最新記事 2017年06月09日

テーマ: 算数

仕組みを理解してから使う

みなさんこんにちは、
受験ドクターの桑田陽一です。

6月上旬、そろそろ梅雨入りの時期ですね。
関東地方の、平年の梅雨入りは6月8日ごろだそうです。
この記事を書いている時点では、実際にこれがアップされて読んでいただいているときに、既に梅雨入りしているのかどうか分からないのですが、いずれにしても、ジメジメした季節になってきているころかと思います。

外での時間が取りにくい分、勉強にはうってつけの季節とも言えますね。
気分は湿りがちですが、日々の勉強は変わらず頑張っていきましょう。

さて、突然ですが、みなさんは、三輪車が進む仕組みって理解しているでしょうか。

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特に、引っかけを意図した質問ではありません…。
おそらく、「理解している!」と思う人がほとんどでしょう。

前輪についているペダルを踏むことで、前輪に直接力がかかって回転し、三輪車全体が前に進むようになっています。
観察したり、触ってみたりすることで、「ああ、こういう仕組みで進むんだな」と無理なく実感できる乗り物だと思います。

では、自転車はどうでしょうか?

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チェーンがある分だけ、三輪車よりも複雑になってはいますが、おそらく、こちらも全体の仕組みを大まかに理解するのはそれほど難しくないでしょう。

ちょっと自信が無いと思った人がいたら、自転車を観察してみましょう。

ペダルはサドルの下についていますね。
ペダルを踏むと、ギアについたチェーンによってその力が後輪に伝わり、後輪が回ることで自転車が進むようになっていることが分かると思います。

ただ、細かいところまで目をやってみると…。

「ブレーキレバーを握るとどうして止まるのか?」とか、
「ギアチェンジの仕組みはどうなっているのか?」とか、
ぱっと見ただけではわかりにくく、念入りに観察したり、
書物などで調べたりしないと、本当の意味で理解した!
とはいいにくいような部分もありますね。

ちょっと乗るだけなら良いのですが、
より速く進みたい!とか、
ちょっと調子が悪くなってきたので直したい!
とか思ったときには、細かい仕組みも勉強して理解しておく必要があるでしょう。

それでは、自動車はどうでしょう。

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三輪車や自転車と違って、自動車の中ではずいぶん複雑なことが起こっていそうですね。
そもそも、受験生のみなさんは運転したことがないでしょうから、仕組みを想像すること自体難しいかもしれません…。

運転席の下にあるアクセルを踏むと、タイヤが回って進むんだよ!ということは知っているでしょう。

では、なぜアクセルを踏むとタイヤが回るのか。
ガソリンを燃やして得られたエネルギーでエンジンが動くんですよね。

では、そのエンジンの細かい仕組みは?
ハンドルを回すとタイヤが左右に動く仕組みは?


などなど、自動車の中で何がどうなって動いているのか、細かい仕組みを隅から隅まで分かっている人はなかなかいません。

そういう私も、運転免許は持っていて、理科講師でもあるわけですが、自動車の細かい仕組みを分かっているとはとても言えません。

普段の生活で必要なときに運転はできても、カーレーサーや修理屋さんにはなれませんね…。

乗り物に限らず、世の中の道具には、仕組みを理解することで、より幅広く有効な使い方が出来るようになるものがたくさんあります。

えー、いろいろとお話ししましたが、実は今回も算数の話です。

いいたいことは、
「算数の解法は、仕組みを理解してから使うようにしましょう」
ということ。

算数の問題を解くときに使う、解法の1つ1つは正解へと連れて行ってくれる乗り物のようなものと言えるかもしれません。通常、デイリーサポートや予習シリーズなど、テキストの例題を通して学習していきますね。

解法を覚えれば、とりあえず典型的な問題は解けるようになりますが、仕組みまで理解することで、より多くの問題に適用できたり、深みが増したりします。

前置きがずいぶん長くなりました…。

そんなわけで、今回は、「仕組みを理解してから解こう」の予告編。
次回から、もう少し具体的な問題を使ってお話ししますね。