最新記事 2020年03月31日

テーマ: 理科

花の数字はこう覚える!

みなさんこんにちは。
受験ドクターの久米です。

理科の中でも物理や化学と違って、覚える事項が多いのが生物です。
その中でも花のつくりは覚える数字が多くて大変です。
そこで今回は中学受験における花のつくりの「原則と例外」を身につけ、
きっちり覚えられるようなお話をしたいと思います。

原則1 裸子植物は全て単性花で風媒花

まずは裸子植物(胚珠がむきだしの植物)を4つ覚えましょう。
スギ、マツ、ヒノキ、イチョウが代表的な裸子植物です。
裸子植物は全て単性花(雄花・雌花に分かれる植物)であり、
風媒花(風によって花粉が運ばれている花)です。

原則2 花ひとつにつきめしべは1本

通常は花ひとつにつきめしべは1本です。
例外は単性花です。
単性花は雄花と雌花、2種類の花があります。
雄花にはおしべだけがあり、めしべは存在しません。
雌花にはめしべだけがあり、おしべは存在しません。
代表的な単性花は裸子植物、ウリ科、トウモロコシです。
中学受験に出てくるそれ以外の植物はほぼ両性花です。
ウリ科の植物はヘチマ、カボチャ、キュウリ、ゴーヤ、ユウガオなど、
ふくらんだ実をもつものが多いです。
裸子植物の雌花にはめしべが多数、雄花にはおしべが多数あります

原則1と原則2から、花のめしべはふつうは1本、
裸子植物の雌花にはめしべが多数、
単性花の雄花にはめしべが0本と覚えましょう。

原則3 ふつう花びらは5枚

中学受験で出てくる植物は、花びら5枚の植物が多いです。
先ほど出たウリ科、キク科、ツツジ科、アサガオ(ヒルガオ科)、
サクラ(バラ科)、エンドウ(マメ科)などは全て5枚です。
例外1 アブラナ科は花びら4
4枚の花びらが十字状にならぶアブラナ科の花は十字花と呼ばれます。
アブラナ科の植物はアブラナ、キャベツ、ダイコン、ナズナなどです。
キャベツはアブラナ科の植物の葉が大きくなるように人間が改良したものです。
例外2 ユリ科は花びら3
ユリ科の植物は花びら3枚です。
花びらの外側にある3枚のがくと花びらが似ていて、
花びら6枚のように見えるのがユリ科の特徴です。

原則4 風媒花は花びら0枚

風媒花は昆虫や鳥を引き寄せず受粉するので、花びらがありません。
代表的な風媒花はイネ科、裸子植物です。
イネ科の植物の代表例は、
イネ、ムギ、トウモロコシ、ススキとエノコログサなどで、
穂が垂れ下がる特徴的な形をしています。

原則3と原則4から、
花びら3枚がユリ科、
花びら4枚がアブラナ科、
花びら0枚がイネ科と裸子植物。
それ以外の植物は花びら5と覚えましょう。

原則5 花びらの数とがくの数は同じ

ほとんどの植物で花びらの数とがくの数は同じです。
例外はタンポポ、ヒマワリなど、キク科の植物です。
キク科は小さな花がたくさん集まって
一つの花のように見える形をしています。
キク科のがくはタンポポのように綿毛となりますから、
がくの数は「多数」です。

原則6 離弁花はバラバラ・ナ・エンドウ

花びらがくっついている花を合弁花、
花びらが分かれる花を離弁花と呼びます。
中学入試で出てくる植物は合弁花が多いです。
離弁花3種類を覚えて、それ以外は合弁花と考えましょう。
離弁花は花がばらばらになるので、
バラバラ(バラ科)・ナ(アブラナ科)・エンドウ(マメ科)
と覚えましょう。

原則7 おしべは合弁花5本、離弁花は例外

花のつくりで一番覚えにくいのがおしべの数です。
合弁花のおしべの数は原則5本です。
合弁花はゴーゴー!(合弁花の花びら5枚、おしべ5本)と覚えましょう。
ただ、例外である離弁花(バラ科、アブラナ科、マメ科)の3種類も
よく出題されます。
例外1 バラ科のおしべは多数
例外2 アブラナ科のおしべは6
例外3 マメ科のおしべは10
離弁花、合弁花のおしべの数も覚えた、という人は
単子葉植物や裸子植物にも挑戦しましょう。
単子葉植物のおしべの数は3の倍数(ユリ科6、イネ6、トウモロコシ3)
裸子植物のおしべの数は多数あります。
以上のような原則を覚えた上で、この表を覚えてみましょう。

花の名前

分類

めしべ

おしべ

花びら

がく

スギ、マツ

裸子植物

雌花に多数

雄花に多数

0枚

0枚

トウモロコシ

単子葉類

イネ科

1本

3本

0枚

0枚

イネ

単子葉類

イネ科

1本

6本

0枚

0枚

ユリ

単子葉類

ユリ科

1本

6本

3枚

3枚

ヘチマ

双子葉類

ウリ科

雌花に1本

雄花に5本

合弁花

5枚

5枚

アサガオ

双子葉類

ヒルガオ科

1本

5本

合弁花

5枚

5枚

タンポポ

双子葉類

キク科

1本

5本

合弁花

5枚

多数

サクラ

双子葉類

バラ科

1本

多数

離弁花

5枚

5枚

アブラナ

双子葉類

アブラナ科

1本

6本

離弁花

4枚

4枚

エンドウ

双子葉類

マメ科

1本

10本

離弁花

5枚

5枚

 

今までとは見え方が変わってきて、暗記できそうな気がしてきませんか?

それではまた。
受験ドクター、久米でした。