両立しています。

●「逆引きの進路指導」
  大学進学を目的とするのではなく「自分の夢」に基づいた進路指導を行います。
  そのため、高校2年生からはコース制となっています。

東京メトロ 日比谷線「神谷町駅」3番出口徒歩5分
都営地下鉄 三田線「御成門駅」A5出口 徒歩7分

平成29年10月18日に行われた芝中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は芝中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©芝中学校

プログラム

校長ご挨拶

芝中学校武藤校長より、芝中学校の教育に関するお話ありました。
その中から一部を紹介いたします。

沿革・建学の精神

建学の精神は「共生」「遵法自治」
「チーム芝」のキャッチフレーズの下新しい風を取り込みつつ、伝統はしっかりと継承しています。
芝中は、浄土宗の学問所が前身となる学校であり、浄土宗の考え方が学校の柱となっています。

指導方針

・「楽しくなければ学校ではない」という考えから、進学実績を前面に押し出すことはしていません。
進路・進学実績は生徒の努力の成果であって、大学進学をゴールとはしていません。
自分たちの目標に向かって苦労をあえてさせることもあります。
・「高みを目指して研鑽を積む」
芝に来れば、塾に通わなくてもよいと言っています。芝中の先生が手厚く指導し中学生ならではの伸びしろを見つけていきます。芝中の先生は「男子を育てるプロ」です、男子校を選択することの良さも考えてほしい。

芝中学校の数学について

数学科教員の岡田 憲治先生より芝中学校の数学の教育方針と授業についてお話しがありました。
その中からいくつかを紹介します。

カリキュラム・教材

 ・算数が得意で入学してきた生徒が多いため、数学を大学入試科目にする生徒が多い
 ・「数量」と「図形」をそれぞれ別の先生が担当し中3から高校の内容に入る
 ・春夏冬の休み明けにテストを実施
 ・教材は「体系数学プリントを使用

授業での様子

・生徒どうしがお互いに教え合い、採点や一言コメントを付ける。
・試験は合格するまで何度でも行われる。
身近なものを用いて「数学っておもろいなあ」と生徒が感じてくれる授業を行っています。

臨海学校について

英語科教員の堤 眞幸先生より臨海学校についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

中学1年生の臨海学校

・千葉県竹岡にある芝中の学校寮でクラスごとに宿泊し水泳の練習を行います。
・7月下旬から8月上旬の学校にちょうど慣れてきた頃に行います。
・芝中の校内にはプールがないため、泳ぐ機会があるのははこの臨海学校だけです。
  水泳が苦手な子も泳げるよう2日に分けて練習を行います。
・臨海学校は、精神的、肉体的に強化をしてきますが、特に精神面では、周囲への気遣いと距離感をもてるようになり、男の子を男に変える目的もあります。

入試について

入試広報部長の荒久保先生生より入試要項についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

入試概要

1回目:2月1日試験  受験者555  合格194 実質倍率2.9倍
2回目:2月1日試験  受験者1046 合格272 実質倍率3.8倍
合格最低点は210点。

出題

国語→すべてが記述問題。抽象と具体の区別がポイント。
社会→120字の記述はリード文の要約。漢字指定や設問指示をしっかりと読み取る。

※この時点で、当日は4限から授業のため途中退席致しました。

学校訪問を終えて

校長先生のお話がとても印象的でした。芝中の魅力を笑いを交えながらも的確にかつ、熱く語られていました。
私自身もそのお話に深く聞き入っていました。教員の先生方のお話しは生徒に対する思いが随所に感じられました。
校長先生のお話のなかにあった「芝中の教員は男子を育てるプロ」という言葉が特に記憶に残っています。男の子は特に中学生、高校生で反抗期を迎える子が多くいます(私自身もその1人です)が、そんな時期に「男子を育てるプロ」である芝中の先生方の指導によって、伸びしろを広げることができる6年間になると感じました。
また、臨海学校は、教室という空間以外での集団生活を送ることができる貴重な成長体験できるものだと感じました。
堤先生のお話にもありましたが、集団意識を芽生えさせ生徒同士がお互いを思いやることができる大切な機会だと思います。
それぞれの目標に向かい成長していくために、勉強はできるようになるまでとことん追究し、「人としての根幹」もしっかりと養っていく、そんな学校であると感じました。