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投稿日:2012年05月02日

テーマ: 国語

ぬき出し問題

ぬき出し問題

「ぬき出しができなぁい!」という生徒さんはけっこういます。

「ぬき出しって記述だし、、、」という生徒さんもいます。

確かに、字を書いて答える問題ではあります。

とはいえ、「記述」がポイントになっている問題では全くありません。

ぬき出し問題は、何か書かなければいけないめんどうな問題、という認識をしているお子さんが意外に多いようなので、今回は、ぬき出し問題を題材にします。
まず、ぬき出し問題は、「探す」問題です。

文章の中から、求められた部分を探し出す問題なのです。

たとえば、「傍線部の内容をまとめたことばを、傍線部より後の部分から、16字でぬき出してはじめの5字を答えなさい。」という問題があったとします。

お子さんが苦労することになりそうな点をあげていくと、

1、何を探せばいいのか、を頭の中に描いていない可能性があること

設問の求めるものを頭の中で消化して、探すべきものは何か、をはっきりさせることがまず大切です。

設問を見るなり、いきなり文章中をあちこちながめ始めて、字数を数え始め、「何を探しているんだっけ?」とたずねると、「何だったっけ?」となってしまうタイプは、まず、何を探しているのかをはっきりさせられていない可能性があるのです。

この例でいえば、「傍線部の内容をまとめたことば」を探すわけです。傍線部の内容を確認して、「~~~」がまとめられているところを探す、という形で、狙いをしっかり定めてから探しましょう。

2、設問の指定や条件を読み落としている可能性があること

「ないよ、ないよ、どこにもないよ」という生徒さんに、「どこを探しているの?」とたずねると、「このへん、」と適当に指さすことがあります。

「そのへんを探す問題なの?設問には、傍線部より後の部分からぬき出しなさい、と書いてあったよね」というと、「あっ、そうだった」とあわてるタイプは、とにかく設問を最後まで読んで、指定、条件に印をつけるなどの作業を習慣化する必要があります。

「これっぽいけど、字数が合わない」という生徒さんに、「何文字でぬき出すんだっけ?」と確認すると、「15字!」と答えたりします。設問の指定・条件はとにかくしっかり確認しましょう。

そのほかにも、「はじめの5字」なのか「おわりの5字」なのか、「直前の5字」なのか「直後の5字」なのか、いろいろ読み落としや勘違いの可能性があります。

めんどうな指定や条件をしんぼう強くクリアしていくことも、入試で問われる力です。しっかり身につけていきましょう。

3、設問に出てきている手がかりを拾っていない可能性があること

「何をどう探せばいいのかわからないぃぃ、、、」という生徒さんには、「何か手がかりないかな?」と問いかけます。

原則として、ぬき出し問題には、探し出すための手がかりになる言葉・表現があります。

その手がかりに気づいて、手がかりをもとにして文章中を探しているかどうかで、見つかる可能性は格段に違ってきます。

手がかりになりそうな言葉を見つけることで、「その言葉」を文章中から探し出してその周辺を探す、という形に作業を取り組みやすくすることができます。
ぬき出し問題には、てぎわよく見つけるための手順があります。

何を、どこから、どのように探して、どのように答えればよいか、を確認しながら解く練習を積み重ねていきましょう。

短い読みやすい文章からのぬき出しから始めて、少しずつ、長い文章からの指定・条件が複雑なものに取り組んでいき、無理なく自信をつけていってください。