最新記事 2012年07月25日

テーマ: 理科 / 社会

過冷却

冷蔵庫の冷凍室に飲み物を入れておいて、いざ飲もうと手に持ったら一瞬にして凍ってしまって結局飲めなかったという経験をしたことはないでしょうか?

これは「過冷却」という現象が原因です。

物質には液体が固体に変わる凝固点があります。

ところが、凝固点以下になっても固体にならず液体のままの状態であることがあります。

このような現象を「過冷却」といいます。

水の場合ですと、凝固点は0度ですが0度以下になっても氷にはならず水のままの状態である現象です。

 

実は、水が凍るには氷になる「きっかけ」が必要なのです。

氷になる「きっかけ」がないと、たとえ水温が0度以下になっても水は氷にはなりません。

このように0度以下に冷えすぎた水を「過冷却水」といいます。 

 

過冷却水を振ったり、氷の核になるようなものを中に入れるなど氷になる「きっかけ」を与えると過冷却水は一瞬にして凍ります。

過冷却が原因の自然現象はけっこういろいろあります。

ダイヤモンドダストや飛行機雲は、0度以下になった水蒸気が一瞬に氷結したものです。

また、フタを開けた瞬間に氷結する魔法のようなコカ・コーラも過冷却が原因です。

 

毎日ホントに暑いですね。

こんな日はキンキンに冷えたビールで乾いた喉を潤したいものです。

昼からビールを飲む人たちを「クールビズ」をもじって「ビールクズ」と呼ぶのだそうですが。

ただし、ビールを冷凍室で冷やすときにはくれぐれも過冷却にはご注意を。