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投稿日:2009年05月07日

テーマ: 算数

式は難しい方が計算は簡単

以前よりも、生徒たちの計算力が落ちているという印象があります。

式は立てられたのに、わざわざ面倒な計算をして、結局ミスをしてしまう。

原因は、式を途中で切ってしまうから。

 

たとえば、円やおうぎ形の絡む求積問題は、一気に長い式を立ててから、計算の工夫をして3.14の計算をできる限り後回しにした方が楽。

また、割り算と掛け算を別々にするより、一つの式にする(分数の掛け算にする)方が楽な場合もあります。

これは、単に計算の工夫というだけでなく、問題全体を俯瞰できているかどうか、割合の考え方が身に付いているかどうか、という思考力の問題でもあります。

逆にいえば、式を立てることで、考え方の理解につながるとも言える。

見た目が簡単な式の方がとっつきやすいかもしれませんが、

計算も楽になり、算数がわかってくる”難しい式”、挑戦してみてください。