メニュー

投稿日:2023年03月07日

テーマ: 国語

入試直前までに国語力が伸びる土台を持っているか、今確かめておくべきこと

こんにちは、太田 陽光です。

 

2023年に行われた入試も終わりを告げました。
私が担当した中では、
第一志望に見事合格した受験生もいましたし、
悔しい思いをして6年後に結果を出そうと決意した受験生もいました。
私としては、悔しい思いをさせてしまったことが本当に申し訳なく、
せめて、今後の受験生に同じ思いをさせないために精進しようと気持ちを新たにしています。

 

そのような中で、これまで担当した受験生を改めて振り返り、
入試直前までに国語が伸びた生徒と、伸びなかった生徒の基礎部分のどこに違いがあったのかを、
考えてみました。

 

結論を先に述べますと、

(1)文章の大意がつかめているかどうか

(2)考えて読む習慣がついているかどうか

の二つが非常に大きいと考えています。

 

ここで言う大意をつかむとは
文章を読んだときに、
最初の部分にはどのような内容が書いてあり、その次ではどのような内容に変わった、最後はどのような内容だった、
という、いわゆる意味段落ごとの内容のおさえのこととします。
この大意をつかむことができるかを確認するために、
お子様に10行程度読ませた後に、どのような内容だったのかを聞いてみてください。
多少足りないところはあっても、だいたいの内容が言えていれば問題ありません。
ただし、もしここでつまずいていたら、大意をつかむ読みのトレーニングとして、上記の
お子様に文章を読ませた後に、どんな内容だったのかを聞くことを続けてください。
その際に、主語と述語「誰がどうした」「何がどうなった」を必ず入れることを意識させてください。
内容を明確に、そして正確にとらえることに役立ちます。

 

このトレーニングをすることで、文章の内容を考えて読む習慣がつきます。
文章はすらすらと読めるのに、文章の内容を聞いてみると、答えられないという生徒がかつていました。
これは、文章の字を目で追っているだけで、頭では理解しようとしていなかったのでは、と想像しています。
この原因ですが、
単純に語彙力がないから、とも言えるのですが、
語彙力は、今後文章問題を解く授業をたくさん受けることで、自然に身についてきます
もちろん、意識的に言葉を知ろうとするかしないかで、語彙の量に個人差は出てきますが、それでも確実に増えてきます。
私は語彙力よりはむしろ
内容を考えないで読む癖のついていることの方が、原因として大きいと考えています。
難しい言葉や意味を知らない言葉がたくさん出てきて、思考が一時停止したまま読むことはあります。
しかしそれでも、他にある意味のわかる言葉に反応したり、熟語の漢字の一つからどのような意味かを類推したりして読む習慣が、国語の問題を解くときには必須です。

 

この、考えて読む習慣をつけるために、もう一度繰り返します。
お子様に文章を読ませた後に、どんな内容だったのかを聞くトレーニングを行ってください。
これにより、入試直前までに国語力が伸びる土台を、今のうちに身につけることができます。

国語ドクター