最新記事 2021年08月12日

テーマ: 国語

抜き出し問題の解き方

今回は、抜き出し問題の解き方での盲点について、
受験生があまり注目していないヒントについて、書きます。

抜き出し問題で本文から答えを見つけるためには、まず問いや本文に書かれているヒントが必要です。
そして、そのヒントを意識して、本文を読んで探すことが大切です。

たとえば、次のような問題があったとします。

問 筆者の言いたいことは、どういうことですか。次の文の空欄にあてはまる言葉を、文章中から五字で抜き出して答えなさい。

人間は[   ]に頼っていること。

さて、この問題の答えを本文から探すとき、
みなさんは問いのどの言葉をヒントにするでしょうか。
おそらく「人間」や「頼って」をヒントにすることでしょう。
もちろんそれで正しいのですが、他にもヒントの言葉はあります。
それは、空欄の直後の「に」です。
「に」につながる言葉が答えになる。
つまり、答えは「名詞」で終わる
という発想を持って答えを探すのと、そうではないのとでは、
正解を見つける確率だけでなく、
見つける時間のかかり具合にも大きく差が出てきます。

別の問題をあげてみます。

問 筆者の言いたいことは、どういうことですか。次の文の空欄にあてはまる言葉を、文章中から五字で抜き出して答えなさい。

人間は[   ]ことに頼っていること。

この問題のときでは、どの言葉をヒントにすればよいでしょうか。
「人間」や「頼って」はもちろんですが、
空欄の直後の「こと」もヒントにすることができたでしょうか。
「こと」につながる言葉が答えになる
つまり、答えは「述語」で終わる
という発想をもって答えを探しに行くと、より効率的に答えが見つかります。

このような、
空欄の直後の言葉「に」や「こと」が本文にあり、
その直前の言葉が答えになるという問題が、
実際の入試問題や塾の模試で出題されています。

抜き出し問題がとても苦手という方には、空欄の直後の言葉に注目することもできるようにしましょう。

しかし、今あげたような、「に」や「こと」が直接のヒントにならない場合もあるので、書いておきます。
それは、主語と修飾語の入れ替えが行われた場合です。

たとえば
「人間は地球の資源に頼っている。」
と本文に書かれていたとします。
それを問題では

問 筆者の言いたいことは、どういうことですか。次の文の空欄にあてはまる言葉を、文章中から五字でぬき出して答えなさい。

人間に[   ]は頼られていること。

というように、主語を変えた文(この問題では、人間は→[   ]は)にすることがあります。

しかしこの場合は、「人間」や「頼られて」をヒントにすれば、答えが見つけられます。

結論。抜き出し問題では、問いのヒントをおさえて、それを意識して本文を探すことが大切なのです。
このことを考えて抜き出し問題にチャレンジしてみてください。