最新記事 2020年04月30日

テーマ: 理科

6月の日食は成績アップのチャンス

 

みなさんこんにちは。

理科・算数担当の橋本です。

 

まだ1か月少々先の話ですが、6月21日(夏至)の夕方
部分日食 が日本で観測できます。

 

実は部分日食は2019年にも2度起きています。

皆既・金環日食とちがい、部分日食はあまり話題には上がりませんでした。

 

今回はそんな時事ニュース的なものではなく、

理科の学習の手助けとして、イベント時の親のかかわり方をお話ししたいと思います。

0430_hasimoto_1

 

 

日食の仕組みについての学習は、受験生ならば必須事項です。

しかし、仕組みを理解するまでにたどる道筋はいくつか考えられます。

① 塾で習った。② 自分から興味を持ち、図鑑などで知った。

③ 実際に観察した。

0430_hasimoto_2

 

この3つの道筋、どれが一番良いのでしょう?

 

どれも一長一短があり、私には正解は選べません。

あえて言うなら、①→②→③とすべて通ってほしい道です。

自分で調べるのはハードルが高いので、今日の目標は①→③とします。

 

それぞれの長所・短所は下のようになります。

 

① 塾での学習長所:入試問題に即対応できる。

短所:興味が無いとおぼえるのが大変。

 

③ 実際の観察長所:実際に体験したことは忘れない。

短所:理屈をともなわないので、入試に応用がきかない。

 

 

対照的な長所・短所になっていますよね。

 

「じゃあ塾で習ってから観察すればいいの?」

 

と、いうわけではありません。

 

順番などはむしろどうでもよく、

観察時の工夫で①と③の相乗効果を発揮させなければいけません。

 

ポイントをひとことで言うと「親の努力」です。

こう言うと後ずさってしまう人もいるかと思いますが、実際簡単ではありません。

具体的には声がけ・疑問を提起することなのですが、

例えば、

 

発問1:「太陽は左右どちらから欠けた?」→①実際の観察

発問2:「なんで右から欠けるの?」→③塾での学習

 

発問1がクリアできれば、理科が苦手な子でも選択問題での確実な得点源になります。

発問2までクリアできるようであれば、難しい記述問題にも対応できるでしょう。

 

他にもいろいろな発問が考えられます。

「日食はなんで太陽が見えなくなるの?」

「じゃあ月食は?」

「日食のときは新月だけど、新月の時に毎回日食が起こらないのは何で?」

「南のほうでは皆既日食が見られるのに、日本が部分日食なのは何で?」 などなど。

夏至の日の夕方なので、太陽の方角や影の長さなど合わせて発問するとなお良いです。

 

発問の内容しだいで現状の理解度の確認・定着の手助けをすることができますし、

新たな疑問点を生ませて発展的な理解につなげることもできます。

 

このような疑問を投げかけるためには

普段から子どもの解いている問題を見ておく必要があります。

 

大変な勉強量になってしまいますが、子供ひとりで観察しても効果は期待できません。

親や友達が興味を持たないものに、普通の子供は興味を持ちません。

 

疑問を投げかけるのは親の仕事。疑問を解決するのは塾講師の仕事です。

「わからなかったら先生に聞いておいで」と言っていただけるとスムーズにすすみます。

 

 

長々と上から目線で書いてしまいましたが、

せっかく日曜日にある天体イベントです。ぜひ家族で楽しみましょう。

 

 

日食グラスを用いる場合は、オペラグラスのような拡大して見えるものがおすすめです。

日食以外の日にも。太陽の黒点やプロミネンスが観察できるかもしれません。

 

※太陽は絶対に肉眼で見ないよう注意を払ってあげてください。