最新記事 2020年03月27日

テーマ: 理科

理科記述で点をとる!②

みなさんこんにちは。
理科・算数担当の橋本です。

前回に引き続き、理科記述の対策を扱います。
続きの記述のコツ その④は6年生の夏以降にならないとなかなか役立たないかもしれません。
その後の記述を意識した学習法は今からでもぜひ参考にしてください。

その④ 対比を書く

問1 地球温暖化がすすむと海面が上昇するのはなぜか?
答⇒南極の氷が溶けて、海水の量が増えるから。

これはそのまま理由を答えるだけの問題ですね。
では、次の問題はどうでしょう。

問2 海面上昇の原因として、北極よりも南極の氷が問題になるのはなぜか?

この問題、見てわかるように「北極の氷」と「南極の氷」が対比の関係になっています。
当然この2つを比較して答えなければいけません。
しかし記述が苦手な子は、「南極の氷が溶けると海水が増えるから」とだけ答えてしまいます。
正しくは「北極の氷は浮いているので溶けても水位は上がらないが、南極の氷は陸上にあるので溶けると水位が上がる原因になるから。」が答えです。

理屈は理解していても、対比の形式で答えられないことで減点されてしまいます。

このように比較して記述させるのは、一部の中学校だけではあります。
しかし理科の考察は対照実験が基本!
記述に限らず、何かと比較して違いを考えるという発想は問題を解く上で必須です。
「○○は××だが、□□は△△である」と対比させる考え方を身につけましょう。

記述に強くなる勉強法

理科の学習は知識ありきなので、普段はあまり記述を意識しません。後回しです。
これはある意味で正解だと思います。
記述だけを鍛えてもテストの点数を大きく上げることはできないからです。
志望校の過去問で記述問題がほとんど出ていなければ、なおさら必要がなくなります。

しかしここで問題となる可能性があるのは、記述が書けない場合の原因です。
テスト後に「めんどくさかったから」「時間が足りなかったから」などの言い訳をよくききます。

この言い訳、本当にその通り受け取って良いのでしょうか。
(これはこれで問題アリなのですが・・・)
記述が書けない本当の原因こそ、知識不足にあると私は考えます。

① 知識を覚える ⇒ ② 原理を理解する ⇒③ 問題に答えられるようになる

この3つのステップのうち、①・②に穴があれば正解にたどり着くことは不可能です。
記述問題・選択問題・穴埋め問題、どの出題形式でもそれは同様です。

その穴を発見・埋めるための基本的な勉強法を2つだけご紹介します。

勉強法その① 逆引き一問一答

その名の通り、一問一答の問題集を逆順で使います。
例えば、「葉で作った養分を送るための管を何と言いますか。」⇒師管
この問題を「師管とは何ですか。」に変えて答えさせてみてください。
単語だけでなく原理を理解しているか確認するにはもってこいです。
数値で出題しても面白いです。「27.3って?」⇒月の自転・公転周期

慣れれば自分ひとりでもできる勉強法なので、今から習慣づけたいですね。

勉強法その② 模範解答丸暗記

問題集やテストで間違えたとき、どんな復習をしているでしょうか。
もう一度解いてみる、教科書を見なおすなど、勉強法は様々あると思います。
記述に関しては、答えの丸暗記が実は有効です。
計算などは得意でも、自分で文章を書くとなるとなかなか進まないという子も多いです。
そこでまずは出題頻度の高い記述文をそのまま暗記してしまいましょう。
解説に書いてある模範解答であれば、丸暗記する価値のある文章になっているはずです。
ある程度覚えていくと、頻出パターンがあることに気づきます。

理科記述1

この例のように、別々の問題のようで着眼点が同じものが存在します。
ひとつ覚えてしまえば文章を自分で組み立てる必要がなくなりますよね。
文章のパターンを覚えてそれを真似していくことが記述対策の大事な一歩です。

いかがだったでしょうか。
理科の学習において記述攻略は決して最優先ではありません。
しかし得点源のひとつとして、あるいは理解度の確認のため練習して損はないはずです。