最新記事 2021年02月04日

テーマ: その他

これから中学受験をされる皆様へ

みなさんこんにちは。受験ドクターの石田新一です。

「中学受験」はお子様にとって一生に一度の機会です。ぜひ成功で終わらせて欲しいと願っております。
中学受験に精通されている保護者様もおられると思いますが、僭越ながら私から中学受験までの留意点を何点かお伝えしたいと思います。
 

オーバーワークは禁物

受験まで勉強をし続けることは小学生の子供にとってはとても大変なことです。マラソンに例えると、途中で息切れしてしまって完走できなくなってしまっては、今までの努力がもったいないことになってしまいます。
ペース配分を考えて、日々の勉強を積み重ねていくことが重要です。
とは言え、計算練習、漢字の読み書きなどの「筋肉トレーニング」的なものは毎日行う必要があります。
お子様それぞれのキャパシティーに応じて勉強量、問題レベルを適正なものにしていくことが合格への近道です。

インプットとアウトプットを繰り返す

「うちの子、覚えたことをすぐ忘れてしまうんです。どうすれば良いでしょう?」というご相談をよく頂きます。
まずは「触れる頻度を上げる」ことです。そして覚えたことを「口に出して言う」、「書き出す」ことです。
要するに、インプットだけでは長期記憶に落とし込むことは難しいので、必ずアウトプットとセットにしてそれを繰り返すということです。これによって長期記憶として定着していくと思います。

読解力は全ての科目に必要

「読解力」とは?
文章に書かれている事柄を把握し、何を問われているのかを理解する力です。
算数の文章題、理科の実験問題、社会の記述問題など、全てにおいて必要な力となります。
私見ですが、まずは「語彙力」をつけることが第一、次に「読解力」が身に付き、それから「記述力」が備わるという順番だと思います。
「語彙力」を身につけるには日常の会話が大切だと思います。
保護者の方にお願いしたいことは、「お子様をできるだけ大人扱いしてください」ということです。要するに、大人の言葉でお子様と会話をして頂きたいということです。
もしお子様が知らない言葉が会話の中に出てきたら、かみ砕いて説明して頂ければと思います。
例えば、「堪能する」とは?「心ゆくまで十分に満足すること」など。語彙力が身につけば自然と文章の意味が理解できるようになり、文章の意味が理解できるようになれば自ら表現できるようになり、記述ができるようになると思います。

完璧を求めすぎない

入試は満点勝負ではありません。
学校によりますが、入試でのボーダーラインは60%~80%程度です。300点満点で180点~240点、20%程度は捨てて良いということです。
もちろん高得点で合格することが理想ではありますが、まずは合格ラインをクリアすることが最優先です。
そのためには「取りこぼしをしない」ことが鉄則です。
全体正答率が90%の問題で得点できなかったとしたら、全体正答率が10%の問題で得点しないと追いつきません。
易しい問題の5点も難問の5点も同じ5点です。拾うべき問題と捨てるべき問題の選別をしっかりとできるようにする必要があります。
日々の勉強でも同じことが言えると思います。全てのことをこなそうとするとパンクしてしまいます。
優先順位をつけて、やるべきことをこなして行き、できなかったことには目をつぶりながら前に進んでいくことが必要です。
やろうとしていたことが10個あったとして、そのうちの5個ができたとします。
できていない5個の方に目が行きがちですが、できた5個はプラスです。ぜひ、お子様の「できたところ」を認めて、褒めて頂きたいと思います。

色々な教材に手を出しすぎないこと

同じ問題を繰り返し解くことをお勧めします。
同じ問題でも2回目、3回目に解いたときに新たな「気づき」が得られます。
算数の問題は「答えを覚えているから意味がないのでは?」と思われるかもしれませんが、答えがわかっているからこそ、その問題の「解き筋」が見え、「解法」が身に付きます。「解き方」を身につけなければ数値変えの問題は解けません。
また、「解答の解説を熟読すること」もお勧めします。
特に理科と社会は解説の中に関連事項、派生事項が書かれているので繋がりをもって知識を覚えることができます。

過去問について

基本的にはお通いの塾の先生の指示があると思いますが、解き始める時期は夏期講習が終わってからが良いと思われます。
夏期講習で総復習を終え、ある程度の実力がついてからでないと点が取れずに焦ってしまいます。
第一志望と第二志望の学校は3~5年分を2回、それ以外でも受験する学校に関しては2年分は解く必要があります。
もちろん同じ問題は二度と出題されませんが、問題の難易度、分量、記述があるか?時間配分は?配点は?などなど、知っておかなければならないことがあります。
そして、その年度の合格者最低点と比較し、どの科目をあとどれくらい取れば合格できるのかを確認していくために過去問は絶対に必要です。
11月の段階で、合格者最低点から-20点前後であれば十分合格できると考えて良いと思います。
実施方法は色々とありますが、4科目通して実施が理想です。ただ、時間が取れなければ国社と算理、2日に分けて実施などでも良いと思います。
実施後の採点、解き直しはすぐに実施しましょう。2回目実施のときは、算国は試験時間を80%にし、理社は70%にするなど工夫してみても良いと思います。
 
以上となりますが、入試までの道のりをしっかりと走り抜くための参考にして頂ければ幸いです。
皆様の合格を願っております。最後まで頑張ってください!!