最新記事 2022年07月25日

テーマ: 算数

受験算数のコツ!計算は適当でも何とかなる

みなさん、こんにちは。受験ドクターの亀井章三です。

今年の夏は暑いです。過去100年で1番の暑さなんて表現も。
でもこの表現毎年聞いているような。それだけ大変な暑さが続いて
いるということでしょうね。体調管理には気をつけてください。

ここまで何回か「計算力を身につける」という話をしてきました。
計算力は単に数字を暗記すれば良いものではなく、手を動かすことで
身についていくものです。

しかし、今回はある意味真逆の内容で、「きちんと計算しなくても何とかなる」
という話をしたいと思います。

突然ですが、私は「適当に進める」ことが好きなテキトー人間で、
杓子定規に解くよりもちょっと手を抜いて楽に結果を出すのが好きなんです。

比の文章題とかでも、「これは適当に数字決めちゃっても大丈夫!」
ということもしばしば。
仕入れ個数が決まってない?問題文のどこにも「個」って書いてないよね?
じゃあ100個にしちゃえばいいんじゃないの。

そんな適当解法の一つ「およそ計算法」を、あの灘中の入試問題にぶつけ
てみようと思います。
灘中の算数一日目大問1は、必ず計算問題が出題されます。
それも分数が出て、分母の数が大きくて、とにかく面倒な問題が。
これを2~3分で正解しないといけません。
試しにやってみましょう。

2021年入試問題
20220725_blog1

まずは普通に取り組んでみてください。(制限時間3分)

それでは「適当解法」で解いてみます。

19×11→約20×約10=約200  12+約200=約210
1/13+2/17→約1/10+約2/20=約0.2  約210×約0.2=約42
932/221=約930/200=約9.15  約9.15÷約42=約0.22
1 1/17=約1 1/20=約1.05  約1.05-約0.22=約0.83
となり、□/13は約0.83となります。

□=13×0.83=10.8 となるので、11かなぁと考えます。

これが適当解法です。
そんな適当なことでいいの?

ではきちっとした解答です。

12+19×11=12+209=221
1/13+2/17=17/(13×17)+26/(13×17)=43/221
221×43/221=43
932/221÷43=2021/221×1/43=47/221 
※2021=2025-4=(45×45)-(2×2)=(45+2)×(45-2)=47×43 です。
1 1/17-47/221 =18/17-47/221 =234/221-47/221=187/221=11/13 □=11

見事に正解しました。凄いです、適当解法。

もちろん、全ての計算を適当解法で解いてほしい、という訳ではなく、
きちんとした解法ができることがベストです。
その上で、見直しなどに「およその数」を用いた適当解法を利用すると
短時間でしっかり見直しすることができます。

きちんと真面目に「適当な解法」を使うと、解答時間短縮など良いことも
たくさんあります。ぜひお試しください。