最新記事 2011年10月03日

テーマ: 国語

「わかった?」「できた?」「おわった?」

お子さんに対して、よく使う表現ではないでしょうか。

「今日の授業はわかったの?」

「今日のテストはできた?」

「宿題もう終わったの?」

このような質問について、少し考えていただきたいと思います。

お子さんたちは、このような質問に対して、

「わからなかった。」
「できなかった。」
「終わってない。」

とは答えにくいものです。

思わず、

「わかった。」
「できた。」
「終わった。」

と答えてしまう可能性があるのです。

その結果、

「わかった、って言っていたのに。」
「できた、って言っていたのに。」
「終わった、って言っていたのに。」

ということで、モメてしまうことになります。

このような事態を避けるためには、どのような問いかけをすればよいでしょうか。

例えば、

「今日の授業はどんなことを習ったの?」
お子さんの答えに対しては、「ふ~ん、難しそうだね。」などとつなげて、様子を探り、理解できたのかどうか察しましょう。「わかった?」ときいてしまうと、お子さんは、(わからなかった、と答えると面倒なことになりそう)とか(わからなければいけないはずなのに、わからなかった、とは答えられない)と考えてしまう可能性があります。

また、テストの後は、

「テスト頑張ったね、ご苦労様。」とねぎらってあげましょう。あとは、できるだけお子さんの顔を見て察してあげましょう。
「できた?」ときいてしまうと、お子さんは、(できなかったと答えると、何でできなかったの?とか責められることになりそう)と考えてしまい、あまりできていなくても「できた。」と答えてしまう可能性があります。そして、できたところだけアピールします。そういうものなのです。それより、まずはねぎらってあげて、それから、できるだけ早く、ふりかえりの機会を設けましょう。そして、できたところはほめてあげましょう。あとは、「惜しい問題あった?」くらいにして先に進みましょう。できた、と、できそうだったという気持ちは、勉強を続けていく力につながります。

宿題については、

「宿題終わったらおやつにしようか。」
など、宿題が終わった時に、軽くごほうび的な時間を設けることで、宿題に取り組む気持ちが増す可能性があります。
テレビやゲームなどあまりお子さんがひきつけられるものをごほうびにすると、いいかげんにやっつけてしまう可能性があるので、あくまで軽いごほうびにするのがおすすめです。

お子さんが答えやすい問いかけ方、より積極的な行動をおこしやすい問いかけ方を工夫していくことで、お子さんが、より勉強が進めやすくなることもある、ということを意識して、お子さんとのコミュニケーションを実りある豊かなものにしていただけるよう祈っております。