最新記事 2016年07月27日

テーマ: 国語

「ウチの子、解くのが遅いんです!」中学受験国語のはじめ相談室(時間編)

みなさん、こんにちわ。

受験ドクターで国語と社会を教えている海藤 一です。

 

節気上では「大暑」となり、

暑い日が続いていますね。

今年の夏は例年以上に暑いですが、

皆様の夏はもっと熱いものでしょう。

中学受験 国語 ひまわり

「ウチの子、国語を解くのが遅くて…」

「テストで空欄を作ってきてしまって…」

「記述問題をすべて空白にしちゃって…」」

「言葉を全然知らないので…」

「いくらきちんと読めと言っても聞いてくれなくて…」

「漢字や言葉をきちんと覚えられなくて…」

あつい気持ちもふと冷めてしまうような国語の悩みの数々。

 

「暑さ寒さは彼岸まで。」といいます。

熱さは受験までほしいところですが、

寒さは彼岸までくらいにはしたいものです。

 

このたび国語でお悩みの方の

解決の糸口に少しでもなればと思い、

「はじめの国語相談室」を開きました。

中学受験国語 家族会議

国語の学習相談を受ける中で

特に多いものを取り上げて、

その解決法を考えていきます。

 

今回は国語の問題を解くのが遅いお子さん。

「急かしてください」と塾の方からアドバイスを受け、

「もっと手を動かして」と親からアドバイスしても、

なかなか改善しない我が子…

 

でもお子さんはなぜ改善できないのでしょうか?

 

<求められる「練習」と「コツ」>

 

先ほどの問いに対して、

私はいつもこう考えています。

「練習」が足りないからだ、と。

そしてその「練習」の「コツ」を知らないからだ、と。

 

むしろお子さんが出来ないことのほぼ全てのことが

「練習」が不足しているからだ、と考えています。

これは音楽でもスポーツでも何にでも言えることだと思います。

それと同時にただ闇雲に「練習」することにも疑問を感じています。

 

「コツ」とは何かを習得して、理解するために

頭の中に言語化されて作られるものです。

ボールを蹴るときに意識すること、ピアノを弾くときに意識することは

言語化されて自分のものになるのです。

 

そして「練習」は普段からやるべきです。

最終的には自分でやれるようになれば良いですが、

最初は親御様についてもらうのがよいでしょう。

 

今から教えることは一例ですが、

ここに示す「コツ」を生かして「練習」してもらえれば、

【遅い】ということが改善されるかもしれません。

 

 

<マイナス5分の時間設定>

 

では、具体例を用いて説明しましょう。

 

まずテキストを広げ、宿題を始めようとしますね。

ここで時間設定!!

「この文章、問題は15分で解く」などと先に決めてしまうのです。

中学受験国語 タイマー

「何分で解く」という指示がある場合にはしなくても構いません。

時間設定の目安としては、

「この問題何分でとけると思う?」と質問してください。

その時間の【マイナス5分】の時間でやらせてみてください。

 

自分がこの位かかるだろうと思った時間の

【マイナス5分】くらいでやると、良いトレーニングになります。

 

そして本文を読み始める前に、タイマーのスイッチを押します。

「じゃあ、解いてごらん。」お子さんはきっと急いで本文を読み始めるでしょう。

だって【マイナス5分】で解くわけですから。

 

…生徒は残り時間が気になりだします。

「今、何分?」答えてあげてください。

「これ、どういう意味?」…無視してください。

 

問題を解いている際に、

時間を気にすることは素晴らしいことです。

 

でも、言葉の意味や問題の意味は

本番中は誰も教えてくれません。

特に優しい親御さんは少し我慢していただいて…。

 

もし指示するとしたら、

「分からなかった言葉には、蛍光ペンで線を引きなさい。」

「分からなかった問題には、チェックを入れておきなさい。」

で良いでしょう。

 

これで後から言葉は調べることができますし、

学習に時間をかけなければいけない、

そんな部分もはっきりするはずです。

 

<時間と闘い続ける>

さて、タイマーが鳴りました。

私の予想ですが(完全な私見です笑)、

記述問題の答えは埋まっていないと思います!

(記述問題の件についてはまた今度お話しします…)

 

問題の終了時間ですが、本人に聞いてください。

「もうちょっと時間があれば解ける?」と。

 

「いらない!」と言われれば、答え合わせを始めて下さい。

「いる」と言われれば、もう5分与えても大丈夫です。

そう、先ほどの【5分】です

 

もしその【5分】で解き終われば、

お子さんの時間設定の感覚は悪くありません。

解くのがはやいか遅いかはともかくですが。

 

普段から試験時間内に解き終わらないお子さんの多くは

きっと上手くいかないでしょう。

ここで怒る必要はありません。

だから「練習」していくのです。

 

常に決められた時間の中で解く。

この意識を持ったうえで「練習」することがとても重要です。

 

この時間と闘い続ける習慣が、

最終的に時間内で解けるようになることに

つながってくるのです。

中学受験国語 ヒカリ

お悩みの方は

是非一度やってみてください!

少しでもお助けになればと思っています。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

では、また次回お会いしましょう。