最新記事 2020年12月15日

テーマ: 理科

入試直前の知識確認➀ サクラサク?

みなさんこんにちは。
理科・算数担当の橋本です。

タイトルにある「サクラサク」という言葉を1度は耳にしたことがあると思います。
大学入試の合格を報せるための電報の一文ですね。

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日本の文化と深くかかわるこのサクラ、もちろん入試問題として出題されることも多いです。

さて、みなさん植物の単元は得意でしょうか?
私は、・・・苦手です。
植物嫌いなそこの男子!気持ちはわかります。
何しろ覚えなければいけない植物が多い。
日本の植物をすべて覚える必要は無いですが、入試に関連する植物は100種を超えます。

4,5年生であれば植物図鑑を片手に自然公園に出かけてみるのもいいですが、
入試直前の6年生にそんな時間はありません。

と、いうわけで、最低限必要な日本の花の知識だけでも確認していきましょう。
最低限と言いつつ今回扱うサクラは、2021年入試での私のイチオシ植物です。
今回だけ詳しく、次回は広く浅く扱っていきます。

日本の花①「サクラ」

日本の国花として一般に知られているのは、100円玉のサクラと、50円玉のキクの2種です。
特にサクラは学校や公園などに植えられていることが多く、日本の春を代表する花となっています。
学習機会は少ないですが、最難関校を含む多くの学校で出題されています。

入試でおさえるべきポイント
・開花前線

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サクラは冬に気温が低くなった後、また上がりはじめるときに開花準備をします。
2月1日からの最高気温もしくは平均気温の合計で予想する方法が一般的なようです。
2020年は暖冬の影響で記録的な速さで開花しました。
つまり、時事問題として出題される可能性もあります。
イラストのように、気温の高い南の地域から開花し始め、だんだんと
北上していく「開花前線」は、同じ動きの「梅雨前線」とともに有名です。
開花情報を気象庁が発表するなんて、ものすごい特別扱いですよね。

・花のつくり

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特徴があるのは、おしべです。
花びらが5枚の花が多いように、おしべも5本の花がかなり多いのですが、
サクラのおしべの本数は「多数」。30~40本くらいのものが多いです。
また、花やつぼみの形、花が散った後に葉の出てくる位置なども図鑑などで確認しておきましょう。
葉になる芽と、花になる芽の形がまぎらわしいのですが、
花芽のほうが少しふっくらとしているのが特徴です。
枝のいちばん先にあるのは必ず葉芽です。
葉が出る前に花が咲くのも珍しいですよね。

 

・害虫
サクラにつく害虫は多種にわたりますが、外来種であるクビアカツヤカミキリ(カミキリムシ)やアメリカシロヒトリ(ガ)が話題にあがることがあります。
 
・バラ科

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バラ科の植物はリンゴ、モモ、ナシ、イチゴ、ウメ、アンズ、ビワなどの食べられるものが多いです。中には偽果(ぎか)とよばれるものをつくるものも多くあります。(リンゴ、ナシ、イチゴ、ビワなど)通常の果実は、子房がふくらんでできるものですが、偽果は「がく」のつけねにある「花托(かたく)」がふくらんでできます。
リンゴは偽果の部分を食べて、果実はほとんど捨てていますね。
 
 
長くなってしまいましたが、サクラについては以上です。
2021年の開花もかなり早い時期になる予想がでているそうですが、
受験生のみなさんは、もう一歩早いサクラサクを目指してあと少し頑張りましょう!

次回は入試直前知識確認②で、その他の植物を扱います。