最新記事 2018年09月06日

テーマ: 国語

日本語の基本?文の組み立てを復習しよう!

こんにちは! 受験ドクター国語科の佐伯 美和です。
今回は、苦手な方も多い「文法」のお話です。

中学受験国語文法

まずは基本の基本、「主語と述語」について。
さっそくですが、次の文の主語と述語をそれぞれ選んでみてください。

中学受験国語文法2

いかがでしょうか。
どのように主語と述語を探しましたか?
それでは、答え合わせです!

◆解答◆
主語……私も   述語……思う

合っていましたか?
もし間違えてしまった方がいるとすれば、
主語を「明日は」「母が」にしてしまったのではないでしょうか。
その一方で、述語はほとんどの人が正解できたと思います。
では、どうすれば確実に「私も」を選べるのでしょうか
やり方をお伝えします!

【主語・述語の解き方】
①まず、述語を見つける!
「どうする」「どんなだ」「何だ」の三種類がありますが、倒置法や省略の使われている文でなければ、
つまりほとんどの場合は文末にあるので、見つけるのがとても簡単です。

②述語について、「誰が? 何が?」と考えよう!
述語からさかのぼって考えるという方法です。
今回であれば「思う」が述語ですから、
「誰が思った?」と考えれば答えは、明日でも母でもなく私であることが一目瞭然です!

次に、「修飾語と被修飾語」です。こちらの方が苦手な方が多いかもしれません。

ではさっそく例題です!

中学受験国語文法3

※「とってある」は本来二文節ですが、今回は簡単にするために連文節として繋げています。

三箇所の修飾語(由香から、白い、今でも)が、どこを修飾(説明)しているものかを考えたいと思います。

まずは一旦、ご自身で考えてみてくださいね!

◆解答◆
由香から……もらった
白い……リボンの
今でも……とってある

全部できましたか?

ではここからは解説です!

【修飾語・被修飾語の解き方】
①修飾語は必ず、自分より下の言葉を修飾する!
お父様お母様からすると「えっ、当たり前じゃない!?」と思われるかもしれませんが、
小学生のお子様ですとこれ、きちんと知識としては知らなかったりするのです。
よく言われるのは、「どんどん下へずらしていって、意味がきちんと通じるギリギリ」なんて表現ですね。
パッと答えが見つかれば必要ないのですが、わからなかった場合にはこれを使って解くことになります。
下から上には修飾不可! 覚えておいていただきたいと思います。

②修飾語には、連体修飾語と連用修飾語がある!
連体修飾語=体言=名詞(ものの名前)を詳しくするもの、
連用修飾語=用言(動詞、形容詞、形容動詞…単独で述語になれるもの)を詳しくするもの
修飾語の中には、品詞・活用形によってこのどちらなのかを見分けられるものがあります。

例えば
「小さな」→小さな家、小さな花、小さなおべんとうばこ…例文を考えると、必ずうしろは名詞になります。
「小さな」は連体詞→連体修飾語を作っています。
「小さく」→小さくなる、小さくする、小さくおさまる……例文を考えると、後ろは用言になります。
形容詞「小さい」の連用形→連用修飾語を作っています。
品詞名を覚えるというよりは、例文を考えてヒントにするといった利用法でしょうか。

では実際に「由香から」の被修飾語を探してみましょう。
由香から…
①これより下である=全部!
②続きを考えてみる 由香から〇〇さんへ 由香から話しかけられる 連体・連用どちらもありえそうです。

それでは、順番にずらしていってみましょう。

由香から もらった 白い リボンの ついた 麦わら帽子は 今でも 部屋に とってある。
もらった 由香から 白い リボンの ついた 麦わら帽子は 今でも 部屋に とってある。

……すでにおかしいですが、残念ながらこれはこの後、どこまでやってもおかしなままです。
ということで、最初の位置から動かせませんので、
「由香から」は「もらった」を修飾していると考えることができます。

お次の「白い」も考えてみましょう。

由香から もらった 白い [リボン]の ついた 麦わら帽子は 今でも 部屋に とってある。
由香から もらった リボンの 白い ついた 麦わら帽子は 今でも 部屋に とってある。
由香から もらった リボンの ついた 白い [麦わら帽子]は 今でも 部屋に とってある。
由香から もらった リボンの ついた 麦わら帽子は 白い 今でも 部屋に とってある。
由香から もらった リボンの ついた 麦わら帽子は 今でも 白い [部屋]に とってある。

今回は、途中に何度か「日本語としてはおかしくない」ものが出てきています。
しかし、要注意です! 最初の文と意味が変わってしまってはいけません。
となるとおかしくならないギリギリのところで、「白い」は「リボンの」を修飾していると考えましょう

最後の「今でも」は、大丈夫ですね?
下にひとつしかありませんので、「とってある」を修飾しているのです!

今回はごく基本的な内容のおさらいをしてみました。いかがでしたか?
また折を見て、文法について記事にしたいと思っておりますので、
文法を好きになりたいという素敵な方は、ぜひまたお読みくださいね!
少しでも学習のお役に立てれば幸いです。それではまた♪