2020 東京都市大学等々力中学|学校説明会レポート



東京都市大学等々力中学校学校説明会レポート(2020年7月3日)


本日はオンラインで行われた東京都市大学等々力中学校の学校説明会を、受験ドクター 成城学園校校長の大木講師がご紹介いたします。

校名変更後の5カ年ごとの取り組みで構築した学習システム
が効果的に機能し、その結果として急激な大学合格実績の伸長につながっている。
ノブレス・オブリージュの教育理念。

等々力駅まで 東急大井町線「等々力駅」下車徒歩10分
渋谷から約20分
川崎から約30分
町田から約40分
大井町から約20分
東京から約35分
横浜から約30分
あざみ野から約15分
※乗り換え時間含まず

●路線バス
・黒02系統 (目黒駅-二子玉川) 都市大等々力キャンパス前 下車
・渋82系統 (渋谷-等々力) 玉川警察署前 下車
・等11系統 (等々力-祖師谷折返所) 玉川警察署前 下車
・等12系統 (等々力-成城学園前) 玉川警察署前 下車
・東98系統 (東京駅-等々力操車場) 都市大等々力キャンパス東 下車

2020年7月3日に行われた東京都市大学等々力中学校の説明会での内容をまとめました。
この内容についてのご質問は東京都市大学等々力中学校ではなく、受験ドクターまでお願いします。
©東京都市大学等々力中学校

プログラム

校長ご挨拶

原田豊校長より、東京都市大学等々力中学校の教育に関するお話がありました。
その中から一部を紹介いたします。

教育について

2009年に校名変更
2010共学化
2010-2015第一次等々力改革
自学自習力基礎基本
システム、環境、教員の熱意
①システム
徹底するための具体的システム=システム4A(テスト→分析→課題→学習の学習サイクル)とTQノート(成績管理ノート)を活用。実績を上げている。
②環境
フロアの中央に職員室を配置、生徒の学習状況が良く目に入るような教室レイアウトにしている。
自習室、休憩スペース、廊下の質問スペース(学生チューターが待機)

2016-2020第二次等々力改革
ICT化 アクティブラーニング
特色づくり
理科 年間100の実験
英語音読学習プログラム
道徳教科書作成
読書指導

模擬国連、ボランティア活動など、学校の外にも活動の域を広げている

今年の等々力

システムZ(ゼータ)の導入
何をいつまでに、を入力するとAIがプログラムを作成、提示してくれる
英検での実績向上を目指す

進学実績の飛躍的な伸長
これについて、本校を取り上げないメディアはない。

Noblesse obligeの精神
「自由と規律」

学習システムについて

新学習システム検討委員の飯田先生より国語の学習システム「システムZ(ゼータ)」についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

学習システム「システムZ(ゼータ)」について

本校、リクルート、モノグサ(という会社)の共同開発
学習支援アプリ

朝学習が小テストからアプリの自主学習に、
放課後の補修が学習コーチによるコーチングに変わる

中学入試結果

二瓶教頭より中学入試結果についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

中学入試結果

受験者実数が去年より+75であったが、受験者数は去年とほぼ同じ(+2)であった。
1人当たりの重複回数が減っている。本校の難易度が上がって受験校を分散した結果
と考えられる。
四谷の予想偏差値、S特選、特選とも1~2ポイント上昇している。
合格最低点、s特選1,2回、特選1,2回とも総じて昨年度を10点以上上回っている。
受験者のレベルが上がっているためと考えている。
2/1S特選,2/3S特選→特選へのスライド合格あり。
2/3の特選→S特選へのライド合格あり。

ICT教育について

ICT推進委員の児玉先生よりICT教育についてお話がありました。
そのなかから一部を抜粋して紹介します。

ICT教育

2015年の電子黒板を皮切りに、段階的に導入してきた。
iPadを道具として考えている。紙には紙の良さがあるので、iPadは道具の一つとしてとらえている。
現在は全学年1人1台iPad支給。

休校期間中の活用事例紹介

学習動画、課題配信、提出、オンライン授業、オンライン面談、オンライン保護者会
Microsoft Teamsを利用してオンライン活動を行った。
Zoomは脆弱性やフィルタリングなどの関係で導入せず。
オリジナルの映像授業を作り、Youtubeで配信。プラットフォームとしての安定感、限定公開で視聴制限できる。
教員、生徒ともiPadを使い慣れていることもあり、学びを止めずに危機に対応することができた。

学校訪問を終えて

ICT教育の充実は、早くから進んでいるようで、自宅学習期間のオンライン授業などの映像からも、
教員の方々が扱いに馴れていることが見て取れます。
学習システムに関しても目標に向かって真っすぐ学習が進められるように、企業とともに開発するなど、合理性の高いものに仕上がっています。
学校に何を求めるかによって意見は分かれるところですが、時流に乗った工学系大学付属校らしい特色を打ち出すことに成功していると言えます。
2015年に中高一貫の一期生が卒業した年から飛躍的に大学合格実績が伸び、2020年は
卒業生数172名に対し国公立大学に40名という合格実績をあげています。
ここ数年の難度上昇を考えると、今後どこまで伸びるのか目が離せない状況が続くでしょう。