最新記事 2022年04月12日

テーマ: 算数

算数テストの受け方改革~②設問読み取り編

みなさんこんにちは。受験ドクターの久米です。
前回は算数テストにおける効率的な時間配分法をお伝えしました。
算数テストの受け方改革~①時間配分編

今回は算数テストのときの読み取りミスを防ぐ方法についてお伝えします。
例①「面積を出さなければいけないのに長さを出した」
例②「りんごの個数を聞かれているのにミカンの個数を答えた」
例③「約数を出す問題で倍数を出した」
上の①から③のミス、心当たりがある人も多いと思います。
これらのミス、実はそれぞれ別の原因によって起きるものです。
これをひとまとめにして、「問題をよく読もうね」で済ませてしまってはいけません。
それぞれのミスの解決方法をお伝えします。

まずは①についてです。
何を答えるのかを考えず、自分が答えたいものを答えている間違いです。
こういう間違いをするお子さんは、問題文をさっと「見て」いるだけで、
そもそも問題文の内容を「読んで」いないことが多いです。
ですから、まずは問題文を「ゆっくり読む」ことから始めるべきです。
「テストになると焦ってしまって…」「時間が足りないから…」といって
問題文の内容を読まずに間違ってしまっては本末転倒です。
算数の問題文は他の教科に比べればとても短いです。
ゆっくり読んでも早く読んでも、かかる時間はほとんど変わりません。
意味をつかむことを優先して、ゆっくり読みましょう。
人差し指で問題文をなぞりながら音読して読む
鉛筆のとがってない方で問題文をなぞりながら音読して読む
くらいのスピードがちょうどよいと思います。
また、①のような間違いを繰り返すお子さんは、
単位の感覚があやふやになっていることが多いです。
ノートに答えを書くとき、テストの解答欄に答えを書きこむとき、
単位が間違っていないかどうかを毎回確認する習慣をつけましょう。

次に②についてです。
解き方は合っているのに、答えるものを勘違いした間違いです。
こういう間違いが多いお子さんは、下の例のように、
問題文が求めている答えに線を引いてから解答を書きましょう
20220412_blog1

最後に③についてです。
これは問題文の細かな差異に気がついていないタイプの間違いです。
うっかりミスではなく、問題の理解ができていないということになります。

20220412_blog2
問題Aの場合は、18÷X=□あまり3 となるので、
Xは18-3=15の約数で3より大きい数です。
つまり5、15のどちらかとなりますが、「最も小さい」という条件からX=5です。
問題Bの場合は、X÷18=□あまり3 となるので、
Xは18×□+3となります。
□に入る最も小さい数は1…と考えがちですが、0を入れても成立します。
したがって、X=18×0+3=3 X=3です
18を割って3あまる整数X⇒Xは約数
18で割って3あまる整数X⇒Xは倍数
「を」「で」だけの違いで答えが全く別のものになってきます。
約数・倍数を逆にしてしまう人は、間違った問題だけを解くのではなく、
「約数の問題」と「倍数の問題」をいっぺんに解いて、
それぞれの問題文の違いを見つけましょう。

それではまた。受験ドクター、久米でした。