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投稿日:2010年03月30日

テーマ: 理科 / 社会

自家薬籠中の物

 春だというのに真冬にまいもどったような気温がつづいている今日この頃、今朝も起床して部屋の温度を見たら3度でした。。。春季講習の6年理社の少人数クラスは朝9時からの授業が多いのですが、子どもたちは雨にも負けず、風にも負けず、それから寒さにも負けず、眠さにも負けず、毎回元気に授業に来てくれます!!

 さて、春季講習では2月、3月に学習した単元のおさらいを中心に進めていますが、理科では水溶液の計算問題が苦手な子どもが多いようです。実は、水溶液の計算問題は、単に理科の知識が問われているだけでなく、算数あるいは国語の力をも必要とする総合問題なのです。

①水溶液の性質(金属反応・気体の発生・中和反応)の基礎知識

②図表やグラフを読み取る力

③比や相似といった算数の力

④長い問題文から使うべき「条件」を見つける(国語の)力

②③④のためには①の知識があることが大前提です。水溶液の計算問題が苦手だというひとは、まず、水溶液の性質の基礎知識の復習にじっくりとりくんでください。その上で、グラフや図表をながめてみれば、まるで3Dのように、使うべき「条件」が浮き上がって見えるようになります。反対にいえば、浮かび上がって見えるようになるまで水溶液の基礎知識を身につける必要があります。

 必要な知識とは、単に丸暗記しただけのものではなく、自由自在に使える知識のことです。まさに、「自家薬籠中の物」になるまで何度も反復学習しましょう。